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III DAYS

フジロック2024行ってきました、前夜祭と帰りの1日いれて5日間。
めちゃくちゃ体力使った、夏をぎゅっと凝縮して味わった3日フル参加でした。フジロックに3日間参加するという難航船に一緒に乗ってくれて楽しく遊んでくれた友達に感謝。
感想を書くのは難しいけれど、頭のなかで自分が感想をずっと述べており昼寝もできないので筆を取ります。
キラーズ、圧倒的なロックエンターテイメントショーで本当に完璧に楽しませていただいたマジにロッケンロール!!していました。次の次のアルバムはロッケンロールがしたいぜ!!!と震えました。完璧なタイミングの特効や客席から若きドラマーを舞台に上げてセッションする演出、セトリもほとんどの曲は聴いたことないのにその場で好きになり訳もわからず合唱したくなるような親しみやすさと格好良さのバランスのいい曲たち、帰りにセトリのプレイリストを作っていつまででも聴いていたいなと思ったものでした。
フジロックに2回参加してみて思ったのは予定調和な音楽が基本的には演奏されない楽しみがある、今回すごくいい出会いだったのがずっと真夜中でいいのにで、普段もちろん耳にはするけど積極的には聴いてこずYOASOBIみたいな感じかなーって先入観を抱いていたけど、ライブ見たら扇風機を使った新しい楽器は出てくるわ三味線やら映写機やらどこからが演奏に関係がありどこからが演出なのかとワクワクするステージと、こんな編曲どうやってするんだというおぞましい情報量の楽曲たち、あとリアルタイムアクティビティの映像演出、あらあらこんなの魅了されちゃうね!と感情が昂りました。フジロックのサブヘッドライナーに相応しかったと思います。
サブヘッドライナーのいえばAwichさん、マジ不良でした。人の心の掴み方には色々なやり方があるんだなぁと思いながら気合いの入った映像とのシンクロ、出身地のイメージを強調する三線奏者の方や舞踊とのコラボレーション、地を揺らし鳴り続ける808系のベースと強い想いを込めたような歌にこんなに凄いライブをするんだ!と慄いてしまいました。
これまで3者の思い出を振り返ったけどみんな夜暗くなってからの出番。映像や照明、特効が活かされるし持ち時間も長めなので間を充分に確保した演出も可能、すごいエンターテイメントを実現するには凄いポジションに行かなければいけないのだなぁ、と改めて思ってしまいました。クラフトワークだって夜じゃないと成立しない演出だった。クラフトワークは遠巻きに数曲みただけだったんだけど、さっきインターネットでの情報によるとPAと映像演出二人しかいなかったとのことで機材と技術者最小限みたいな感じで、それめっちゃかっこいいなぁと思いました。
音楽が好きな人が集まるフェスといえど、演出やコンセプトもしっかり加味して観ている、今受けた感動は音だけのものではないって思いながら、純文学に引きこもるようではいけないよなぁとまじまじと考えたなぁ。

このままでいいんだ!と勇気凛々になる瞬間と、このままではダメなのかもしれないと不安になる日々、そこに夏の暑さ(嫌いじゃないけど)や仕事の忙しさやイライラが介入してくるとほんと処理が追いつきませんよね。

昨年はフジロックで羊文学をみて「ひつじ」という曲を作りました。それまでは妖精さんのような儚い感じのお姿だったのにグリーンステージに立つ羊さんたちは急にバチバチの都会的な佇まいの美女として降臨なされていて私どもは情緒がおかしくなり羊を数えど数えど夜も眠れません!という曲をピアノで作りました。実感のこもった思い入れのあるテーマだったのでかなり好きな感じの曲ができあがってしまい、ピアノ曲でこれ以上はないなと思ってピアノコンセプトのアルバムは無期限延期にしてしまったほど(誰も困らないけど)。素晴らしいものを観るとこういう曲を作りたい!というビジョンが生まれたりするので、今回のフジロックはキラーズやベットカバー、夕暮れのtoeなんかを観ながら、次の中井設計について頭をぐるぐるさせ、こりゃ幸せな時間だなぁと口をポカンと開けていました。

キタニタツヤ(撮影OK)のライブをみた友人が言うんですよ、娘もキタニタツヤ好きで映像撮って後で見せてねっていうから撮った。娘が好きな青のすみかやってくれて嬉しい、帰るのが楽しみだ、ってね。
一緒に行った二人はやたら写真や動画撮るのでアーカイブ貯めるの好きなんだなぁとしか思っていなかったけど、二人とも家族がいるので共有のために撮っていたんですね!!わたしゃそこまで写真や動画撮らないのでなんかそういうところに生き方の違いみたいなのが表出するものだなぁとグッと来ましたね。何かがグッとね。

他にも印象的なお話はあるけれども長すぎてもあれなので一度お暇します。
失礼致しました。


単独実演会の知らせ
「中井設計展-FOOTPRINT-」

日時:
2024年8月11日(日)
開場11:30  開演12:00
会場:渋谷La.mama
チケット料金(税込)
★会場
2,000円+1drink
★ライブ配信
2,000円
配信チケットご購入はこちらから

何卒よろしくお願いします。

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