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フロンターレU12 – レジスタFC / チビリンピック全国大会準決勝

 7月18日、ニッパツ三ツ沢球技場で行われたJ1リーグ第5節。川崎フロンターレは5-1で横浜FCに勝利した。最後には差はついたものの、追いつかれてからは横浜FCが何度もゴールに迫る苦しい展開。特に横浜FCユースの選手としてプリンスリーグ関東で川崎フロンターレU-18と対戦した斉藤光毅が、何度も切り込み、ゴールをおびやかしていく場面には、ひやひや。その一方で、少しうれしさも感じた。ホーム等々力で対戦するときにはどんな試合になるのか。とても、楽しみにしている。

昔のノートからフロンターレアカデミーの試合を振り返る。第80回は2014年5月5日のチビリンピック全国決勝大会準決勝。予選リーグを3勝1分け、準決勝に進出した川崎フロンターレU-12はレジスタFCと対戦した。


フロンターレは関東大会の決勝でもレジスタFCと対戦。2-1で勝利したレジスタFCが優勝を決めている。


【川崎フロンターレU-12 チビリンピック全国決勝大会準決勝 vs レジスタFC】

2014年5月5日(月)午前9時キックオフ 日産フィールド小机Aコート 12分×3  8人制 くもり


第1ピリオド。フロンターレのメンバーはGK1川合我空、最終ラインは右から7猪狩祐真、5松永竜之介、2鈴木康平、中盤は10戸水利紀、右に22石原央脩、左に9鈴木大登、前線には11戸澤龍人。



レジスタは、GK1、最終ラインは右から14藤原堅也、5髙橋港斗、6鮎澤風太、中盤は3板倉健太、右に11三浦楓太、左に8屋宜和真、前線には10木下翼。




第1ピリオドはともにボールを握りながらも、決定機には至らない時間が続いていく。


フロンターレは戸水を中心にボールを動かし、猪狩の仕掛けや鈴木康平の左足を活かそうとしていくが、なかなかチャンスには至らない。


6分にはフリーキックを得たフロンターレ、エリア内へ戸水が右足でボールを入れていくが、レジスタはクリア。


松永を中心にレジスタの攻めにうまく対応していくフロンターレ。11分には、右コーナーキックを得ると、鈴木康平が左足でボールを入れていくが、これもシュートには至らず。


第1ピリオドは0-0でタイムアップとなる。




第2ピリオド。フロンターレのメンバーは、GK16青山海、最終ラインは右から15柴崎蒼、3田鎖勇作、キャプテンの6横澤悠馬、中盤は8茅野優希、右に13堀川洸、左に4松森創平、前線には14五十嵐太陽。




レジスタのメンバーは、GK20熊倉匠、最終ラインは右から13島田善、4桑田祐輔、17宇田川侑潤、中盤は2常盤亨太、右に15篠田大輝、左に9山崎倫、前線には7本山大器。




決定機があまりない第1ピリオドとは一転、ペースを握ったのはレジスタ。立ち上がりからフロンターレエリア前でフリーキックを得てら本山のキックからゴールをおびやかすなどしていく。


2分には右コーナーキック、本山がボールを入れていくと、山崎がこぼれ球に迫るが、ファールがあり、シュートには至らず。さらに3分には山崎がエリア前に。シュートを打つも青山がセーブしていく。


フロンターレも5分にはエリア前でフリーキックを得ると、横澤が直接狙うが枠はとらえられず。


直後にはレジスタ、島田の右クロスに山崎がエリア内へ。頭で合わせるが、枠はとらえられず。


レジスタは熊倉も正確なキックで組み立てにも加わり、ボールを動かしていく。10分には篠田のパスに、本山がエリア前に抜け出すが、これはオフサイド。


しかし、11分、レジスタは山崎がエリア内へ。シュートを打つとこれが決まり、0-1。


さらに12分、レジスタは右に流れた本山が右クロスを入れると、これにダイレクトでシュートを打ったのは篠田。ボールはゴールのなかへ。0-2。第2ピリオドは0-2でタイムアップ。レジスタがリード、フロンターレが追いかける展開となり、第3ピリオドへ。


第3ピリオド。フロンターレのメンバーは、GK1川合我空、最終ラインは右から7猪狩祐真、5松永竜之介、キャプテンの6横澤悠馬、中盤は10戸水利紀、9鈴木大登、前線には13堀川洸、11戸澤龍人。




レジスタのメンバーは、GK20熊倉匠、最終ラインは右から7本山大器、5髙橋港斗、4桑田祐輔、中盤は2常盤亨太、13島田善、前線には9山崎倫、10木下翼。




ゴールがほしいフロンターレ。立ち上がりからレジスタ陣内で時間をつくっていく。1分には戸水がエリア外左へ。シュートを打つが、右へそれていく。


さらに2分には、エリア前で戸澤がファールを受け、フリーキックに。髙橋にはイエローカードが提示される。しかし、キッカーの戸澤が入れたボールはシュートにはつながらない。


さらにフロンターレがフリーキックを得る場面は続き、戸水の入れたボールからゴールをうかがうが決定的なものとはならず。6分になり、第3ピリオドのみに行われるコートチェンジに。



コートチェンジを経て、レジスタはGK熊倉が正確なボールを配給。そこからチャンスメークをしていくが、フロンターレは松永や川合を中心にうまく守っていく。


8分には左コーナーキック、レジスタの本山が右足でボールを入れていくが、川合はしっかりキャッチ。


焦りもあるのか、ややパスミスもあり、なかなかシュートまで至らないフロンターレ。それでも11分、右コーナーキックを得ると、戸澤が入れたボール、頭で合わせたのは鈴木大登。ボールはゴールのなかへ。1-2。1点差に。


しかし、次の1点は生まれずに試合はタイムアップ。1-2。フロンターレのチビリンピックは準決勝で終わることになった。


この当時フロンターレと、対戦したレジスタの選手たちは、現在もJクラブのユースや高校などで活躍している選手も多い。昌平高校に進んだ篠田大輝や、山梨学院高校の熊倉匠などは今季のプリンスリーグ関東でも対戦する可能性があった。


現在はプレミアリーグEASTとの合同リーグが予定されており、どのようなチーム構成で行われるか、まだわからないけれど、成長した彼らの姿も見られたら、とても嬉しいな、と思う。




①0-0 ②0-2 ③1-0 計1-2


得点:鈴木大登(フロンターレ) 山崎倫、篠田大輝(レジスタ)



第1ピリオドのフロンターレのメンバー:1川合我空、7猪狩祐真、5松永竜之介、2鈴木康平、10戸水利紀、22石原央脩、9鈴木大登、11戸澤龍人


第1ピリオドのレジスタのメンバー:GK1、14藤原堅也、5髙橋港斗、6鮎澤風太、3板倉健太、11三浦楓太、8屋宜和真、10木下翼



第2ピリオドのフロンターレのメンバー:16青山海、15柴崎蒼、3田鎖勇作、6横澤悠馬(c)、8茅野優希、13堀川洸、4松森創平、14五十嵐太陽


第2ピリオドのレジスタのメンバー:20熊倉匠、13島田善、4桑田祐輔、17宇田川侑潤、2常盤亨太、15篠田大輝、9山崎倫、7本山大器



第3ピリオドのフロンターレのメンバー:1川合我空、7猪狩祐真、5松永竜之介、6横澤悠馬(c)、10戸水利紀、9鈴木大登、13堀川洸、11戸澤龍人



第3ピリオドのレジスタのメンバー:20熊倉匠、7本山大器、5髙橋港斗、4桑田祐輔、2常盤亨太、13島田善、9山崎倫、10木下翼



(文中敬称略)


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