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フロンターレU15 – 鹿島アントラーズつくばジュニアユース / 関東ユース2014第11節

だいぶ間が空いてしまった。これからも自分なりのペースで、フロンターレアカデミーの試合を振り返っていきたいな、と思う。


第81回は2014年5月6日の関東ユース(U-15)サッカーリーグ第11節。川崎フロンターレU-15は鹿島アントラーズつくばアカデミーセンターへ趣き、鹿島アントラーズつくばジュニアユースとの試合に臨んだ。


【川崎フロンターレU-15 関東ユース(U-15)サッカーリーグ第11節 vs 鹿島アントラーズつくばジュニアユース】

5月6日(火)午後0時キックオフ 鹿島アントラーズつくばアカデミーセンター くもりのち雨 40分ハーフ


フロンターレの先発は、GK1早坂勇希、最終ラインは右から11三本木達哉、4養日幹大、3伊従啓太郎、7新井秀明、ボランチは15桝谷岳良、5小川真輝、右MF9池谷祐輔、左MFキャプテンの10村田聖樹、トップ下24大曽根広汰、前線には26宮代大聖。




アントラーズつくばの先発は、GK1加藤翼、最終ラインは右から2今泉祐貴、3西田有佑、11荒川弘大朗、5久保拓海、ボランチは14武沢一翔、4平川孟人、右MF10高橋利空、左MF12前田泰良、前線には18後藤凌斗、キャプテンの9加藤拓己。




アントラーズつくばは前節まで1勝2分け7敗と苦しいシーズン。それでも多くの下級生らが太鼓などを叩き、トップチームを応援するサポーターたちのように、チャントやコールなどで選手たちを鼓舞する、とてもいい雰囲気のなか、キックオフとなった。


立ち上がりはフロンターレ、右サイドでボールを受けた三本木が一気にエリア前へ。シュートを打つが、加藤翼がセーブ。アントラーズつくばも直後には、高橋がエリア外右へ。シュートに持ち込むが、こちらも早坂がしっかりセーブ。


4分には、エリア外正面で前を向いた村田がミドルシュートを打つが、これもまた加藤翼が抑え、得点にはつながらず。すると次第に流れはアントラーズつくばへ。フロンターレが回していこうというところ、連動してボールを奪い次々にゴールへ迫っていく。


14分には、エリア前でこぼれ球を拾った武沢がシュートを打つが、枠外。18分には、右コーナーキックを得たアントラーズつくば。久保が左足でボールを入れると、遠いサイド、加藤拓己が頭で合わせたシュートはポスト。さらに19分には、エリア前でボールを奪ったアントラーズつくば、加藤拓己がシュートを打つが、これは上に外れる。


その後もアントラーズつくばが次々にコーナーキックをものにしていくが、フロンターレは最後のところで何とかしのぎ、早坂も加藤拓己と接触しながらも体をよく張り守っていく。


なかなか前線にボールを入れることのできなかったフロンターレも、30分には伊従のフィードに宮代がエリア前に抜け出すが、これはオフサイド。それでもアントラーズつくばのプレスが弱まり、小川真輝や桝谷に村田、池谷がかかわり、ボールを次第に回せるようになっていく。


30分にはフロンターレ、桝谷のスルーパスに宮代がエリア右へ。シュートはゴールにはつながらないが、ようやく連係から迫れるように。


36分にはフロンターレ、右コーナーキックを得ると、キッカーの池谷が右足で入れたボール、伊従が頭で合わせると、ボールはバーを叩いて惜しくも決まらず。


さらに右サイド高い位置へ仕掛けた三本木が、エリア外からシュート。これは加藤翼がセーブしていくが、新井も含め両サイドからの攻撃参加でゴールに迫っていく。


39分には右サイド、三本木から左へ展開。村田がエリア外からミドルシュートを打つが、これは上に。さらに大曽根がドリブルで仕掛けていくが、高橋が警告を受けながらも、これを阻み、アントラーズつくばも厳しい守りを見せていく。


ロスタイムに入り、41分にはフロンターレ、エリア前でボールを失いピンチとなるが、シュートは上に外れていく。前半は0-0でタイムアップとなる。




後半は再びアントラーズつくばがゴールに迫る立ち上がり。2分には左コーナーキックを得ると、前田が右足で入れたボール、早坂が阻んだところ、荒川がシュートを打つが、枠はとらえられず。


フロンターレも直後には宮代がエリア前に。仕掛けてシュートを打つが、加藤翼がセーブしていく。


9分には再びアントラーズつくば。右コーナーキックを得ると、久保が入れたボール、平川が頭で合わせるが、早坂がセーブ。直後にはフロンターレ、村田がエリア外左へ。ミドルシュートを打つが右へ。


11分、フロンターレは三本木に代わり2金井満生。13分にはアントラーズつくば陣内でフリーキックを得たフロンターレ。小川真輝が右足でボールを入れると、こぼれ球を拾った村田がシュートを打つが、加藤翼が阻んでいく。


15分には、アントラーズつくば、左クロスから後藤がシュートを打つが、早坂がセーブ。一方のフロンターレも交代出場の金井が高い位置へ仕掛けていくが、前田がこれを阻み、チャンスにはつながらない。前田には警告が提示される。


すると18分、アントラーズつくばは武沢がスルーパス。これに抜け出したのは後藤。シュートを打つとこれが決まり、0-1。アントラーズつくばが先制。フロンターレは追いかける展開に。


フロンターレも24分には池谷がエリア外右へ。ミドルシュートは枠をとらえるが、加藤拓がここでも阻んでいく。すると25分、フロンターレはエリア前でパスミス。これを逃さなかった加藤拓己がボールをカット、右クロスを入れると、後藤がこれに合わせ、ゴールネットを揺らす。0-2。もったいないかたちで、フロンターレは突き放されてしまう。


フロンターレも、30分には右サイド、池谷が仕掛けてミドルシュートを打つが、加藤翼がセーブ。さらに31分には、金井が右クロスを入れていくが、シュートにはつながらない。


32分にはアントラーズつくば、後藤に代わり8加野赳瑠。33分にはフロンターレ、小川真輝がうまく正面で前を向いてミドルシュートを打つが上に。直後には、アントラーズつくば、エリア前でボールを奪った加野がゴールへ迫るが、伊従や養日がカバー。


追いかけるフロンターレ、両サイドを高くして迫ると、36分には新井がパス交換からエリア外左へ。ミドルシュートは枠をとらえるが、加藤翼がここでもセーブ。


すると37分、アントラーズつくばは加藤拓己のパスに加野がエリア前に。シュートを打つとこれが決まり、0-3。


フロンターレは38分には池谷から受けた小川真輝がミドルシュートを打つが、ここもまた加藤翼がセーブ。


40分になり、アントラーズつくばへ高橋に代わり、13福田望久斗。さらに前田に代わり、7川口寛人。


フリーキックからフロンターレはゴールを狙うが、最後までネットを揺らすことはできず。0-3で試合はタイムアップとなった。

なお、この日は夕方からプリンスリーグ関東、國學院久我山戦がしんよこフットポールパークで予定されており、つくばエクスプレスに乗って、戻ることになる。



前半0-0 後半0-3 計0-3

得点:後藤凌斗2、加野赳瑠(アントラーズつくば)


フロンターレの先発:1早坂勇希、11三本木達哉、4養日幹大、3伊従啓太郎、7新井秀明、15桝谷岳良、5小川真輝、9池谷祐輔、10村田聖樹(c)、24大曽根広汰、26宮代大聖


交代:三本木→2金井満生


アントラーズつくばの先発:1加藤翼、2今泉祐貴、3西田有佑、11荒川弘大朗、5久保拓海、14武沢一翔、4平川孟人、10高橋利空、12前田泰良、18後藤凌斗、9加藤拓己(c)


交代:後藤→8加野赳瑠 高橋→13福田望久斗 前田→7川口寛人



アントラーズつくばの加藤拓己は、山梨学院高校へ進み、プリンスリーグ関東では、2016年、2017年と計4試合にわたってフロンターレU-18と対峙。その存在感はフロンターレのアカデミーを愛するサポーターの心に刻みつけられることになる。現在は早稲田大に進み、今季もおそらく桐蔭横浜大の早坂や筑波大の池谷、順天堂大の小川真輝らと対戦することになるはずだ。


また、前田泰良は鹿島アントラーズユースを経て東洋大に進み、現在は桝谷とチームメート。再び対戦したり、同じチームの選手になったり、そのめぐり合わせを見られることが、とても幸せなことだと感じさせられる。


(文中敬称略)


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