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2022年5月20日クボタスピアーズ記者会見

本日行われたオンライン記者会見にオレンジリポーターとして参加させていただきました。

記者会見の内容をできるだけ詳しく報告させていただきます。

()は参加者の質問となります。(写真提供:クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)

フラン・ルディケHC

 
 シーズンと同じように記者会見に参加していただきありがとうございます。自分たちのラグビーも各試合成長することができました。チームの努力もありますが、メディアの皆さんにも素晴らしいシーズンに貢献していただきありがとうございます。
 
 今週末はファイナルのカップを争う4チームに残ることができて光栄です。何人かはケガから戻ってきましたので、リフレッシュしてしっかり準備できることを楽しみにしています。
  
 フォーリーとクロッティはプレーオフではベースとなるプレーヤーです。状況に応じた決断など判断力もありますし、彼らはゲームを動かしますしコミュニケーションも非常に重要になりますので、ファンタスティックな気持ちです。この2~3週間ハードワークしてくれました。
 
(ワイルドナイツとの戦い方については)
 
 前回の試合ではボール保持やポゼッション(注:ボールの支配率)はしっかりできていたのですがチャンスをものにできませんでした。どれだけボールを獲得したり取り返すことができるのか、ゲインラインでどれだけ勝って取っていけるのか、あとはモメンタム(勢い)でどれだけやれるのか、アタックスピードも含めどれだけコントロールできるのかということです。今週末はモメンタム、ボールを持って前に出れれば自分たちのやりたいラグビーができると思います。
 
(昨年に続いてセミファイナル進出だが、クラブとしての成長は、昨年との変化は)
 
 2回目ですから昨年とはかなり変化があります。昨シーズンも新たな歴史を作ることができましたが、自分たちに、自分たちの能力をどれだけ出せるかということにフォーカスしていますし、良いチャレンジができるようになっています。


 
 

ライアン・クロッティ 選手

 
 こんにちは!シーズンは非常にハードでしたが、それがあったのでうまくプレーできました。日曜日のプレーオフではやるだけですしとても楽しみです。
 
(2回目のワイルドナイツとの試合ですが、ロビー・ディーンズHCはクルセイダーズのコーチ時代に一緒でしたね)
 
 そうですね、初年度はクライストチャーチのクルセイダーズで一緒でした。(ワイルドナイツとの試合に際して何か思いは?)試合をしているときは確かに強いチームですし、私たちもそれに対しシーズンを通じて準備をしていますし自分たちのやってきたことを信じるだけです。
 
(ケガでしばらく出られなかったが)
 
 筋系のケガを時間をかけてリハビリをしてきました。リフレッシュしてプレーオフに出られることが楽しみです。
 
(前節は後半突き放されましたが)
 
 日曜までシークレットですが、前回の対戦では最後でチャンスだったりエリアということではできていたので取れるところで取ることだと思います。キッキング(注:キックして前進する、ペナルティーキックなど)でプレッシャーをかける、自分たちの信じるラグビーをすることでプレッシャーをかけることができると思います。
 
(ワイルドナイツのディフェンスは一列で穴がないのが特徴だがどうやったら開けられると思うか)
 
 ボールキャリーで前に出ることができますし、ラックからクイックボールを出すことによりディフェンスをセットする時間がなくなるので基本的なことがどれだけできるかです。ハードワークをして、特にアタックのブレークダウンに関しては前回かなりやられたので修正して練習もしっかり行っています。
 
(スーパーラグビーで何度もプレーオフを経験しているが大事なことは)
 
 スピアーズでもプレーオフに進出した経験のある選手・コーチが他にもいることはラッキーです。過去の経験に対する信頼がリーダーグループの助けにもなりますし、ゲームプランの準備をしてどれだけチームに落とし込めるか、自信をもってハードワークして鍵となる瞬間にペナルティーをさせるためにプレッシャーをかけるなどシンプルなことができるかどうかです。それができればチャンスができて結果につながると思いますし、あとはオレンジアーミーが力をどれだけ与えてくれるかとういことも大きいので日曜日が楽しみです。



海士 広大 選手

 
 前回のパナソニック戦ではスクラムでプレッシャーを受けてしまったので、今週は逆にプレッシャーをかけて戦いたいと思います。
 
(スクラムで前回プレッシャーを受けた理由と対策は)
 
 前回は8人のまとまり、コネクトが緩くなって相手の固まったスクラムにプレッシャーを受けてしまいました。コネクトを強くして押していくことを強化しています。
 
(ジャバと組んでいて感じる強さは、バックローの選手の印象は)
 
 ジャバはスクラムにはプライドを持っていて目の色が変わることがあり、エナジーを出して「行くぞ!」と言ってくれるので頼もしい存在です。ロックは重くて強い押し、特にヘル・ウヴェ選手はパワーがあってチョコを食べるくらい好きになるとスクラムにプライドを持っているのでエナジーをもらっています。(ウヴェ選手は)実際にチョコが好きなのですがそのくらい楽しんでいますね。
 
(この4・5年のスクラムの進化、特に今シーズンはメンバーが入れ替わりながら安定しているが、意識などどのように上がっているのか)
 
 スクラムは最初の方は苦しんでいた時期もありましたが、個人練習で姿勢やタイヤ押しなどコーチがアフター(注:全体練習後)につきっきりでやってくれているところが強化につながっていると思います。あとはマルコムやジャバの存在が大きいです。トッププレーヤーのアドバイスや感じるパワーがすごいので、負けないようについていこうというのがレベルアップにつながっていると思います。
 
 ジャバの言葉で「もっとタイトにやれ、固めてたら俺が行くからお前もついてこい」と楽しいアドバイス(笑)をもらっています。「お前が固めといたら俺が切り開いたる」みたいな形で。(いい影響ですね)すごくいい影響になっています。スクラムに関してはチーム一のプライドを持っているんじゃないでしょうか。ジョージアはスクラムのチームというイメージを持っているので、良い影響をもらっています。チームに残ってほしいですが、早めの回復で試合に出てくれるので良い結果を出して送り出してあげたいです。
 
(岩爪さん: 昨シーズンはほとんど出場で前シーズンは13節からの出場だったが、出ていなかった期間はどのようにしてチームの成長を見ていたか)
 
 リハビリをしていましたが、チームの状況が良くて出たい気持ちはありました。コーチ陣やルディケHCから待っているから戻って来いよと言葉をかけていただき、モチベーションにつながっていて戻ってこれたのかと思います。
 
(焦りは)
 
 みんな良いプレーをしていたので焦りがあって自分のポジションはないんだろうなと。プロップ陣もすごく良いプレーをして自分のコンディションも抜群ではなかったのですが、コーチ陣からは頑張れよと言われて頑張れました。


準決勝は5月22日(日)14時に秩父宮でキックオフ。

この試合に勝って決勝に進むためにオレンジアーミーの皆さん全員で、全国から、全世界から応援しましょう。

「優勝するのは俺たち」を後押しするのは私たち。

杉本選手はクボタスピアーズ公式試合100キャップとなります。


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