フロンターレU13 – 大宮アルディージャ / 関東ユースU13 2014
サッカーから遠ざかる2020年の春、昔のノートを文字で起こして、フロンターレのアカデミーの試合を振り返ってみようという記事。13回目は2014年10月13日の関東ユース(U-13)サッカーリーグ。
【川崎フロンターレU-13 関東ユース(U-13)サッカーリーグ1Aブロック vs 大宮アルディージャ】
2014年10月13日午前11時キックオフ しんよこフットボールパーク 雨 30分ハーフ
関東ユース(U-13)サッカーリーグは、この年が第1回。以降U-13年代のリーグ戦として定着していくことになる。この日は台風19号が接近しており、本来はもっと遅い時間に行われる予定を早めて午前11時のキックオフとなった。
フロンターレの先発は、GK19黒澤凌平、最終ラインは右から5森璃太、2栗田悠巨、15有山佑汰、20山崎健翔、ボランチは、13安田捷人、7佐藤聖真、右MF18黒川海翔、左MF17上野暁、前線には9中島大成、11有田恵人。
台風の影響か、弱い雨が降るなかキックオフとなった試合。フロンターレは6分、右から崩してシュートに持ち込んでいくが、大宮はこれをブロックする好守。10分にはさらにフロンターレ、佐藤から左へ展開。山崎の左クロスのこぼれ球を拾った中島がシュートを打つが、GK12がセーブしていく。
大宮はコーナーキックを得るなどしていくものの、ともに序盤は決定的な場面をつくれない展開。フロンターレは18分には高い位置で中島がボールをカット。シュートに持ち込むが、GK12がこれを阻んでいく。
なかなか決定機をつくれなかった大宮も18分にはエリア右へ抜け出した9がニアを狙ったシュート。これは黒澤がセーブ。さらに24分には左コーナーキック、4が右足でボールを入れると、黒澤がパンチングしきれなかったところを突いて迫るが、有山がクリア。
フロンターレも28分には、上野から受けた山崎が左クロスを上げると、中島がシュートを打つが枠はとらえられず。前半は0-0でタイムアップとなる。
後半早々に試合を動かしたのはフロンターレ。フリーキックを得ると、中島が右足で入れたボール、森がシュート。こぼれ球に詰めたのは栗田。これを決めて1-0。さらに中島がミドルシュートを打ち、これを大宮が阻んでひたいをコーナーキックに。山崎がエリア内へボールを入れると、こぼれ球、詰めた栗田がまたも決めて、2-0。あっという間にフロンターレは2点のリードをものにする。
中盤でボールを失っても栗田がカバーしていくなど、流れを渡さないフロンターレ。9分には上野に代わり6浅倉廉。
12分にはフロンターレ。エリア正面でフリーキックを得ると、キッカーは栗田。右足で直接シュートを打つと、GK12は触れるもボールはゴールのなかへ。3-0。栗田のハットトリックでさらに突き放していく。
フロンターレは15分、中島に代わり8澤田泰大。澤田がボランチ、佐藤が前線に。16分にはさらにフロンターレ、右クロスに有田が合わせるが、GK12が阻み左コーナーキックに。森が右足でボールを入れると、栗田が頭で合わせるが、これはGK12がセーブ。4点目とはならず。19分には有田のパスに山崎がエリア左へ。シュートを打つも左へそれていく。
大宮も19分には9が抜け出し、ラストパスを送ると17が決めて3-1に。2点差となるがフロンターレはGK12が前に出ているところを、有田がループシュートを打つなど、チャンスをつくっていく。
21分にはフロンターレは有田に代わり4小澤星夜。小澤がボランチ、安田が左SB、山崎が左MF。すると26分、フロンターレは山崎が左クロスを入れると、佐藤がシュート。これが決まり、4-1。さらに28分には安田が左サイドを突破。クロスのこぼれ球を拾った山崎がシュートを打つとこれが決まり、5-1。直後にはまたもやフロンターレ。左クロスをおさめた佐藤が後ろに戻したボール、森がミドルシュート。これが決まり、6-1。
試合はまもなくタイムアップとなり、6-1。次々にたたみかけるようにゴールを決めて、フロンターレは勝利をおさめることになった。
なお、11月1日にギオンスタジアムで行われた高校サッカー選手権神奈川県大会の準決勝では、日大藤沢のCB小野寺健也(現・モンテディオ山形)がハットトリックを決めており、1カ月足らずのあいだに2回CBの選手のハットトリックを見ることになった。
前半0-0 後半6-1 計6-1
得点:栗田悠巨3、佐藤聖真、山崎健翔
フロンターレの先発:19黒澤凌平、5森璃太、2栗田悠巨、15有山佑汰、20山崎健翔、13安田捷人、7佐藤聖真、18黒川海翔、17上野暁、9中島大成、11有田恵人
交代:上野→6浅倉廉 中島→8澤田泰大 有田→4小澤星夜
(文中敬称略)
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