見出し画像

1年半ぶりのPerfumeのLIVE、Perfume LIVE 2021 [polygon wave]へ

2020年2月26日、当日に東京ドームという大きな公演の開催中止の判断をしたPerfumeのライブ。あれから1年半、横浜の「ぴあアリーナMM」という新しい音楽専用アリーナでついに8/14・15の2DAYSで開催されました。

私はPerfumeというアーティストをもう10年以上も追い続けています。この「追い続けている」という表現がぴったりなほどに、あらゆる地方の公演にも足を伸ばし、行く先々で友人とその土地を楽しみ、本当に生活の一部と言っても過言ではない存在です。

緊急事態宣言下で開催が危ぶまれていましたが、払い戻しも自由で、実際に横浜に行かずともライブビューイングという選択肢もあり、年内の12月にはAmazon Primeでの配信も決まっている。なので、それぞれが個人の判断によってライブへの参加を判断できる運営スタイルにも好感が持てました。

私は自身のワクチンの2回接種後ということもありLIVEに参加という判断をしました。ということで、2日目の8/15(日)にライブに参加した感想を綴りたいと思います。

画像1

ライブ会場は、アリーナ席を全て撤廃し、巨大なLEDを床と背面にL字型に配置。まるで迷路のように配置された細い道がさらに周りを囲みます。

いつもなら拍手と声援が入り混じる開演時間には、声援を規制した分、より大きく凄みを増した拍手。オープニングの演出と共に3人が登場します。

画像2

赤い衣装に身を包んだ3人によるオープニング。

ここから、全身黒子のような黒い衣装でELEVENPLAYのダンサーたちが複数登場します。

実はPerfumeは3人でのライブパフォーマンスにこだわり、ここより大きなライブ会場でも絶対に3人だけでパフォーマンスしてきました。ですが、今回は冒頭からのELEVENPLAYの登場。

「今回のライブは自分たちだけの力では成し得ない。さまざまな人のサポートがあってこその今がある。」というメッセージも瞬時に伝わり、3人以外がステージに立っている違和感も全くなく、その感情はELEVENPLAYのダンサーや演出のMIKIKO先生、その他のスタッフの皆さんへの「感謝」へと瞬時に置き換わりました。

赤い衣装、パネルを持ったELEVENPLAYの登場により確信に変わったオープニング曲は「不自然なガール」。フル尺での披露はかなり久しぶりなのと、冒頭に度肝を抜かれる選曲とあって、興奮は一気に最高潮へ。

普段よりも大きなステージを俯瞰で見せる壮大なステージングは圧巻。

画像3

そこから続くPick Me Upと再生は本来の3人だけのパフォーマンス。その後ライブのさまざまなシーンでELEVENPLAYの皆さんが出たり入ったりするわけですが、人による演出、最先端のテクノロジーを使った機械的な演出の完璧な「足し算引き算」で、時間が経つのが早すぎると感じるほどに夢中になりました。


セットリストを構成する中でのレアな曲といえば中盤に披露された「マカロニ」。一見アナログに見える演出も床LEDによる完璧な影の創作。

この手法はフュージョンの影演出に代表され、今まで何度も披露されていましたが今回の演出が最高だと思わせるほど。完全にアナログに徹した挙動と、最後の最後で3人の足元から影が離れる種明かし的な演出、なにより、そこでおとぼける「かしゆか」の圧倒的可愛さは、さすが日本最高の美女たる由縁。

画像6

(少し、かしゆかへの愛が溢れすぎた・・・)


普段よりチケット代が高い今回のライブですが、それでも収容人数は5,000人。どこからこの演出の費用が賄えているのかと思えるほどに豪華で、妥協がない。これがPerfume陣営の本気であると、まざまざと見せつけられた気がします。

間違いなく過去見てきたライブの中でも最高と言えるライブ。「圧巻」とはまさにこのことを言うのだと認識させられました。

画像4

この床LEDの演出が最先端の「デジタル」だとすれば、写真のような線状のスポットライトやレーザービームの演出はもはや「アナログ」のようにも感じられ(実際は電子制御されていたりとめちゃくちゃデジタルなはず)、そこに加わるELEVENPLAYの演出による「ヒューマン」が三位一体となって「今までに見たことがないもの」が作り上げられていました。


画像5

その最たるものが今回のLIVEのタイトルにもなっている「ポリゴンウェイヴ」の演出。写真の3人の背景にある立体のモニュメントの中には人が入っていて、流れる床LEDの演出に合わせて計算され尽くしたポジション通りに人力で動いていきます。

完全に中が見えないようにはなっておらず、そのフォーメーションが人によって作り出されている世界観だと認識できるのも演出の一部だと思えます。

ライブ終盤、声出しのない中でのP.T.A.のコーナーは手拍子や拍手が巧みに使い分けられ、会場の一体感は最高潮に。

そこからのFAKE ITはボルテージもMAX。ここでようやく気付く「ぴあアリーナ」の音の良さ。ここまでの解像感でこの曲が聴けるステージはないと思える音質と迫力。あたらしいアリーナの実力が最高に発揮された曲とも言えるでしょう。


ありとあらゆる会場で観てきた「ポリリズム」は言うまでもなく今回も最高を更新。1年半というブランクがあったので1つ前に発売された「Time Warp」でさえも有観客ライブでは初披露。開催されるはずだった今年のフェスで披露予定とされていた「Miracle Worker」へと続き、最高のフィナーレへ。

最後のMC後、全員一致で披露が決まったという「MY COLOR」。冒頭に会場の全員で手を上に掲げるシーンはいままでのどの会場よりも、それぞれの想いが詰まった素晴らしい光景でした。

最後の曲だと思っていた「MY COLOR」の演出は完全なる引き算で、ほぼニュートラルな簡素化された演出。そして突然始まった真のラストは新曲の初披露。タイトルのわからないその新曲はミラーボールが演出の核となって煌びやかにライブを締め括るものでした。

最後の新曲のタイトルはまだ発表されていませんが、その歌詞の内容から「ミラーボール」「廻る鏡」など予想されていますが、私は「だいじょばない」のアンサーソングとしての「だいじょうぶ」に1票入れときます。きっとハズれます。


「最新のPerfumeが最高のPerfume」


どこのだれが言いはじめたのかわかりませんが本当にそうです。人生で最高のエンターテインメントを見せてもらいました。すさまじいライブをありがとう。

Perfume LIVE 2021 [polygon wave] セットリスト
不自然なガール
Pick Me Up
再生
Future Pop
TOKYO GIRL
I still love U
マカロニ
ポリゴンウェイヴ
無限未来
GLITTER
P.T.A.のコーナー
FAKE IT
ポリリズム
Time Warp
Miracle Worker
MY COLOR
新曲(タイトル不明)


Perfumeの今後としては、これからEPが発売になります。

もちろん、初回盤の特典付きを購入予定。


秋にはReframeツアーとして東京・石川・名古屋・兵庫・広島の全国5箇所でコンセプトライブが開催予定。


12月にはAmazon Primeで今回のライブが独占配信予定。


そして今回、実はライブの間中ずっと感動の涙が止まらず役に立った速乾性のある中目黒土産店のてぬぐい。


てへっ。

それではまた。

中目黒土産店/はなちゃん

画像7


いただいたサポートは、新しい商品作りのために全額投資させていただきます!ご支援よろしくお願いします☆