2022年3月25日 クボタスピアーズ記者会見

昨日行われたオンライン記者会見にオレンジリポーターとして参加させていただきました。

記者会見の内容をできるだけ詳しく報告させていただきます。()は参加者の質問となります。

(写真提供:クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)

アランド・ソアカイ コーチ


 今週もよい準備ができています。新潟では良い流れを使って勝ちたいと考えています。

(明日の戦いはデータをみるとボール争奪戦は両チーム上位ですが)

 ブレイクダウンは誇りを持ってやっているところです。アタックはエンジョイできていますがボールキャリアがバトルで勝って倒れない、サポートする選手が相手に勝つ、スタッツを見てもクイックボールを出す点では上位に入っていると思います。トライを見てもエキサイティングだと思いますが各自が役割をしっかり遂行してくれています。

(シーズン折り返して今シーズン好調の原因をどう考えていますか)

 メンバーを見ていただいてもコロナのことも考えて全員で戦いすべての選手が役割を遂行してくれていますし、ゲームに出ていないWINGSも頑張ってくれています。千葉選手もコベルコ戦でしっかりやってくれ、青木選手もトヨタ戦では急遽メンバーに入りながらも結果を出してくれました。

(相手の攻撃を遅らせるジャッカルなどどのように意識しているか)

 ディフェンスには誇りを持っています。ディフェンスの接点は2人で行うようにしています。選手個々の強みを理解した上でディフェンスしています。ルアン・ボタ、デーヴィッド・ブルブリング、トゥパ・フィナウ選手はチョークタックルが得意ですし、ボールを持っていない状態でもアグレッシブに行くことがボールを取り返しアタックにつながると考えています。

(チームが良くなる状態の中でマインドが良くなったと感じたときはいつですか)

 11年目になりますがコーチでは7年、タフな時期もエキサイティングな時もありました。クボタの特徴は人材です。過去3年は成長するためのマインドを強調してやっていました。特にカルチャーと環境を強化しようと考え選手・コーチは頑張ってきました。自分たちがやろうとしていることをコーチも、それをドライブして(動かして)くれる立川理道選手、バーナード・フォーリー選手、ライアン・クロッティ選手・杉本博昭選手、マルコム・マークス選手などがインプットして実行してくれている点も素晴らしいです。

アランド・ソアカイコーチ

写真提供:クボタスピアーズ船橋・東京ベイ


末永 健雄 選手


 今週も良い準備をして交流戦を締めくくりたいと考えています。自分たちにフォーカスしてやるだけなのと、毎週レベルアップしているので次もNEXTレベルを見せられたらと考えています。

(自分たちにフォーカスとは具体的に、レッドハリケーンズは勢いがあるが)

 FWのセットプレーで圧倒したいです。ラインアウトのミスを修正して、先々週先週とモールトライが取れてないので今週は取りたいです。レッドハリケーンズはコンテストキックをしてきて惑わすと思うので対策をしっかり行ってカウンターアタックができればと思います。

(自陣でのラインアウトは90%成功でリーグ1位ですが今シーズンの勝利につながっていると感じますか)

 セットプレーが安定することでチームも前向きになれますし、そういうところで良い結果を出していきたいです。

(現時点での個人的な収穫と課題は)

 体の状態が良いので運動量はあります。ラックの精度を高めたいです。タックルは良いのでブレイクダウン、ジャッカルの精度をさらに上げたいです。ラピースなど同じポジションの選手とバチバチやってレベルを高めてきました。選手にはフラン・ルディケHC始めコーチの皆さんがモチベーションを高めてくれて、助け合ってNo1になりたいという共通認識があります。

(オレンジアーミーのバックアップについて)

 どの会場に行っても僕らのホームじゃないかと思うくらいオレンジの服を着てくれているし、会場を見てもその割合も多く、すごく応援してくれているんだなあと思って励みにもなりますし勇気をもらっています。

(代表への思いは)

 もちろん望んで入れる訳ではないですしチームの同じポジションにも代表はいるので、まずチームで活躍してやるべきことをやって選ばれたらそこでベストを尽くします。

(金髪については)

 コロナで家族が練習試合も含めリモートで観ることが多くなったので。おばあちゃんに分かりやくていいと言われています(笑)。最初は違ったんですがそれならそうしようと思って染めています。

(タックルへのこだわりは)

 そうですね。高校時代から日本協会会長の森さんからもタックルに行けない奴は選手でない、男でないと言われていて毎回相手を圧倒してやろうと考えています。

末永健雄選手

写真提供:クボタスピアーズ船橋・東京ベイ

岸岡 智樹 選手


 この試合は新潟で行われます。ラグビーがそれほど盛んでない地域でスピアーズのホストゲームが行われる、お米の産地でありクボタの関連で試合が行われることがキーポイントだと考えています。

(今シーズンのスピアーズは攻撃的ですが得点力がありますがどのように試合をリードしたいですか)

 まず力強いFWをいかに前に出すかがSOとしてゲームを作っていく中で一番キーポイントだと考えています。BKでも展開力があると考えていますのでFWに頼りすぎることなくBKでの展開も織り合わせていく、そういうところを意識したいと考えています。

(根塚選手は高校の1年後輩ですが)

 高校時代はCTBでしたが力強いランニング、日本人離れしたバネがあり、サイズはあまり大きくないのですが人に強いのでランニングのポテンシャルもありスピアーズに入ってからも活躍できていると思っています。同じ高校出身だからでしょうか、僕自身も安心してパスを出せるメンバーになっていますね。

(バーナード・フォーリー選手から学ぶところは)

 SOとしてゲームを作っていく上での冷静さ、味方への声掛けやサインの選択などをバーナード・フォーリー選手から学んでいます。

(攻撃選択の基準は)

 エリアで自陣ならキックを蹴る、敵陣ならボールを保持するするというラグビーで一般的なところは指標になると思います。相手のディフェンスや特徴を見て自陣からでも果敢に攻めたりということも出てくると思います。ハイパントなどキックに対してはキッカーへのプレッシャー、バックスのコミュニケーション、運動量も大事になってくると思いますので整備を行ってきています。

(早稲田の数学科出身ですがラグビーでも生きていますか)

 プレー中に迷いがないという点に関しては頭の中がクリアになっているところが一番大きいと思います。大学数学は学問としての話になりますが論理的思考力が学べ、話をかみ砕いて伝える技術など、そして外国人選手とのコミュニケーションでも役立っていると思います。特にSOは言葉でまとめなければいけない部分もありますのでそういうところで非常に役立っていると思います。

(若い人に向けてメッセージを)

 相乗効果で高校生くらいに伸びていったので、勉強もラグビーどちらも両立させハイレベルを目指すとその後の人生も豊かにするのでとても良いことだと思います。

(日本代表は?)

 もちろん目指す場所だと思っています。

岸岡智樹選手

写真提供:クボタスピアーズ船橋・東京ベイ


コーチ・選手の皆さんが「自分にフォーカス」することを意識していることが良くわかります。

明日の新潟陸上競技場の試合はBSでも放送がありますので皆さん両チームに応援をお願いします。


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