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ピロウズ30周年からTwitterで活性化したバスターズ同士の交流と、その中で発信してきたこと(後編)

こんばんは、持ち主です。

前回の記事をお読みいただいた方、ありがとうございます。

僕にとってバスターズと交流し始めてからのこの5年間は、僕自身の人生を良い方向に変えるインパクトのあったことでした。
僕にとって価値のあったものが、この世の記録から消えてしまうのが嫌でnoteに残しております。また、この記録が、これからバスターズと仲良くなりたい誰か、インターネット上のコミュニティを盛り上げたい誰か、自分ならではの趣味が欲しい誰かの、何かの参考になればいいな、と願っています。(自分の発信の中での失敗や反省点も交えて話していきます)

まず僕の目線から見たこの5年間の振り返りを、前回の続きから語ります。
最後に少しだけ、コミュニティの人間関係において目指すべきことに関する持論に触れます。


この5年間の振返り(前回の続き)

③ 行動制限開始初期(2020/03~2020/12)

さて、2020年、公式では久々にさわおさんのソロ活動が再開し、ELPISツアーが予定されていました。このツアーを機に西の方でもオフ会が計画されていて、バスターズ同士のリアルでの繋がりがこれから全国に広がっていく、という良い予感がしていました。

しかしその最中、COVID-19の国内流行が理由とされる行動制限が始まり、ELPISツアーやCHEMICAL BUMP SHOW!!、さわおとトモフ等の予定されていたライブが中止。個人的にもバスターズ達と大人数の旅行に出かけようと計画していたのですが、それも中止せざるを得なくなりました。

自分含めてその場にいたバスターズ達は、ライブに行けないばかりか、好きなアーティスト達の活動も、自分たち生活すらもどうなるか分からない、先の見えない地獄に閉じ込められます。
さわおさんの発信からも塞ぎこんで参っている様子が伺えました。(その後、音源を作りまくる時期に入られるのですが)

それまでよりも更に「自分たちでも楽しみを生み出していくこと」が重要になったと、僕は感じていました。
とにかく、このままだと折角できた仲間や繋がりを失ってしまう。少しでも自分たちの気分を上げて、自分と仲間の心身を生き延びさせて乗り越えたいと思いました。

この時期に僕が一番力を入れていたのは、やはり大喜利の企画です。

■[企画] #バスターズ大喜利(2020/01~2022/08)

バスターズに関連するお題で参加者にボケてもらい、持ち主が審査とツッコミをするという企画でした。

多人数が参加する企画として僕が一番熱心にやってたのはこれだと思います。20回以上やったかな。2020/01に第一回を開催して、そこから2週間に一回のペースでやっていました。シーズン1 (1~8回)とその王座決定戦を2020年の1~5月に、シーズン2 (9~16回)とその王座決定戦を2020年の6~10月で開催しました。その後は不定期開催です。リモートワーク可能な業態で平日は普通に仕事していたので、金曜日の夜~土曜日の夜に開催していました。

もともと横アリ公演後に、ハッシュタグを使って軽い大喜利をする流れは何回か生まれていて、その場に集まった人たちに大喜利好きが多いことが解っていました。また、自分は大学時代にインターネット上での大喜利をやっていて、後にプロの芸人も多く輩出するその場で実績も残していたので、(昔取った杵柄とはいえ)それなりに自分の得意分野だと思っていました。
自分がこの場に提供できるものは何だろう、ということを考えた時に思いついたのがコレで、定期開催の企画としてスタートしました。また、"周りに向けて自発的に面白いことをアウトプットする存在"が多くいることがこの場の盛り上げに重要だと思っていたので、「一番取っつきやすいユーモアのアウトプットの形」である大喜利を開催することで、そういった習慣を持つ人が増えてくれればいいなと思っていました。

僕がネットでやっていた大喜利は主にCGI等を用いてボケを投稿して、無記名の状態のままボケを参加者で相互に投票し合って結果を出す(投票されたポイントが一番多いボケが勝ち)というもの多かったのですが、この企画はTwitter上だけで完結させたかったので、投稿されたものを僕がツッコミを入れつつ一人で審査する、という形で進めました。毎回、「ノミネート作」を20個くらい決めて自分のツッコミと共に掲示し、その中からさらに「持ち主賞」という一番自分に刺さったものを決めて表彰していました。最初はテキストのみでやっていたのですが、行動制限が始まった後のシーズン1王座決定戦からはより力を入れて、画像として結果を作りこみ始めます。

審査は、忖度無しの超真剣で「自分にとっての面白さ」のみを軸に評価しました。なるべくその回に新しく参加してくれた方を勝たせたい気持ちはあったのですが、自分が妥協したらこの審査方法の企画は成り立たない危機感があったので、その感情は極力排しました。他人の眼にはしょうもなく映ってたかもしれないけど、これはこれでプライドを持ってやっていた事だったのです。審査をする以上それはそうすべきと。
お題と評価だけでなく自分自身でもボケをたくさん出していましたが、審査は基本自分のみでやっていたので他人に評価してもらうことが出来ず、自分のボケの中で一番気に入ったものを選ぶ「持ち主持ち主賞」っていうのも毎回やっていました。
寂しいな~~。

ある程度回を進めた後に出来上がっていったポリシーとして、なるべくイジる対象は「ピロウズ」でなく「ボケを投稿する人自身を含めたバスターズ」となるお題にするようにしていました。ボケた本人にとっては愛のある冗談でも、好きなバンドを弄られたら不愉快になる方はやっぱり一定数いるし、自虐にならない弄り(="ブーメランにならない属性"に対する弄り)は危険だと思ったからです。
自分なりに色々と配慮はしていたつもりですが、これこそバスターズの中でも受容できるかどうかが分かれるものだったと思います。そもそも僕と笑いのツボが全く合わないと楽しめないですし。受容出来る方も、"ユーモアセンスはあっても大喜利の回答を出すのは苦手で結果を観るのみ"という方も多くいらしてました。

にも拘わらず、シーズン2以降、毎回数十人参加して100個前後のボケを寄せてくれて、企画を愛してくれていた方がいたのはありがたかったです。

(なお現在は、色々見えてきて気にするようになったぶん雁字搦めになってきて、もうお題がネタ切れになってしまいました。ボケる側の参加者も、毎回「バスターズの特性」に絡める制約がある故に、この縛りの中ではもうネタ切れになってきていたと思います。僕自身が"この企画は役割をもう終えた"と感じている一方で、開催には時間と気力もまあまあ必要になるので、多分もう僕はこの企画の主催はやらないです。)


バスターズ大喜利以外にも、僕はTwitter上での発信により力を入れていきます。LEGOの創作も続けていたし、自我が芽生えたBorderline Case Tシャツbotでも周りと活発にコミュニケーションしていました。他のバスターズさんの影響で、長年興味がありながらも踏み出せずにいたカメラを始めて、写真を人に見せたりもし始めます。平日に休み取りやすい時期だったので、ガラガラの高尾山や鎌倉に一人で行って旅の様子をTwitterに上げたり。
日々のコミュニケーションの中では、三枚目というか弄られ役を演じる方が多かったです。いわゆる天然で本当にやらかしが多いこともあって、そういうキャラクターを活かした笑いの取り方が得意だったので。

また、僕の他にも、自ら動いて様々なことで遊んでくれる方がいました。
ピロウズ歌詞の早押しクイズ大会を開催してくれる方、僕と一緒にLINEオープンチャットでDVDの同時視聴会を開いてくれる方、さらに発展した面白い同時視聴企画をDiscordで主催してくれる方、ツイキャスで弾き語りやお喋りを発信してくれる方、謎解きを作って出題してくれる方。
ハッシュタグを使ってお互いに「一番その人のイメージに合うピロウズの曲」を選び合ったりといった交流も頻繁に行われていました。
Tシャツを数える記事で述べたグッズ爆買いもこの時期ですね。
個人的には、100名弱のバスターズ達が僕の誕生日を祝うためにメッセージカードを寄せたアルバムを貰ったこともありました。嬉しかった。

「外に出かけられない分の時間を使っていた」という側面はあったと思いますが、この時「自分達でも楽しみを作って乗り越えようぜ!」という同じ想いを他の方も持っていてくれたからだと信じています。

さらに横アリ一周年記念となる2020年の10/17に、参加者が思い思いにピロウズに関するペーパーを作成して交換しあったり、横アリ同時上映会を行う企画を主催してくれる方もいました。僕も少しお手伝いしつつ参加させてもらいましたが、あれは企画者のピロウズやバスターズへの想いが乗っていて、また参加者もそれに応えた素晴らしい企画だったと思います。

と、ここまで良い話ばかりしていますが、少しだけ暗い話もします。

この頃、もちろん楽しいことは沢山あったし、バスターズと遊ぶという趣味からエネルギーを得られていたんですが、やっぱり仕事と並行しつつハイペースで心身に無理をかけて企画を回している部分もあり、さらに(親しい友達にも伏せていましたが)裏で精神を摩耗しつづけるような事もやっていて、「汗と血を流してなんとか繋いでいる」感覚もありました。
そんな中、対人間で個人的にとても辛いことが続いて、人生で経験したことのないレベルのどん底の気分に陥ることがありました。そのとき一度だけ、「人と人が交われる場作りを頑張っているのに、その場にいる人たちと比べてなんで自分だけこんなに不幸なんだろう」って気持ちになって、他人にもその気持ちを吐き出してしまったことがあります。
もちろん、この気持ちは事実の認識として間違っているし、筋も通っていません。僕は趣味の世界で「やりたくないことだけど、これによって自分が幸せになる見返りを得よう」なんて思って何かをやり始めたことはないし、やっている最中にもそんな考えは持っていません。そもそも「頑張る」と言ってもあくまで自分が好きでやっていたことです。周りの皆だって簡単に幸せと呼べる状況ではありませんでした。
それでも、その時のどん底に陥った自分から状況を振り返ってみたら、"この場の恩恵を受けている周りの人は楽しそうにしていて、この場に色々とコミットしている自分だけ散々な目にあっている"ように感じて、理不尽に見えてしまったのです。重ねて言うとそれは正しい認識ではないし、筋も通っていません。ただ自分のメンタルが、一時的にそう感じてしまうくらい落ちてしまったということです。(場に何かコミットすることが多い人で、さらにその場でどん底に陥ったことのある人なら体験したことのある気持ちかもしれません。その経験のない人、特にテイカー気質の人間からは理解されないと思います。)
危うくそのまま潰れるところでしたが、その後すぐに、友達が僕の今までの行動を見て寄せてくれていた信頼によって僕の心は救われました。10年くらい感情表現が凍り付いて涙を流す事がなかった自分が、「安心の感情」を取り戻して大泣きできたのです。
今は、より近い距離で支えてくれる妻もいます。
僕はそれからそんな気持ちになっていないし、これからもならないでしょう。

※何でこの話したかっていうと、今後趣味でバスターズ向けに何か発信しよう!って思ったバスターズ(特に、「マジメ」とか「頼りになる」とか周囲から言われがちな人)に対して3つ伝えたくて。
ひとつは「趣味の楽しいことであっても、無理はしすぎるな」です。僕が潰れなかったのはあくまで、そのとき運と縁があってのことだったので。
またもうひとつ、もし僕と同じような状況に陥って同じ気持ちになった人がいたとして、「そういう気持ちを抱いてしまったのは貴方だけじゃありません。でも多分、それは間違っているから一旦落ち着いてから考えて下さい」ということを頭の片隅に置いて欲しいです。
最後に、人間関係のトラブルは、一人で抱え込むとグルグルと悪い方向に思考が転がっていくことが多いです。他人と話すことが大事です。特に「相互に強く信頼できる人に正直に相談する」ことが一番の救いになると思います。それが難しければ「全然そのコミュニティと関係ない人」に相談してみるのもよいでしょう。とにかく一人で抱え込まないでください。

④ 行動制限中期~後期(2020/12~2023/03)

時は流れ、行動制限が少しずつ緩和されてくる過程。酷い入場制限こそかけられていましたが、2020年12月に山中さわおソロバンドのNonocular Violetツアーが始まりました。続く2021年の5月には、ピロウズの方でもReturn to 3rd Movement TourのVol.3が開始されます。声を出したりは出来なかったけど、久々のライブ、しかもいずれも待望されていたものだったので、とにかく楽しかったです。当然ですが、やはり熱狂的なバスターズの心を一番救ってくれるのはさわおさんのライブでした。
(ただ、僕は偶々人との接触を避けやすい業態だったのでライブに行きやすかったのですが、職業によってはずっとライブに行けないバスターズもいたことに、少し心苦しさもありました。。。その人たちがいよいよライブに行けた時、めちゃくちゃ嬉しかったです。)
少しずつですが、またリアルでバスターズ同士が会うことも出来るようになってきました。自分もこの時期に少しずつ少しずつ、それまでにTwitter上でしか面識のなかった方とライブハウス等で出会っています。

この頃、仕事の方が忙しくなり、また精神的な負荷が高くなり始めていました。また、(同じくバスターズの)妻と出会って関係を築き始め、そして結婚したのもこの辺りで、Twitterに割ける時間は少し減っていきます。
自我が芽生えた~の方でこんなことを呟いていましたが、さわおさんがツアーを回ったりしてくれる間はライブに行って楽しむ事に集中して、その隙間を縫ってLEGO制作等の活動を発信していくスタイルになっていきました。何かのツアーがある度にLEGOを使った記念の一枚絵を作るようになって、ポストカードとして印刷してみたり。

他のバスターズの活動も続いていきます。バスターズから桜の写真を募集してモザイクアートを作る方がいたり、ドラムだけのイントロクイズをやる方がいたり。先述のDiscord上での企画も不定期で開催されていました。
企画だけじゃなく、粘土等で凄いもの作ったり、ファンアート書いたり、さわおさんブログのアラートbotを開発・運用したり、実家のご両親が用意してくれた"ダサすぎる部屋着"でプチバズする人がいたり。

とにかく僕は、ピロウズが大好きなバスターズが集まって、ピロウズの話題を喋るだけでなく、各々の「好きなこと、得意なこと」を「ピロウズへの愛」と掛け合わせたものを発信している人がいるこの場が大好きでした。
もちろん今も変わらず、その点を愛しています。

この時期、Muddy Comedyツアー中に「OUR SPREMACY」って会場限定音源が出たのですが、この表題曲の歌詞が自分の考えていたことと重なって嬉しかったです。

また、その人たち自身にとっても、"(ピロウズ愛)×(得意or好きなこと)"という「自分にしかできない組み合わせ」をピロウズへの愛の一形態として世に発信できることは、大きくプラスの感情に繋がっているのではないかと思います。少なくとも自分はそうでした。
現在「何か趣味の発信をしたいけど、何をしたらいいかわからない」と考えている方は、一度自分の得意なことと好きなこと(過去好きだったものも含む)をリストアップして、それら同士の掛け合わせで何ができるかを考えてみてもいいと思います。

周りに参加を募るような企画は、忙しさの他にも個人的な気持ちの問題があってこの時期には減っていくんですが、その中で紹介できるものは……。

[企画] LOSTMAN GO TO TABASCO DISCO TOUR (2021/03/27)
これは未だに傑作の企画だったと思っています。
といっても自分発案ではなく、当時Discordで盛んに企画をされていた方が持ち掛けてきてくれた共同企画で、「架空のライブを再現してDiscord上で楽しもうぜ」というコンセプトの物でした。存在しないライブの設定(会場や開場時間、セットリストやツアーグッズ一覧、フライヤーなど)を作って、当日Discordでそのセットリストを流して楽しむというもの。30人くらいはその場に集まってくれたかな。準備も当日も楽しかった。
この時期はまだまだ行動制限も厳しくてライブに行けない方も多い中、全国のバスターズで疑似的にでも一つのライブを楽しんで感想も言い合える場があったのは素晴らしかったと思います。

架空のグッズ画像
架空のライブのセットリスト。
ツイキャスで聴きたい曲を募って、それらを含むようにプレイリストを組みました


■ツアーネタバレ感想コミュニティ
(2022/05/05)

ネタバレ感想コミュニティ。
後述の理由により現在は、LINEオープンチャットへのリンクを貼るだけの場所になっている

Twitterで「コミュニティ機能」がリリースされた頃に作成しました。これがどういう機能かというと、"コミュニティ内で行ったツイートはコミュニティに参加している人にだけ見られるようになって、参加していない人のタイムラインには流れない"というものでした。
「これ、何かの用途に活かせないかな?」と考えたときに思いついたのが、まだ公演に行ってない人にツアーのセットリストをネタバレすることを防ぎつつ、行った人たちだけで感想を共有する場でした。
これまでのツアーで、初日公演に行った方のセトリネタバレのツイートを目撃して怒っていた友人を見ていたのと、自分自身も曲の感想をしゃべりたいけどフォロワーさんに気を遣って話せないことがあったので、それらの両方を解決できると思ったのです。
これの作成に手を付けてリリースしたのは、かなり体調が良くないときだったのを覚えています。僕はなぜか調子悪い時ほど変な思い切りが良くなりがちなのです。リリース当初は「ネタバレを防ぎたいので、なるべくツアー参加者に入ってもらえるように他の方も招待していただくようお願いします!」みたいなアナウンスをしていました。ただこの初動は失敗で(言い訳ですが、ほんと調子が良くなくて……)、自分でもすぐに「これは違うぞ」「自治みたいで押しつけがましいな」「そもそもネタバレを完全に防ぐのは無理だ」と思い直し、自分自身の目的を思い返しみて、すぐに「ネタバレを気にせずに話したい人のために、話せる場所を用意しました」というスタンスに変えます。こちらは現在でも変わらない理念です。

ツアー毎にまあまあ盛り上がって、なおかつ維持に手間がかかることもなかったのでその後のツアーでも使い続けていたのですが、イーロンマスクCEO就任後のTwitterの仕様変更により、よりにもよってセットリストが超重要なLOSTMAN GO TO CITYツアー2023-24の時に「おすすめタブ」にコミュニティ内のツイートが流出してしまう事故が起き(その節ネタバレを目撃してしまった方には申し訳ありませんでした)、それ以降プラットフォームをLINEグループチャットに移行して現在に至ります。
余談ですが、ツアー中は、毎公演終了ごとにこの場所の存在をRTしていました。これはもちろん「その公演を見終えた方がすぐに入れるように」というのがメインの目的ですが、公演後にオープンツイートで悪気なく個別の曲のネタバレをしてしまう方もいた中で、「こういう場所が用意されているってことは、まだ公演に行っていない人でネタバレを気にする人もいるんだよ」ということをリマインドする効果も狙っていました。
自分から見て良くない他人の行動を止めるとき、エアリプで非難することはあまり良くない(というか、「その人との関係を維持しつつきちんと問題を解決したいとき」には最悪手)と思っていて、かと言って直接話をして注意しにいってばかりでも窮屈になってしまうし、注意する役の方も辛いと思います。僕は「あくまで俺はこうするのがいいと思うのでこう行動するぜ!」ってのをツイートで示して、そういう考え方もあることに気付いてもらう(そして、その人自身が賛同してくれる時だけ行動を変えてもらう)のが一番良いやり方なんじゃないかなと思って、こうしていました。他のトピックでもそうすることが多いです。
ただもうそのRTも散々やってきているので、こういった意味での役目は終えているのかもしれません。また、今現在は行動制限解除で打ち上げが自由にできるようになって、「どうしても共有したい話を話す場」としても少し意義が薄れてきたかもしれないな、とも感じています。(単独でライブに行く方や、事情があってライブに行けないけど様子を知りたい方にとっては、まだまだ需要はあると思っていますが。)
次の記事で詳しく述べますが、僕は2025年からバスターズの繋がりに対しての関わり方が変わる可能性が高いと思っているので、今後も使う必要性がでてくるなら、どなたかに管理を引き継ぎたいと思っています。

■[企画] #ないピロジャケ(架空のピロウズアルバムジャケット選手権)(2022/09/16~9/24)

元は2022年の916にオリジナルのプレイリストを完成させて公開する際、過去にアメリカで撮った写真を使って「何となくピロウズのCDジャケットっぽいアートワーク」をつけた所、良い反応をもらえたので、「架空のアルバムジャケット」を募る企画としてやってみようかなと思って始めました。

募集した所、916効果もあって、今まで僕の企画に参加してなかった人を含めて沢山のご投稿をいただきました。

そこまでは良かったのですが、この企画の難関は審査でした。募集して終わりじゃ味気ないので、僕が応募作の中から4枚選び、その4枚からアンケート投票で1位だったものを優勝とすることにしました。ただ、大喜利と違ってこちらは僕に何の実績もなく、本当に素人の主観だけでチョイスすることになってしまいました。一応自分なりにそれまでのピロウズのジャケットを観察し、審査基準を明文化して設けたものの、皆に納得してもらえたかどうかわかりません。もう少し工夫できれば良かったですね。

持ち主が設けた審査基準

このとき優勝された方、デザインの心得があったようです。さすが……!


④ 行動制限撤廃後(2023/03~12/31)

2023年の3月、遂に行動制限が撤廃されます。
打ち上げも大っぴらにできるようになっていき、止まっていた"リアルでのバスターズ同士の交流"がようやく本格的に動き出したといえます。大阪等でも、Twitter上のバスターズのオフ会が開催されるようになります。

マスク要請撤廃後のさわおソロバンドのBooty CallツアーやピロウズのLOSTMAN GO TO CITYツアー、記憶にも新しいですが、さわおさんがバスターズの顔を見て本当に楽しそうに歌っていました。

もともとバスターズと絡む前はライブ中に声を出す事がほぼなく前の方にも行かなかった僕が、他のバスターズの意見や行動制限撤廃前後のさわおさんのメッセージを聴くことで、思い切りコーラスの掛け声を出したり前の方にも行ったり、よりアクティブに楽しむようになりました。(もちろん無理な押しや割り込み、カラオケはしないように気をつけているつもりではありますが。それ以上気にしすぎるのも良くない、と学びました。)
皮肉にも、行動制限の時期を超えた事で、僕にとっては"ロックバンドのライブの楽しみ方"がより深く分かってきた気がします。

Booty Callツアー福岡公演の思い出(実話をもとにしたフィクション)をつづる絵

そして、このTwitter上の交流の、「辛い時代に自分達の心身と繋がりをなんとか生き永らえさせる」役割は、この時期に終えたのを感じました。少しだけ寂しいような気もしますが、社会が良い方向に転がって、バスターズ達がここまで辿り着けたのは素晴らしいことです。
ただやっぱり全員で乗り越えるというわけにはいかず、やっぱりここまででもTwitterからいなくなってしまった方、色んな理由で僕との関わりがなくなった方、別人のように変わられてしまった方もいらっしゃいました。悲しいけど、(僕の方から縁を断つ決断をした人以外は)どこかで健やかに過ごしていてほしいと祈るばかりです。
その代わり……ということにはなりませんが、少しずつ新たなバスターズの友達が増えてきます。妻のおかげでもありますが、それまで同じ場にいてもあまり話さなかった方と絡むようになったりしました。

この頃の僕の個人的な状況としては、仕事で今まで経験のない程に忙しく、そして仕事に対する自分の適性の無さに限界を迎えて苦しくなっていきます。平日の辛さで沈んだ気持ちを休日のライブや友達と遊ぶことの楽しさで無理やりぶち上げて、なんとか誤魔化し誤魔化し回しているような状態で、これは長続きしないと自分でも思っていました。おのずとTwitter上でできることは減っていき、LEGOの制作やツアー記念の一枚絵を除けば、2023年に周りに対して打ち出せたのは下記の企画だけでした。
(これも山場を潜り抜けた後にようやく始められました。ここからゆっくりと持っていた仕事を手放し、現在は職場を離れて療養中です。)

■[企画] #ピロウズ妄想シングルカット(2023/08)
昨年の妄想ジャケット企画と、プレイリスト作成を組み合わせたような企画です。「自分は好きだけどシングルにはならなかった曲を、勝手にシングルカットするとしたら?」という仮定で、妄想のジャケットと、ピロウズの曲の中からB面曲をチョイスして組み合わせたものを投稿するという企画です。自分がこういう妄想をするのをめちゃくちゃ楽しめるタイプなので、それに乗ってきてもらう形で投稿してもらいました。

これも一応自分主観での審査はしました。
めちゃくちゃ僕好みのデザインをされる方がいて、上位を総なめにされました。特に一位に選んだ「Bran-new Lovesong」は、タイトルを入れたり歌詞に出てくる要素を入れたりしていないのに、もう「Bran-new Lovesongのジャケット」にしか見えなくて大好きです。

お話を聞くと「昨年のジャケット企画であんまりいい評価を付けられなかったのでリベンジのつもりで気合を入れて臨んだ」そうで、その気概が嬉しかったです……!


そして迎えた今年、ピロウズの35周年アニバーサリーイヤー。

僕は既に動いていて、企画を開催したり、他人の企画に参加したり、ご依頼を受けてポスターデザインを作成したり、長年作りたいと計画していたものの制作をしたりしています。
これに関して詳しくは次回の記事で触れたいと思います。

少しだけコメントすると、
■[企画] #ピロウズグッズのある生活(2024/02~03)
■[企画] #ピロウズ謎解き 自我ボを探せ(2024/05)

今年これらの企画をやって顕著になったのですが、僕とピロウズ関連の企画で遊んでくれる方は、2019-2020年に遊んでた方々とは、世代がほとんど入れ替わった感覚があります。(その頃の友達も全く交流がなくなったわけでなく、普通に出かけて遊んだりライブ会場で会って話したりするので、「僕のような特殊なモチベーションがある人間を除けば、単にTwitter上での企画遊びが持つスパンってそのくらいなのか?」とも思ったりします。あと、僕らはたまたま夫婦で同じ場所で遊べているから長く続けられているけど、ライフステージが変わって遊べなくなってきている面もあるでしょう。)
その代わり、先ほども述べたように新たな繋がりや友達、遊んでくれる方が増えています。妻も自らの得意分野とその人徳で、勇気を持って交流関係を広げていて、自分主催の会も楽しくやっており、そちらもとても嬉しく思っています。

僕も今年、若い新たなスターとなりそうな人物と出会ったり、以前からお話してみたかった方と仲良くなれたりもしています。
今はまだお会いできていないけど、まだまだ絡んでみたい方や面白いことをしようとされている方(なおかつバスターズと仲良くなってみたい……と発言されている方)もいて、いつかお会いできたらなとワクワクしています。

また、自分以外でも、それまで繋がっていなかったバスターズ同士が繋がって長年の親友のように仲良くなってる光景を今も見かけて、他人事ながらとても嬉しくなっています。

[補足] コミュニティの人間関係において目指すべきこと

補足として少しだけ、まだまだ未熟な自分があまり偉そうには語れないことなのですが、人間関係において目指すべきことの持論を。。。

これまで書いてきた振り返りの中で、自分の発信に関する話題の他には、自分のしていることを楽しんでくれる方、乗っかって一緒に行動してくれる方のことのみを書いてきました。(嬉しかったことや大切な思い出を主に残したかったので、当然そうなります。)

ただ、もちろんピロウズが好きな方の中にも、そうでない方がたくさんいます。横アリの前後の時期からずっとそうです。
単純に僕らのやっていたことに面白さを見出さなかった方、自分のピロウズ観と合わないので避ける方、そういった交流を馴れ合いと断じて忌避する方もいます。
中には、盛り上がっているとわざわざ貶めてくるようなしょうもない人間もいます。

また、残念ながら一度距離が近づいても他者に著しく迷惑な行動や不義理を働く人間も僅かながら存在しますし、最初は好い人間の皮をかぶって偽りの恩や義理を構築しながら、その実は利害関係で繋がり、身内を含む気に入らない存在の排除や他者への冷笑に塗れた不健全な繋がりも以前から存在するようです。(疑心暗鬼に陥らせたい訳ではないので、誰がそうとかでなく、「もしかしたらそういう人もいるのかも」と頭の片隅に置いておくくらいで聴いてください。また僕は、それでも他の世界よりはよほどバスターズには良い人間が多いとは思っています。)

また悪意がなくとも、同じ集団にいる人間の中にでも相性や因縁で仲良くできない組み合わせが起こりえます。一部では仲良くできたり尊敬できても、この部分は考えが合わないということも普通に起こり得ます。

この場を盛り上げよう!という意思を持った時、全員が全員と仲良くなることは目的としなくてもよいですし、そもそもそれはある程度以上の人数になると絶対に不可能です。大切なのはそのことを理解し、「個人や集団間の適切な距離感」を見極め、互いに悪意がなければ、仲良くなれなくてもある程度は尊重し合える距離感と、最適な付き合い方に近づける(そして悪意を持ってる存在からは、極力距離を取る)ように行動する意識を持つことだと思います。

まとめ

  • 横アリ公演前後でバスターズ同士の交流が活発化したことをきっかけに、現在に続くバスターズ同士の繋がりがある。

  • その結果、持ち主が沢山のバスターズと出会って密な繋がりを築けたことは、人生を変えるほどのインパクトがあった。

  • 「さわおさんのアウトプットを待つだけじゃなくて、バスターズ同士でも何かやって相互に楽しみを作っていこうぜ!」っていうスタンスで持ち主は発信を続けてきて、今もそれは変わらない。

  • 各々がこの場で「ピロウズへの愛」×「個人の好きなことor得意なこと」を発信していることは価値があって面白いことだと思うし、今現在趣味がないことに悩んでいる方へのヒントになるかもしれない。

  • みんな仲良くが無茶な話だとしても、皆が最適な距離感に少しでも近づけますように。

たとえ僕がいなくなってもバスターズ間での楽しい繋がりや、バスターズ同士の新たな出会いが続いてほしいです。(特に、若い世代に!)
僕にとって人生を変えるほどのインパクトのあった楽しいことであり、まだまだ他のバスターズにもそうなる可能性のあることだと思うからです。

また、個人的にバスターズには良い人の割合が(他の世界と比べて)多いと思いますが、それでもいろんな人間がいて、既にいろんな考え方の繋がりがあります。
多種の健全な繋がりを積極的に築き、一集団からの孤立を恐れずに「どうしても自分がおかしいと思うことがあれば勇気を出してその集団から離れられる」がその気になればできる、というのも大切なことです。
そういった意味でも「一緒に楽しいことを生み出そう!」で繋がる平和で楽しい交流がたくさん生まれ続ければよいなと、切に願います。

そのために自分ができることがあれば、今年中にやりたいです。


あ、以上です。

次回は「ピロウズ35周年にかける持ち主の意気込みと、今年やろうと思っていること」をテーマに書こうと思います。これが一番書きたいことではあるのです。


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