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5月3日

5月3日ロートフィールド奈良で行われたJ3リーグ、奈良クラブ vs テゲバジャーロ宮崎。1-0で追いかけるテゲバジャーロは、前半21分、エリア正面やや左でのフリーキックを獲得する。

キッカー―は、小川真輝。右足を振りぬくと、ゴール裏につどったテゲバジャーロのサポーターの想いものせて、ボールはゴール右隅へ。

しかし、奈良のGK岡田慎司が手を伸ばし、弾き出して防ぐ素晴らしい守備でゴールとはならなった。


フロンターレU-18から順天堂大を経て、テゲバジャーロで2年目のシーズンを迎える小川真輝。初めて見るプロとしてのそのプレーは、フロンターレアカデミー時代から培ってきたその右足を大いに生かし、輝いているものに見えた。

2011年9月4日、ダノンネーションズカップ in JAPANの準決勝。柏レイソルU-12と対戦したフロンターレU-12は、1-1で迎えた終盤にセンターサークル付近でフリーキックを獲得する。

キッカーは小川真輝。

距離からして、中で合わせるようなボールを入れるのか、と思わされる場面。しかし、小川は直接、ゴールを狙う。右足を振りぬくと、ボールは直接ゴールネットを揺らした。

2-1。チビリンピックや全日本少年サッカー大会で激闘を繰り広げてきた柏レイソルを相手に決めたその決勝ゴールは、小川真輝という選手を、大きく
意識させられる素晴らしいものだった。

この先、彼がどんな道筋をたどるのであれ、彼は間違いなくヒーローであり続ける。そう感じさせられた瞬間だった。

フロンターレのアカデミーを愛するサポーターならば、彼がU-18のときに見せたフリーキックからのゴールを、思い出せる人は多いのではないか、
と思う。

U-18から大学を経て、彼が小さいころから培ってきた右足を武器に、プロの舞台でも輝きを見せていることが嬉しい。

この先、何度もその右足で、宮崎の人々に、「今日のヒーローは小川真輝だった」という試合を見せられれば、と思う。


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