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未来

2023年のフロンターレアカデミーで起こった大きな変化は、Anker フロンタウン生田という新たな拠点の誕生。

そして、フロンターレU-15生田、フロンターレU-15等々力と、U-15が2チーム編成になったことだと思う。

川崎フロンターレU-15生田の1年生たち

これまでのフロンターレU-15を引き継いだかたちとなったフロンターレU-15生田の1先生たちは、関東ユース(U-13)サッカーリーグ1部Aブロックを11勝3敗で、優勝。


川崎フロンターレU-15等々力の1年生たち

一方新設チームで1年生のみでのスタートとなったフロンターレU-15等々力は、同年代の選手たちと対戦する神奈川県(U-13)サッカーリーグと、年代が上の選手たちとも対戦する神奈川県(U-15)サッカーリーグという二つのリーグ戦に参戦。U-13リーグでは4部で戦った1stステージでは7戦7勝、101得点1失点、3部に上がった2ndステージではここまで3戦3勝、13得点1失点と、多くの勝利を重ねる一方、U-15リーグでは、フィジカルや経験値で上回る相手に時に苦戦しながらも、3勝5敗。奮闘を重ねてきた。


それぞれ違った環境に置かれた2チームで、選手たちそれぞれが経験してきたことは、選手たち自身はもちろん、未来のフロンターレにとっても、必ず大きな財産になるのではないか、と思う。



12月23日、等々力第一サッカー場では、そんなフロンターレU-15生田とフロンターレU-15等々力の選手たちが混成チームという形で、FCみどりU-14と対戦。30分×2、25分×2と計4本の練習試合を行った。

【川崎フロンターレU-15生田(1年)・川崎フロンターレU-15等々力(1年) 練習試合 vs FCみどりU-14】
12月23日(土) 午後2時45分キックオフ 等々力第一サッカー場 くもり 30分×2 25分×2


1本目、フロンターレのメンバーは、
GK50小村風人(生田)
最終ラインは右から3出口翔太(生田)、5渡邉拓眞(生田)、17吉田琉海(生田)、13木田悠司(等々力)
ボランチはキャプテンの6望月楓矢(生田)、8池田颯太(等々力)
右MF7遠山頼斗(等々力)、左MF13川上翔(生田)
前線には9土肥瑠星(生田)、11林凜太朗(等々力)。

小村、出口、渡邉、吉田、望月、川上、土肥はフロンターレU-15生田。木田、池田、遠山頼斗、林はフロンターレU-15等々力という構成となった。

立ち上がりから攻勢に出るのはフロンターレ。1分には右サイド、うまく裏を取った林がクロス。これにエリア正面、うまく抜け出した川上がシュート。しかし、GK22がセーブ。

フロンターレは、さらに左サイドで、木田が高い位置で受け、その縦パスに川上が高い位置へ。その仕掛けは、FCみどりが体を張り、阻んでいくが、相手陣内でのプレーが続いていく。

渡邉や吉田、池田や望月がかかかわり、うまく間に顔を出した林がボールをおさめるなど、回していくフロンターレ。
うまくサイドで三角形をつくり、スムーズな連係を披露。ラインも高めにあげ、吉田の縦パスを土肥がおさめるなど、起点をつくり、裏を突いたパスに、遠山頼斗が抜け出すなど、エリア近くでのプレーを続けていく。

19分には、左サイドに展開すると、クロスのこぼれ球をエリア外正面で拾った土肥がミドルシュート。これは枠をとらえるが、GK22がセーブ。

さらに右サイドでのスローインの流れから、望月がエリア右へ。シュートを打つと、FCみどりが体を張り、阻んだところ、エリア内、川上が詰めるが、FCみどりも粘り強い守りで対抗。
さらにエリア外正面、うまくボールをおさめた川上のミドルシュートは、枠をとらえるが、GK22がセーブしていく。

フロンターレは、さらにいい距離感でタイトな寄せからボールを奪う場面をつくり、23分には中央で池田がカット。そのスルーパスに、土肥が動き出すが、ここはGK22が対応。

さらに右サイド、流れてボールを受けた土肥から中央の池田へつながり、池田は縦へのパス。これに林が動き出すが、FCみどりの守りに遭い、シュートまでは行けず。

23分には、右サイド、うまく裏を取った遠山頼斗がカットインからエリア正面やや右へ。ミドルシュートを打つがこれは左にそれていく。

FCみどりも、しっかりビルドアップを図るが、それに対し、うまく連動。追い込んでいくロンたーれ。25分には、正面で望月がカット。エリア外正面右に持ち込んでミドルシュートを打つが、これはFCみどりの選手に当たり、ゴールとはならない。

フロンターレは、27分にはさらに出足の良く前に出た吉田がカットし、中盤に付け、右に流れた林が作ったスペースを突いて、土肥がエリア正面右へ。シュートを打つが、FCみどりの体を張った守りが阻んでいく。

林や川上がプレスバックで、マイボールにしてくフロンターレ。最終ラインの木田や渡邉、吉田がかかわって、ボールを動かし、右へ流れた林のパスに、遠山頼斗がエリア正面へ抜け出す場面をつくるが、ゴールには至らず。
1本目はタイムアップとなる。

・0-0
・1本目のメンバー:
50小村風人(生田) 3出口翔太(生田) 5渡邉拓真(生田) 17吉田琉海(生田) 13木田悠司(等々力) 6望月楓矢(生田)=c 8池田颯太(等々力) 7遠山頼斗(等々力) 13川上翔(生田) 9土肥瑠星(生田) 11林凜太朗(等々力)



2本目は25分。
フロンターレはGK16松田隼(等々力)、
最終ラインは右から15渡部泰地(等々力)、キャプテンの4對馬羽琉(生田)、22岩﨑海澄(等々力)、7森本信路(生田)、
ボランチは4坂西叶羽(等々力)、8夏目瑛斗(生田)、
右MF11冨田嵐丸(生田)、左MF6遠山煌斗(等々力)、
前線には15髙越遼平(生田)、17中矢温仁(等々力)。

等々力が6人、生田が5人という構成に。

フロンターレは立ち上がりからラインを高くキープ。FCみどりがボールを持つ場面では、髙越がプレスバック。中盤でうまく受けた坂西のパスに、渡部が高い位置へ顔を出すなどしていく。

FCみどりは高い位置からプレス。しかし、松田がそれをうまくかわし、岩﨑にボールを付け、それに対応。
遠山煌斗が中央に寄り、夏目とかかわり、そのパスに中矢が左サイドから斜めに正面への動き出し。FCみどりもそれにしっかり対応し、シュートには至りませんでしたが、うまく関わり合いながら、ゴールに迫っていく。

8分には、中央で冨田がカット。縦に仕掛けると、FCみどりにファールがあり、フリーキックに。
キッカーは坂西。右足で直接狙うが、GK29がセーブ。

直後には、右サイド、渡部から中央に寄った中矢、右サイド、冨田とつながり、冨田のパスに、髙越がエリア右へ動き出すが、FCみどりの守りに遭い、惜しくもシュートまでは行けず。

さらにフロンターレは、最終ラインの岩﨑や對馬、中盤の坂西や夏目もかっかわり、ボールを動かし、FCみどりがボールを持つ場面では、前から連動してプレス。
すると12分には、エリア外正面やや右で坂西がカット。そのボールを受けた渡部がエリア外右からミドルシュートを打つと、ゴールネットが揺れ、1-0。
フロンターレが先制点をものにする。

直後には、中盤に下がった中矢がカット。夏目に預け、夏目のパスに、中央へ中矢が抜け出しそうに。ここはFCみどりの守りが対応していく。

13分にはさらにフロンターレ。中央で受けた坂西のスルーパスに、髙越が反応、これはオフサイド。

さらに岩﨑から左サイドに展開。森本から遠山煌斗とつながり、間で受けた髙越から左サイド、高い位置へ上がった森本へ。これに対しては、FCみどりが対応。
しかし、すぐさま、髙越がプレスバック。フロンターレがボールを取り返していく。

16分には、中央で夏目が縦パス。間で受けた坂西のパスに、髙越がエリア右へ飛び出すが、GK29がセーブ

FCみどりも、スローインの流れから、右サイドに展開。しかし、坂西が厳しい寄せ。GKの松田から渡部へとつながり、右サイド、冨田へ。これに対しては、FCみどりの選手が対応し、前には行けませんでしたが、守備から攻撃へのつながりを持たせていく。

20分には、高い位置から連動してプレスをかけたフロンターレ。坂西がエリア外正面右でカットし、ミドルシュート。しかし、GK29がセーブ。
FCみどりも直後には、左SBの14が中央へ持ち込み、右へ展開。これには森本が対応、

坂西や岩﨑、森本、夏目がかかわり、岩﨑の縦パスを、うまく下がり目で中矢がおさめるなどして、前に出ていくフロンターレ。
23分には、左サイドから森本がクロス。遠いサイド、冨田がシュート、GK29がセーブ。

24分には、髙越のスルーパスに、冨田がエリア右へ。富田はシュートを打つも、GK29がセーブ。

2本目は1-0でタイムアップ。

・1-0
得点:渡部泰地
・2本目のメンバー:
16松田隼(等々力) 15渡部泰地(等々力) 4對馬羽琉(生田)=c 22岩﨑海澄(等々力) 7森本信路(生田) 4坂西叶羽(等々力) 8夏目瑛斗(生田) 11冨田嵐丸(生田) 6遠山煌斗(等々力) 17中矢温仁(等々力) 15髙越遼平(生田)


3本目も続いて25分の試合。
フロンターレのメンバーは、GK19山川敦弘(等々力)、
最終ラインは右から2オガー悠仁(等々力)、5渡邉拓眞(生田)、20野田永輝飛(等々力)、2濱野礼(生田)、
ボランチは10初音虎次郎(等々力)、6望月楓矢(生田)、右MF14荒井瑞樹(生田)、左MF3笠原宏仁(等々力)、
前線には18小嶋遼介(等々力)、9平野杜和(等々力)。

等々力が7人、生田が4人という構成。

立ち上がりには、フロンターレ、右サイド裏を取った荒井が仕掛け。これに対しては、FCみどりも粘り強い良い守りで対抗。
さらにフロンターレは、左サイド、高い位置へ平野が抜け出し、左コーナーキックに。
フロンターレはショートコーナーを選択。望月がクロスを入れると、こぼれ球に反応した小嶋がヘディングシュート。いい位置取りからのシュートだったが、FCみどりの守りが阻んでいく。

中盤の選手たちもボールを預けたところから前に出ていくいい動きを見せていくフロンターレ。
4分には、左サイド、高い位置へ抜け出した望月がクロス。遠いサイド、おさめた笠原がシュート。しかし、左に。

直後には、望月が中央でカットし、右に流れた小嶋へ。小嶋は斜めにエリア正面右へ持ち込み、そのパスに平野がエリア内へ。
FC緑の守りが阻んだところ、左サイドに展開したフロンターレは笠原から初音へ。初音はクロスを入れるが、これはゴールには結びつかず。

フロンターレの相手陣内でのプレーは続き、7分には、9分には、左サイドから初音が間を突くパス。これに小嶋がエリア内へ抜け出すが、GK22が阻む。
さらに8分には、左サイドから中央にカットインの動きを見せた笠原がクロス。エリア内、平野が競るが、GK22がセーブ。

9分には、高い位置で小嶋がカット。正面の平野がおさめ、左サイドに展開すると、高い位置から笠原が折り返し。エリア内、小嶋がシュートを打つがクロスバーを叩く。

さらに攻勢を続けるフロンターレ、10分には、左サイドから濱野がクロス。遠いサイド、荒井が折り返すと、エリア正面右、こぼれ球に詰めた平野がシュート。これがゴールへ決まり、1-0。
ついにフロンターレが先制する。

直後にもさらにフロンターレ、右サイド、抜け出した望月がFCみどりの選手を引き付け、クロス。遠いサイド、笠原が飛び込むが、惜しくもさわることはできず。

フロンターレは、ここで望月に代わり8夏目瑛斗(生田)。
直後には、さっそくその夏目が平野に縦パス。平野は右サイドに展開。オガーが高い位置からクロスを入れるが、これはFCみどりがクリア。

フロンターレは、夏目、初音がかかわり、荒井も中央に寄って、ボールをものにし、すぐさま縦に付けるなど、切り替えの速さでリズムをさらに握っていく。
17分には、初音がカットし、左サイド、小嶋へ。小嶋のパスに、正面へ抜け出した平野がシュートを打つがこれは上にそれていく。

エリア前にボールが入っても野田が荒井につながるようなかたちで対応。流れは渡さないフロンターレ。
18分には、初音から夏目と縦につながり、夏目のパスに、小嶋が正面右へ。小嶋のシュートはGK22がセーブ。

直後には、FCみどりも、中盤からスルーパスが通り、正面に迫るが野田がこれに対応。

すると20分、フロンターレはFCみどりがGKにCBが加わっての組み立てを図るところを突き、エリア外に出たGK22から初音がカット。
そのパスをエリア外正面右で受けた平野がゴールへ決めて、2-0。フロンターレが突き放す。

初音や平野、夏目がかかわり、左サイド、高い位置へ濱野が抜けていくなど、攻勢を強めるフロンターレ。
22分には夏目がボールを奪い、左へ展開。濱野が高い位置からクロス。これはFCみどりの守りに遭い、左コーナーキックに。

キッカーは渡邉。遠いサイドに入れると、荒井がゴールの前に折り返し。これを小嶋が押し込み、ボールはゴールの中へ。FCみどりはオフサイドを主張するも、認められず。3-0。
フロンターレが突き放す。

さらに23分には、スルーパスに、笠原がエリア外左へ。うまく間を抜け、そのパスに平野が正面やや左へ。
シュートを打つとこれが決まり、4-0。

24分、フロンターレは、初音や間で受けた小嶋、笠原、下がり目で濱野がかかわり、中央の初音を経由して、濱野が左サイドの高い位置へ。
濱野が折り返すと、エリア正面右、抜け出したオガーがシュート。これはFCみどりが阻んでいく。

フロンターレはコーナーキックを得て、初音の精度の高いボールからゴールに迫るが、FCみどりはこれを阻んでいく。
3本目は4-0でタイムアップ。

・4-0
得点:平野杜和3、小嶋遼介
・3本目のメンバー:
19山川敦弘(等々力) 2オガー悠仁(等々力) 5渡邉拓眞(生田) 20野田永輝飛(等々力) 2濱野礼(生田) 10初音虎次郎(等々力) 6望月楓矢(生田) 14荒井瑞樹(生田) 3笠原宏仁(等々力) 18小嶋遼介(等々力) 9平野杜和(等々力)
・交代:望月→8夏目瑛斗(生田)


4本目は30分。
フロンターレのメンバーは、
GK1小坂一(等々力)、
最終ラインは右から3出口翔太(生田)、4對馬羽琉(生田)、5渡邉拓眞(生田)、20野田永輝飛(等々力)、
ボランチは4坂西叶羽(等々力)、2濱野礼(生田)、
右MF7遠山頼斗(等々力)、左MF11冨田嵐丸(生田)、前線には6遠山煌斗(等々力)、9土肥瑠星(生田)。

試合はいきなり動く。エリア正面外、土肥が鋭いターンからシュートを打つとこれが決まり、1-0。

フロンターレは、坂西、濱野がうまく中央で動かし、濱野がスルーパス。冨田がエリア正面へいい抜け出しを見せるが、最後にはFCみどりの寄せに遭い、シュートを打つことはできず。

右サイド、遠山頼斗や中盤の坂西、下がり目に下り、うまく間で土肥が受けるなどしながら、ボールを回していくフロンターレ。
7分には、出口が右クロス。エリア外正面、こぼれ球を拾った濱野はエリア左を突くパス。これに抜け出した冨田がシュートを打つが、GK29が足で止める素晴らしい守り。

フロンターレは、右サイド、出口のパスをうまく間で受けた遠山頼斗が正面右へ持ち込む動きを見せるなど、攻勢を続けていく。
8分には、出口の右クロスが左サイドに流れ、これを拾った野田が一気に高い位置へ。野田はクロスを入れていくが、FCみどりはブロック。
左コーナーキックとなり、出口は精度の高いボールをエリア内へ供給。これはGK29がパンチング。

右コーナーキックとなり、キッカーは遠山頼斗。左足でボールを入れると、對馬がヘディングシュート。これは惜しくもポスト。
こぼれ球に對馬が詰めるが、シュートは右にそれていく。

11分には中央に顔を出した冨田から左へ展開すると、野田が高い位置へ上がり、クロス。エリア正面、土肥のヘディングシュートは左に。

コーナーキックのセカンドボールを拾い、坂西が遠山煌斗とのパス交換からエリア内をうかがうなどしていくフロンターレ。

FCみどりは、GK29が前線へ送ったボールに、10が抜け出しそうになる場面をつくるが、對馬がこれには対応していく。

14分には、正面で土肥がボールをキープし、右へ展開。出口がクロスを入れると、正面で土肥がヘディングシュート。これはワンタッチあり、左コーナーキックに。
キッカーは出口。右足でボールを入れると、對馬がヘディングシュート。これが決まり、2-0。フロンターレが突き放す。

フロンターレはここで5人を交代。
GK小坂、最終ラインは右から22岩﨑海澄(等々力)、對馬、6望月楓矢(生田)、17吉田琉海(生田)、ボランチは8池田颯太(等々力)、渡邉、右MF7森本信路(生田)、左MF9平野杜和(等々力)、前線には11林凜太朗(等々力)、13川上翔(生田)。

選手が入れ替わっても、攻勢が続いていくフロンターレ。18分には、右サイド、岩﨑から中央を経由し、右サイドから斜めの動き出しで川上がエリア右へ。これはFCみどりが阻んで、右コーナーキックに。
キッカーは森本。左足でニアに入れたボールは、クリアに遭い、再度の右コーナーキック。

キッカー、森本がボールを入れると、シュートを打ったのは吉田。3-0。フロンターレが突き放す。

ボランチにポジションを移した渡邉もうまく中央、間で受け、縦に速いパスを入れ、そこから前に出ていくフロンターレ。
林が高い位置でボールをカット。エリア右、うまく背後を取り、仕掛け、折り返す場面をつくるなどしていく。
21分には、セカンドボールを拾った森本がエリア右へ。あまり角度のないところからシュートを打つが、これは左に。しかし、意表を突いたいいシュートに。

22分には、FCみどりのビルドアップを狙い、正面で渡邉がカット。シュートを打つが、GK29がセーブ。

23分には、對馬から右サイド、岩﨑へ。岩﨑はいったん平野に預け、高い位置へ上がると、岩﨑の縦パスに、正面、抜け出した川上がシュートを打つが、GK29がセーブ。

フロンターレは、25分平野が下がり目でおさめ、スルーパス。エリア正面、川上が抜け出すが、FCみどりの守備に遭い、左コーナーキックに。

コーナーキックのセカンドボールを拾い、フロンターレは攻勢を続けていく。
すると27分には、いったんFCみどりにボールが渡ったところ、高い位置でカットした池田が持ち込んで、シュート。これが決まり、4-0に。

さらに間にうまく顔を出した池田や渡邉、最終ラインの對馬や望月がかかわり、動かしていくフロンターレ。
28分には、渡邉の縦パスを林がおさめ、エリア外右、森本へ。森本がミドルシュートを打つと、これが決まり、5-0。

29分には、吉田が左サイドからエリア正面左に仕掛け、シュートを打つが、GK29がセーブ。

30分には、さらにフロンターレ、エリア正面へ林が抜け出すと、シュートはFCみどりのオウンゴールを誘い、6-0。4本目は6-0でタイムアップとなる。

・6-0
得点:土肥瑠星、對馬羽琉、吉田琉海、池田颯太、森本信路、オウンゴール
・フロンターレのメンバー:1小坂一(等々力) 3出口翔太(生田) 4對馬羽琉(生田) 5渡邉拓眞(生田) 20野田永輝飛(等々力) 4坂西叶羽(等々力) 2濱野礼(生田) 7遠山頼斗(等々力) 11冨田嵐丸(生田) 6遠山煌斗(等々力) 9土肥瑠星
・交代:出口→22岩﨑海澄(等々力) 野田→17吉田琉海(生田) 坂西→池田颯太(等々力) 濱野→6望月楓矢(生田) 遠山頼斗→7森本信路(生田) 冨田→9平野杜和(等々力) 遠山煌斗→11林凜太朗(等々力) 土肥→13川上翔(生田)


多くのゴールをものにしたフロンターレ。生田・等々力という二つのチームの混成とはなったが、それを感じさせない。「フロンターレ」というひとつのチームなのでは、と錯覚させられるようなプレーと、連係を見せ、多くのゴールをものにした練習試合になった。

その裏には、選手それぞれが磨き上げてきた技術と、積み重ねてきた経験、チームメートたちへの信頼。さらに生田・等々力とチームは違っても、目指すサッカーの方向性は同じである、ということがあるのではないか、と思う。

生田・等々力ともに、前線から中盤、最後尾まで、それぞれに軸となる可能性を秘めた選手が存在するのも、楽しみなところだ。

生田と等々力という二つのチームの最初の1年生たちは、2026年にはU-18の1年生となる。そう遠くはない未来、本当にひとつのチームになった時、見せるものは、どんなものになるのか。
その日がやってくるのが楽しみでならない。

(文中敬称略)

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