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フロンターレU18 – ジェフユナイテッドU18 / プリンスリーグ関東2部2013第18節

 6月4日の夜、等々力緑地を自転車で通りかかると、等々力第一サッカー場と等々力第二サッカー場の明かりが灯り、ピッチを照らしていた。フロンターレのアカデミーではなかったけれど、そこには練習に励む選手たちの姿があった。緊急事態宣言後しばらく使われてなかった2つのサッカー場。そこに選手たちがいて、ボールを蹴っている。それだけで、とてもうれしくなる出来事だった。

そして、フロンターレのアカデミーの活動も6日から再開となる。わたしたちサポーターは見学はできないけれど、いい練習を積み重ねて、それをピッチの上で表せるときが、早く来てほしい−と願う。

昔のノートからフロンターレアカデミーの試合を振り返る。第44回目は2013年12月8日のプリンスリーグ関東2部第18節。前節のホーム最終戦、桐蔭学園に6-0で勝利した川崎フロンターレU-18は、ジェフユナイテッド市原・千葉U-18との試合に臨んだ。


【川崎フロンターレU-18 プリンスリーグ関東2部第18節 vs ジェフユナイテッド市原・千葉U-18】

2013年12月8日(日)午後1時半キックオフ 姉崎公園サッカー場


ここまで15勝2敗、優勝を決め、2014年はプリンスリーグ関東に残ることが確定した川崎フロンターレU-18。先発は、GK21深谷星太、最終ラインは右から2加藤徹、ゲームキャプテンの3坂口正高、5河村知侑、6 吉田武史、ボランチは8大山多一、25板倉滉、右MF11岡本一輝、左MF23牧寛史、前線には、32岸晃司、22岡田優希。




2位國學院久我山に続いての、3位が確定した千葉。先発は、GK30辻周吾、最終ラインは右から5、32岡野洵、15秋山翔、14浦田樹、ボランチは23横山玄徳、16岩田尚樹、右MFキャプテンの8新堀真也、左MF19氣田亮真、トップ下7仲村京雅、前線には、13御船翔太。





4月から続いたプリンスリーグ関東2部もいよいよシーズン最終戦。


立ち上がりには、千葉が新堀のミドルシュートでゴールをうかがうが、枠はとらえられず。


一方のフロンターレは10分、深谷のフィードを岸がおさめ、岡田を経由して、岡本一輝がシュートに持ち込むが、GK辻がセーブ。続いて、パス交換から板倉が右サイドに流れ、クロスを入れると、牧が頭で合わせるが、ここもまた辻がセーブしていく。


フロンターレがボールを握る展開は続き、岡本一輝がさらにミドルシュートを打つなどしていくが、枠はとらえられず。スコアは動かない。21分には、右に流れた岸の右クロスから岡田がシュートを打つが、こちらもゴールをおびやかすようなものにはならず。攻め続けながらも決めきれない時間が続いていく。


33分には深谷のフィードに、岡田が抜け出すが、オフサイド。シュートを打った岡田に対してはイエローカードが提示される。


40分には、板倉のスルーパスに岡本一輝が抜け出しシュートを打つが、ボールはバーへ。45分には、牧のパスに今度は岡田が正面へ抜け出すが、GK辻に阻まれていく。そして前半は0-0でタイムアップとなる。



後半フロンターレは大山に代えて31長谷川隼。千葉も9分には新堀に代わり10和田凌。


フロンターレが相手ゴールへ迫る展開は続いていき、岸がオフサイドを取られながらも際どい動き出しを見せたり、牧がシュートを打つなどしていくが、ゴールには至らない。


千葉も浦田の直接フリーキックからゴールを狙うが枠はとらえられず。


20分にはフロンターレは岡本一輝に代わり14梶田航平が右MF。24分には、千葉、和田の右クロスからシュートを打つが、深谷がセーブ。しばらくぶりの実戦となった深谷は、しっかり後ろからチームを支えていく。


27分、ついにスコアを動く。右サイドでボールをキープした岡田がゴール前にボールを送ると、押し込んだのは岸。1-0。フロンターレがついにリード。直後には千葉、仲村がシュートを打つが、左へ。


34分、フロンターレは岡田に代わり9相馬健一朗。


35分には千葉、浦田のフリーキック、エリア内で秋山が合わせるが右へ。


長谷川、板倉を中心にボールを動かしていくフロンターレ。36分には岸のキープから牧がシュートを打つが、右へそれていく。37分には、右コーナーキック、長谷川が右足でボールを入れると、ニアに走り込んだ相馬がシュートを打つが、右へ。


千葉、氣田、御船に代わり9バリガ外山ジェロ、4竹之内勇人。


フロンターレは37分、エリア前で、岸がファールを受けフリーキックに。板倉は直接狙うが辻がセーブ。


フロンターレも選手交代。岸に代わり24金子俊志。


フロンターレは坂口、河村知侑を中心に相手に起点をつくらせず。長谷川や板倉がセカンドボールを拾うなどして、時間を重ねていく。試合はタイムアップとなり、1-0。フロンターレはプリンスリーグ関東2部を、第5節から続く連勝を14まで伸ばし、16勝2敗、勝ち点48、得点72、失点17、得失点差は+55とし、リーグ戦を締めくくることになった。


この試合では、高い位置で連動して、ボールをものにする、それまでの数試合のような良さをフロンターレは出すことがなかなかできなかった。それでも相手にチャンスを与えずに、じれずにチャンスをものにする。勝ち続けてきたからこその強さを、見せることにもなったように思えた。


前半0-0 後半1-0 計1-0

得点:岸晃司(フロンターレ)



フロンターレの先発:21深谷星太、2加藤徹、3坂口正高、5河村知侑、6 吉田武史、8大山多一、25板倉滉、11岡本一輝、23牧寛史、32岸晃司、22岡田優希


交代:大山→31長谷川隼 岡本一輝→14梶田航平 岡田→9相馬健一朗 岸→24金子俊志


控え:16玉永大地 4太田賢吾 7河村知侑 15伊藤健太 30三笘薫


千葉の先発:30辻周吾、5、32岡野洵、15秋山翔、14浦田樹、23横山玄徳、16岩田尚樹、8新堀真也(c)、19氣田亮真、7仲村京雅、13御船翔太

交代:新堀→10和田凌 氣田→4竹之内勇人 御船→9バリガ外山ジェロ


(文中敬称略)









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