失敗の本質

第二次大戦下の日本軍の6つの失敗を研究した、言わずと知れた名著『失敗の本質』。今でも日本人組織論の議論になると、この本の話が良く出てくる。

その本を、もっとかみ砕いて現代の事例も引用しながら書かれた本『超入門失敗の本質』、これなら自分もすらすら読める。
『戦略』と『戦術』の違いについて
なんかニューズピックスとかでこの話が断片的に語られてたりしたが、あまり意味が分かってなかった。 この本を読んでやっと意味がわかった、そしてめちゃ重要な視点だと思った。 
IPS細胞の山中伸弥教授が『日本人は本当によく働く、しかしそこにビジョンがない』と言ったが、この言葉は印象にとても残っていて、よくスタッフなどなかも話していた。 しかしこれも同じようなことだなと思えた。 『ビジョンや目標がないのに、とりあえず言われたことを頑張る』わけだ、戦術の部分をめっちゃ頑張っているけど、その先にあるはずのビジョン(指標や戦略)がまるまる抜けてるように感じる。この本を読んで辻褄が合った。
そして、この本でもやはり山本七平の『空気の研究』が引用されている。やはり結局はそこなんだなと思った。 ロケチキもすでにこの『空気』が出てきていると感じる、これは危ないなと思った。
この日本人を俯瞰した系の本は個人的にとても興味がある。というかこの日本人特有の『空気で物事が進む』ということを、ポジティブにコントロールできなければ、会社はどこかでダメになるだろう。
本当にこの本を手に取って良かった、原著の『失敗の本質』も難しそうだが、そのうち読んでみよう。

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