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【EDH】食事を終わらせる者、ジンジャー卿

はじめに

この記事は自分自身のデッキの構築内容を言語化し、足りない部分を明確にしながら今後のアップデートを行うためのものです。
ですが、これを読んでいただいた方が、「エルドラージじゃなくても無色統率者おもしろそうじゃん!」と思っていただければ幸いです。

スロットマシーンというデッキをご存知か?

かつてモダンにはこんなデッキがあった。
『類似の金床』を置いてから0マナになった『彩色の星』『テラリオン』『胆液の水源』などでドローを進め、『マイアの回収者』2枚と『研磨基地』の2枚、または『屑鉄さらい』と『研磨基地』とその他のアーティファクトを絡めてLOを狙うというデッキである。
何でスロットマシーンなんて名前が付いたのかは調べてもよく分かっていないが、サクられるアーティファクトを投入するコインに、『研磨基地』のタップをリールを回すレバーに、相手のデッキから落とされるカードをコインに見立てて、コインを入れてレバーを引いてコインをジャラジャラ吐き出させることから来たのではないかと勝手に推測している。
こういった、様々なカードがガチャガチャと繋がっていくデッキが大好きで、統率者でもこんなデッキを組みたいと考えていた。
そんな折、エルドレインの森で彼女が現れた。

ジンジャー卿との出会い

エルドレイン。アーサー王物語と各種童話をテーマにした次元であり、それらのお話が大好きな自分は、エルドレインの王権のときにも2箱分くらいパックを買うくらいに興奮していた。いまだにモダンで『フェイに呪われた王、コルヴォルド』を使い続けているし、統率者でも彼のデッキを使い続けている。いつかここで出ているカードが元ネタの紹介をしたいと考えている。
閑話休題。そんなエルドレインが再度フィーチャーされた弾がエルドレインの森だった。そこに、求めているカードがやってきた

食事を終わらせるもの、ジンジャー卿
伝説のアーティファクト クリーチャー — 食物(Food) 騎士(Knight)

対戦相手がプレインズウォーカーをコントロールしているかぎり、食事を終わらせるもの、ジンジャー卿はトランプルと呪禁と速攻を持つ。
あなたがコントロールしていてこれでないアーティファクト1つが戦場から墓地に置かれるたび、食事を終わらせるもの、ジンジャー卿の上に+1/+1カウンター1個を置く。その後、占術1を行う。
(2),(T),食事を終わらせるもの、ジンジャー卿を生け贄に捧げる:あなたはこれのパワーに等しい点数のライフを得る。

エルドレインの王権で彼氏を食われたジンジャークッキーが、怒りと共に帰ってきた!

ガラクに恋人を食われた恨みからか、プレインズウォーカーへの激しい憎しみを感じる能力と食物の共通効果であるサクって回復する効果を持っているが、重要なのはそこではない。

あなたがコントロールしていてこれでないアーティファクト1つが戦場から墓地に置かれるたび、食事を終わらせるもの、ジンジャー卿の上に+1/+1カウンター1個を置く。その後、占術1を行う。

これを見た瞬間に私の頭の中に『荒廃鋼の巨像』が語り掛けてきた。
(これ、統率者でスロットマシーンに似たようなことが出来るのでは?)

というわけでこの能力活用したデッキを作ることにしたのだ。

アーティファクトをガチャガチャしよう!

スロットマシーンというデッキはとにかくコストを下げた後ドローが出来るアーティファクトを連打する必要がある。
しかしながら、統率者は100枚、それもカードは基本的にピン刺ししかできない。そんな状況ではスロットマシーンだけで勝つには無謀である。
ならばどうするか。というわけで、単純にデッキの中のコンボの種類を増やすことにした。具体的には以下だ。

  1. 『ブライトハースの指輪』+『玄武岩のモノリス』による無限マナと無限マナの注ぎ込み先の『歩行バリスタ』や『威圧の杖』

  2. 『ブライトハースの指輪』+『さびれた寺院』+『焦土』等の4マナ以上出る土地による無限マナと無限マナの注ぎ込み先の『歩行バリスタ』や『威圧の杖』

  3. 6マナ以上出せる『金属細工師』と『威圧の杖』による無限マナと無限ライフとデッキ引ききり

  4. 『研磨基地』+『マイアの回収者』や『屑鉄さらい』、『遺跡の回収者』を用いた無限切削

  5. 『食事を終わらせるもの、ジンジャー卿』+『活性機構』+『クラーク族の鉄工所』or『アシュノッドの供儀台』による無限マナ・無限トークン・無限占術

  6. 『類似の金床』や『雲の鍵』などのアーティファクトの唱えるコストを下げるパーマネント+『師範の占い独楽』+『神秘の炉』によるデッキ引ききり

ざっと上げただけで以上のことが行える。
また、上記を行っている際に『食事を終わらせるもの、ジンジャー卿』が居ればアーティファクトが墓地に落ちる度に占術と+1/+1カウンターが乗る。
殴れば統率者ダメージで倒せるし、サクればその分回復が出来る。大量回復すれば、デッキに忍ばせた『霊気貯蔵器』で50点ビームを飛ばせる他、先に『霊気貯蔵器』が出ていれば、スロットマシーンの回しをしているときに得たストームで体力回復も行える。
デッキのその他の枠には、軽くてキャントリップやサクったときにドローなどの能力を持ったアーティファクトかマナファクトかマナファクトを起こすアンタップファクトが入っているため、ドローを加速してさらに大きなマナにつなげるという動きが基本となる。
とにかくファクトを並べて、サクって、パーツを集めて勝利を目指す!
これがこのデッキの全てである。

結局勝ち手段は何なの?

現状認識している勝ち手段は以下である。

  1. 『研磨基地』によるLO

  2. 無限マナを注ぎ込んだ『歩行バリスタ』によるダメージ射出(『アガサの大釜』で追放すればジンジャー卿などのカウンターが乗るキャラでも可能になる)

  3. 無限ライフを用いた『霊気貯蔵器』による50点ビーム連射

  4. パワーの上がった『食事を終わらせるもの、ジンジャー卿』でのパンチ

  5. ジンジャー卿コンボを使用した際に出た無限トークンによるパンチ

以上である。見ての通り、エンドカードの種類が少ない。
今この記事を読んだ人に、『研磨基地』、『歩行バリスタ』、『霊気貯蔵器』を追放されるともはや無限トークンと無限パワーで殴るしかない。
コンボに振り切っているため、勝ちの手段自体は少なく、脅威度も低い。さらに無色であることも相まって安定性も低い。
しかも、打消しにも弱いし、アーティファクト除去は全部刺さるし、『無のロッド』は出されたら終わる。ついでに墓地対策も効く。
おおよそ全ての妨害が刺さるもののクリーチャーのETB能力は特にないため、メインデッキから『倦怠の宝珠』は入っている。
ほぼ全ての妨害と除去が刺さる代わりにガチャガチャして沢山マナが出てなんか悪そうな動きが沢山出来るというデッキである。楽しいね!

最後に

Q、そのデッキ強いんですか?
A、さっき挙げた弱みちゃんと読んでくれた?

というわけで、そんなに強くはないが、アーティファクトをガチャガチャしてる都合上、ものすごくヘイトが溜まるデッキです。悲しいね……。
ただ回しているとすごく楽しいのでぜひ作ってみてくださいね。
いや、ほんとにアーティファクトクリーチャーでも、単なるアーティファクトでも食物や手がかりのトークンでも、墓地に落ちるだけで+1/+1カウンターと占術が出来るから、妙にテクい動きをしてるように見えるぞ!
最後にデッキリストを公開するから、みんな作ってくれよな!
デッキリストの共有待ってます!!


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