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達人は新しい技を編み出す時、それを破る技も同時に編み出しているが、すべての返し技の返し技まではさすがに用意してなかったりする

だいたい何にでも言えるんですが、論争をふかっけるときってまず相手の対応を想定して、その反論をあらかた潰す準備をととのえてから初めて「きのこの山、破れたり!( 小次郎、敗れたり!)」って喧嘩を売るわけですよね。ビジネスにおける想定問答集とかがまさにそれにあたるわけです。

私もいろんな場所で論争みたいなことをして生きてきたこの四半世紀だったわけで、習性というか当たり前のようにこの「相手の立場に立って考える」って癖がついてるわけですよ。

そこで例えばですよ、例えばの話なんですが、「こしあん派」の人に対して「つぶあん」しか売っていない売り場の写真を見せて「こしあんとか不人気すぎて店でも全然売られてねーのなw」って煽れば「こしあんは人気がありすぎて売り切れた」という反論がありえることは、当然想定するわけです。ただし、それはあくまでもディベート慣れしてて、頭の回転が速く、しかもクソ生意気な人間くらいしかとっさには出てこない反論なはずなのです。経験則によれば。全人類の99%はその煽りで悔し涙を流して沈黙する。それが私がネット草創期を含めて2ちゃん経由してtwitterとかで培ってきた経験則なんですよ。普通の一般人相手なら特にそこは恐れる必要がなく、だからこそ安易に、不用意に繰り出してしまったわけです。

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まさか小迎ちゃんに送ったこのLINEに、そのような反論が即座に返ってくるとは父ちゃん夢にも思いませんでしたよ。

「こしあんは人気がありすぎて売り切れたんだよ。だからそこにはもうないんだよ」

この時まだ7歳だよ?なんで?なんでその反論が出てくる???どんだけひねたガキだよ、親の顔が見てみたいわ。

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相手が子供だと思ってなめずに、返し技のさらにその返し技まで用意してからこしあんを潰しにかかろう、とそう決意したのです。

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