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フロンターレU12 – 屋島FCジュニア / チビリンピック全国大会2014予選リーグ第2戦

 7月11日、等々力や多摩川沿いを自転車で走ってみる。等々力の補助競技場や等々力第一サッカー場、第二サッカー場、河川敷のサッカーグラウンドでは、練習試合や審判を入れての試合を行っているチームが、多く見られるようになっていた。数え切れない選手たちがボールを追いかける日常が戻ってきているようで、とてもうれしくなる光景だった。

昔のノートからフロンターレアカデミーの試合を振り返る。第77回は2014年5月4日のJA全農杯チビリンピック小学生8人制サッカー全国決勝大会。関東大会で準優勝を果たした川崎フロンターレU-12は、予選リーグでは九州代表のBUDDY・FC、四国代表の屋島FCジュニア、東北代表のMIRUMAE.FC、関西代表の兵庫FCと対戦した。


10チームが2グループに分かれて行う予選リーグから決勝トーナメントへ進めるのは上位2チーム。フロンターレは、5月3日に行なわれた初戦のBUDDY・FC戦を0-0で引き分けてのスタート。


【川崎フロンターレU-12 チビリンピック全国決勝大会予選リーグ第2戦 vs 屋島FCジュニア】

2014 年5月4日(日)午前8時58分キックオフ 日産フィールド小机Bコート 12分×3  8人制


12分、3ピリオド制、第1ピリオドと第2ピリオドは異なる選手たちが出場しなければならない、というルールで行われる試合。


第1ピリオド、フロンターレのメンバーは、GK1川合我空、最終ラインは右から7猪狩祐真、5松永竜之介、2鈴木康平、中盤は10戸水利紀、右に22石原央脩、左に9鈴木大登、前線には11戸澤龍人。



屋島FCは次のようなメンバー。



前半ペースをつかんだのはフロンターレ。ラインを高く保ち、猪狩や鈴木康平も高い位置へ。戸水が裏を突くパスを出すなどしていく。


6分には猪狩がエリア右へ。シュートはGK1がはじき、右コーナーキックに。鈴木康平が左足でボールを入れると、屋島FCはこれを防ぐが、セカンドボールを拾い、左サイドへ展開。鈴木康平が左クロスを入れると頭で合わせたのは戸水。ボールはゴールのなかへ。1-0。フロンターレが先制する。


石原がうまくボールをキープし、戸澤や鈴木大登も仕掛けるなどし、フロンターレは流れを渡さない。シュートの数こそ多くはないものの、ここぞというところでコーナーキックを得るなどしていく。


11分には、左コーナーキックを得ると、戸澤が右足で入れたボール、ニアで鈴木大登が合わせるがこれは左へ。第1ピリオドは1-0でタイムアップとなる。


第2ピリオド。フロンターレのメンバーは、GK16青山海、最終ラインは右から15柴崎蒼、3田鎖勇作、キャプテンの6横澤悠馬、中盤は8茅野優希、右に13堀川洸、左に4松森創平、前線には14五十嵐太陽。




屋島FCは次のようなメンバー。





立ち上がりから屋島FCのエリア前で時間をつくっていくフロンターレ。2分には松森のシュートのこぼれ球を拾った茅野がシュートを打つが、GK2がセーブしていく。


3分にはさらにGK2が前に出ているところを突いて、松森がループシュート。ゴールラインを越えそうになるが、屋島FCがこれをクリアする好守。さらに4分には柴崎が右サイド低い位置からロングシュートを打つが、右へそれていく。


うまく縦パスを交えながらさらに迫るフロンターレ。5分には、堀川のパスに抜け出した五十嵐がシュートを打つが、ポストを叩く。


そして、6分、左コーナーキックを得たフロンターレは、柴崎が右足でボールを入れていく。こぼれ球を自ら拾った柴崎はエリア外左からシュート。これがゴールへ決まり、2-0。フロンターレがさらに突き放す。


11分にはさらに堀川から五十嵐とつなぎ、五十嵐のパスに茅野がエリア内へ抜け出すが、シュートは決まらず。第2ピリオドはタイムアップ。2-0。フロンターレがリードして第3ピリオドへ。


第3ピリオド。フロンターレのメンバーはGK1川合我空、最終ラインは右から7猪狩祐真、5松永竜之介、キャプテンの6横澤悠馬、中盤は8茅野優希、右に10戸水利紀、左に9鈴木大登、前線には11戸澤龍人。

屋島FCは次のようなメンバー。




立ち上がりからうまくポジションを入れ替えながら迫っていくフロンターレ。なかなかシュートには至らないものの、松永や横澤がうまくボールをものにするなどして、流れをつかんでいく。


7分には左から持ち込んだ戸澤がエリア左へ。シュートを打つが、バーを叩く。


第3ピリオドのみ取られるコートチェンジを経て、9分には松永が正面でこぼれ球を拾い、シュートを打つが、これは枠外。


屋島FCもフリーキックでゴールを狙うものの、シュートにはつながらない。


すると12分、フロンターレは戸澤のパスに猪狩がエリア外右へ。ダイレクトでミドルシュートを打つと、これが決まり、3-0。


直後には屋島FC、4木谷亮太が決めて3-1となるが、試合はタイムアップ。この大会初めての勝利を挙げることになった。


①1-0 ②1-1 ③1-0 計3-1

得点:戸水利紀、柴崎蒼、猪狩祐真(フロンターレ) 木谷亮太(屋島FC)


第1ピリオドのフロンターレのメンバー:1川合我空、7猪狩祐真、5松永竜之介、2鈴木康平、10戸水利紀、22石原央脩、9鈴木大登、11戸澤龍人



第2ピリオドのフロンターレのメンバー:16青山海、15柴崎蒼、3田鎖勇作、6横澤悠馬(c)、8茅野優希、13堀川洸、4松森創平、14五十嵐太陽


第3ピリオドのフロンターレのメンバー:1川合我空、7猪狩祐真、5松永竜之介、6横澤悠馬(c)、8茅野優希、10戸水利紀、9鈴木大登、11戸澤龍人


(文中敬称略)







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