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愛知県の皇室伝承

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・壬申の乱の敗者、弘文天皇の生存伝説(岡崎市) ・文武天皇が「三河行幸」中に儲けた皇子「竹内王子」(豊橋市) ・なぜか渥美半島に渡った後小松天皇の皇女「松代姫」(田原市) ・うつ…
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2023年12月の記事一覧

【愛知県の皇室伝承】16.持統上皇の三河国御幸と紅葉の名所「宮路山」付近の伝説地(豊川市)

持統上皇の三河国御幸と紅葉の名所「宮路山」付近の伝説地 人皇第四十一代・持統天皇におかせられては大宝二(七〇二)年、歴史書『続日本紀』にあるように太上天皇として三河国(現・愛知県東部)を御幸あらせられた(大宝二年十月十日条)。  三河国の具体的にどこをお訪ねになったのかは朝廷内の記録には残されていないが、豊川市赤坂町の名電赤坂駅(名古屋鉄道)の付近には、持統上皇やそのゆかりの者の伝説地が集中している。 杉森八幡社  持統上皇の頓宮(※一時的な宮のこと。行在所)の跡だと