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【綿町ダイアリー】#378 僕が住む船越ビルのお話

連載日記『綿町ダイアリー』✏︎姫路市綿町でブライダルプロデュース「スウィートブライド」と「綿町カフェ」を運営しています。ウェディングプランナー&カフェマスターの二刀流の日々を綴ったエッセイです。

綿町カフェのある綿町(わたまち)は、
東西横長に広い町。

綿町の西端は大手前通り。
東端はこの綿町カフェだ。

大手前通りから2国を東へひとつ目の信号が綿町。
だからそのあたりが綿町の中心になるのかな。

で、僕が住みついてるのが船越ビル。

見ようによっては、
レトロで神戸の旧居留地みたいだと
意外と人気があるビルなんだ。

戦争で焼けて、戦後すぐに建てられた。
長らく散髪屋さんがメインだったよう。

1997年、2階にノットブルーさんがオープン。
姫路を代表するオシャレバーで有名だったな。

2008年くらいには
1階西側にスパニッシュのサボーテさん。
そして今の綿町カフェの場所にアインショップという
ピンク色のテントの可愛い雑貨屋さんがあった。

僕は誰かに贈り物をするとき、
いつもアインショップで買い物をしていた。
そして、そのついでにサボーテさんでランチするんだけど、いやぁ絶品だったなぁ。

この頃に僕は自分のブライダル会社のプロモーションの制作で、アインショップの店頭を使わせていただき新郎新婦のモデル撮影をしているんだ。

その時は、そんな僕の大好きな場所に、
まさか僕のお店を出すなんて思ってもみなかったけど。

2013年。
アインショップが駅ビルのピオレに移転。

サンヴェルジュメゾンの山上支配人に背中を押していただき、また、不動産屋さんと大家さんのご厚意にも恵まれ、スウィートブライドとしてここに入ることになった。

それからしばらくしてサボーテさんが閉店し、
お食事処すずさんが入った。

サボーテさんはとても良い人でいつもアドバイスしてくれて助けていただいてたから、出ていかれる時は寂しかったなぁ。

すずさんは、とても気さくで明るい奥さん。
その人柄が徐々に世間に知れ渡り、今ではランチに行列ができるお店になった。素晴らしい。

今も2階にはノットブルーさんがいる。
今でもファンが多いんだろうなぁ。

僕は船越ビルに入居し、今年で10年になる。

不動産屋さんと大家さんがバックアップしてくれて
昨年から綿町カフェをはじめることができた。

ありがたい人のご縁。

昔から好きだったこのビル。
そこに入居できただけでも幸せなことなのに
10年もお世話になり感謝しかない。

今日はそんな船越ビルのお話でした。


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