仲野義文

鄙とは、田舎のこと。このブログでは田舎の歴史や文化について紹介していきます。

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江戸の昔にタイムスリップ

新聞の看板や自転車が映り込まなければどうみても江戸時代だ。 写真の場所は島根県大田市大森町。かつて石見銀山と呼ばれた鉱山で栄えた町だ。 江戸時代には江戸幕府の天領となり代官所が置かれ、陣屋町として発展した。  これが大森陣屋❗️ 「陣屋」というよりも「代官所」といった方が馴染みがある。この表門及び門長屋は19世紀初めに建てられたものだ。現存する陣屋遺構としてはとても珍しい。 陣屋の本体は明治12年に解体されたため残ってはいないが、全国的にみても貴重だ。

    • 鄙学のススメ

      鄙学とは何か? 田舎に住みながら他人から「田舎者」と呼ばれると無性に腹が立つ。この場合「田舎」には多分に侮蔑した意味が含まれているからであろう。実際のところ『広辞苑』にも「『卑しい』または『粗暴な』の意をあらわす言葉」との説明もある。 では、そもそもいつから田舎は侮蔑される対象となったのか。また、その所以とはなにか、という疑問が湧いてくる。さらに、田舎は本当に侮蔑されるべき存在であるのか。残念ながら、前の二つの問いについては私の力量では解明は困難だが、最後の疑問については、

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