自分が思っていたSTEAM教育は、STEAM教育では無かった

昨日、私も参加している全国の先生とのオンラインコミュニティ「みんなのがっこう」で、安井政樹 先生を講師にお迎えした「総合的な学習の時間における実社会の課題を解決する未来思考の学習 STEAM教育」に参加しました。

振り返れば、ICTについては、2017年11月25日に上松恵理子先生の講演会に参加したのがきっかけでした。5年も前なんですが、これは学校の先生は大変だ、民間でできることをやっていかねば!とプログラミング教育の外部講師として、小学校でも授業させていただき、その実績から日本デジタル教科書学会でも登壇させていただきました。

ですが、今回の講座に参加して、コロナ禍で外部講師として関わることの難しさから、情報のアップデートが行われていなかった事を実感しましたし、GIGAスクール構想のGIGAは、「Global and Innovation Gateway for All」の略で「すべての児童・生徒にグローバルで革新的な扉を」という意味ですら、忘れてしまっていました。

AKaDaKoをはじめとしたツールも、NHK for School等でのコンテンツも充実ぶりには目を見張りました。

ですが、それよりも、STEAM教育の捉え方が衝撃的でした。
PC等を使う事ではなく、実社会の課題解決のためにSTEAMをどう活用するか?が本当のSTEAM教育なんですね。

自分が思っていたSTEAM教育は、STEAM教育では無かったです。

なので、一番驚いたのは、教室でのランドセル置き場についての課題を、子ども達が考え、算数等の知識を用いて解決する姿を見て、自分の考え違いを痛感しました。

私が依頼を受けている「情報モラル」の授業を、インターネットの危険について伝え、私が書いた教材文を用いて子ども達の思考を促すのもSTEAM教育なのかも、と思いました。

やっぱり情報に触れ続ける事は、大切ですね!

「子ども達の幸せのために」

と安井先生は何度も口にしていましたが、本当にその通りだと思います。
子ども達に知識を伝えるのと、子ども達の思考を広げるのとでは関わり方は変わると思いますが、どちらにしても子ども達の幸せのための関わり方をしたいものです。

もちろん、自分自身の幸せとつなげなければ、サスティナブルな教育になりませんからね。

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