フロンターレU15 – 柏レイソルU15 / メトロポリタンリーグ2013
5月14日、39の県が、新型コロナウイルスの感染拡大にともなう緊急事態宣言の対象から解除された。川崎市のある神奈川県はまだだけれど、ここから、この状況が収束へ向かい、やがては選手たちもサポーターたちも、サッカーを心ゆくまで楽しめる日常が戻ってきますように。
時間の空いた2020年5月の今、昔の観戦ノートを開いて、フロンターレアカデミーの試合を振り返ってみようという記事。24回目は2013年7月6日のメトロポリタンリーグ。
【川崎フロンターレU-15 メトロポリタンリーグ vs 柏レイソルU-15】
2013年7月6日(土)午後2時2分キックオフ 麻生グラウンド 晴れ 35分ハーフ
フロンターレの先発は、GK1早坂勇希、最終ラインは右から20藤田雄士、4養日幹大、3伊従啓太郎、6野中康平、中盤の底に5小川真輝、その前に9池谷祐輔、15桝谷岳良、右に2金井満生、左に10村田聖樹、前線には11三本木達哉。
好天の麻生グラウンド。この日はちょうど気象庁が梅雨明けを発表したばかり。夏らしい暑さのなかでの試合になる。
立ち上がり、流れはフロンターレへ。2分には右コーナーキック、池谷が右足で入れたボール、伊従が頭で合わせるが、これは決まらない。
それでも6分には左から村田が斜めにエリア前に出したパスに抜け出したのは三本木。そのまま仕掛けていくと、GK21もかわしてゴールへ流し込み、1-0。先制点はフロンターレへ。
フロンターレが最終ラインの伊従、養日に時には早坂も加わりながらつないでいこうというのに対して、柏もそこを狙ってボールを奪い取り、ゆったり回しながら、迫っていこうという展開に。どちらかといえば、柏がボールを持つ時間が長くなっていき、コーナーキックを得るなどしていくものの、決定的な場面には至らない。
20分に取られた給水タイム明け、21分には、フロンターレ、三本木が柏のバックパスをさらい、1対1となるが、柏の守備の戻りも速く、左コーナーキックに。池谷が入れたボール、こぼれ球を拾った養日がクロスを入れるが、シュートには至らず。
ともにボールを持つと、回しながらゴールをうかがう場面が続いていき、32分には、フロンターレ、こぼれ球を拾った小川が正面でミドルシュートを打つが右へ。前半は1-0でタイムアップとなる。
後半立ち上がりにはフロンターレ、金井のパスに池谷がエリア右へ。シュートを打つもこれは阻まれ右コーナーキックに。池谷がボールを入れると、こぼれ球を拾った養日がシュートを打つが枠はとらえられず。
フロンターレは10分、藤田に代わり13森陽平。17分には、桝谷に代わり24大曽根広汰。
フロンターレも柏もともに決定的な場面までは至らず、試合は進んでいく。
給水タイム明けには、村田に代わり14デューク・カルロス。22分には、右コーナーキック、デュークが左足でニアに鋭いボールを入れていくが、シュートにはつながらない。
フロンターレに対して、柏が裏を何度も取る場面をつくるものの、早坂や伊従、養日らが粘り強く守っていく。
27分には、正面でフリーキックを得たフロンターレ。小川が入れたボール、こぼれ球を拾った三本木がシュートを打つが、枠はとらえられず。
30分には、柏も右コーナーキックを得ると、セカンドボールを拾いミドルシュートを打つが、枠外。フロンターレは直後にはカウンター、三本木のパスに正面へデュークが抜け出しシュートを打つが、上に。
35分には、柏、エリア内へ進入するが、伊従、養日が粘り強く対応しシュートには至らず。試合はタイムアップとなり、1-0。
暑さのなか、粘り強く戦い抜いてフロンターレは勝利することになった。
フロンターレのアカデミーは2011年あたりからの数年、何かと柏と対戦することが多く、特にこの年代はジュニアのときからチビリンピック、ダノンネーションズカップ、チビリンピックといった大きな大会でどれも心に残る試合を繰り広げてきた。この試合も「どんな試合になるのだろう」とわくわくしながら、麻生グラウンドへ向かったような記憶がある。その期待は、選手たちがU-18年代になっても続いていく。
現在フロンターレからトップチームに上がった選手はいないけれど(ひとつ下の学年で、ジュニアの頃からともに多くの試合に出ていた宮代大聖はいるが)、数年後大学を経て、“里帰り”を果たした選手たちが、また柏の選手たちと向かい合うときがくればいいな、と思う。
前半1-0 後半0-0 計1-0
得点:三本木達哉
フロンターレの先発:1早坂勇希、20藤田雄士、4養日幹大、3伊従啓太郎、6野中康平、5小川真輝、9池谷祐輔、15桝谷岳良、2金井満生、10村田聖樹、11三本木達哉
交代:藤田→13森陽平 桝谷→24大曽根広汰 村田→14デューク・カルロス
(文中敬称略)
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