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葱を背負って出勤した話

なかいです。

先日出勤したら、何故か会社の前に顔見知りの社員が立って、挨拶運動よろしく満面の笑顔で「おはようございま~す!」と言っていました。

全面的に違和感(←悪口)だったので「なにやってるんすか」と聞いたら「イマ少しお時間ヨロシイデスかー?」と不自然なトークで近くの会議室に連れ込まれました。

うわ。めっちゃ怪しい(笑)

会議室の中には私が話しかけた人(便宜上、風神さんと表記)の他に、別の社員(こちらは雷神さんとします)がいました。

私「?!これあれですよね?
    ラッセンの絵とか売りつけられるやつ!」   

風神「いやいや、簡単な調査にご協力いただくだけですよ~☺」

雷神「さぁ、どうぞこちらの席におかけください☺」


風神と雷神に脇を固められ、気が付けばいつのまにか契約書にサインを…


なんてことはなく、業務で導入を検討しているバーチャル手洗い測定器のデモンストレーションでした。

手元を写す小型カメラの前で手を擦ると、それを感知してきちんと洗えてるか判定するシステム。凄いこと思いつく人がいるもんです。

これ、もう少し発展すれば手のひらの指紋?静脈?で個人を判定して、実際の手洗い場に設置して「何時何分○○さん手洗い完了」とか記録したり出来そうですね。技術の進歩って凄い。非常に興味深いシステムだと思いました。


雷神「使ってみての感想のアンケートいいです?」
私「いいですよ」

雷神「使い方はわかりやすかったですか?」
私「はい」

雷神「正しい手洗いが理解できましたか?」
私「はい」

雷神「反応速度は適切でしたか?」
私「はい」

雷神「もしあなたが購入するとするならいくらですか?」
私「・・・・・・・・・。

      ・・・・・・・・・えっ?1日1杯の珈琲代でこれが買えるんですかッ?!」


雷神「どんだけカモなの!」
風神「むしろラッセンに謝れ!」


真面目に業務だったらしいのですが、どう見ても売り付け詐欺です。

いやー朝から危ないところでした。

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