恐怖のイクラ男の夢を見た、顔面からイクラが育ってくるのだ

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 最近連日のように悪夢を見るのですが、今回のはなかなかヒドかった。本当はこんなことをnoteに書くのもどうかとは思うのですが、もしかしたら発想のヒントとしてメモを取っておいても良いかな、と思ったので。

「樹木男」っているじゃないですか。ツリーマンともいいますが、手や足に樹木のようなイボができる体質の人で、バングラデシュとかあのあたりに時々登場します。

 それと同じような話なのかもしれませんが、会社員時代の先輩であるK氏が会社の部署のフェスのようなことをやっていたんですよね。「おぉ! お前、元気か!」とやってきたK氏は満面の笑みを浮かべております。近づくと顔面に何やら黄金色に光るものがビッシリとついている。目と鼻と口とおでこ以外の顔面にびっしりとイクラがついているんですよ。

「いやぁ、オレさぁ、ここ1年ほどなぜか顔面からイクラが育つようになっちゃったんだよね。ヒゲを剃るだけでなく、ある程度の大きさになったところでイクラも取らなくちゃいけないんでけっこう大変なんだ」

 そうK先輩は言い、顔面を少し撫でたところ20粒ほどのイクラが手の平に落ち、「これ食いなよ」と私に渡してくれます。断るのも申し訳ないので、食べたのですが、若干通常のイクラよりもねっちょりしているかな、と思う他、醤油漬けとかではないため塩気がありません。

「Kさん、塩気がないですが、イクラの味しますね」と伝えたら「おぉ、この2ヶ月ほど今日のためにイクラを溜めておいたんだよ。イクラって冷凍できるからこんだけ大量にあるよ」と寿司桶に入ったイクラを見せます。こちらは醤油漬けになっているので味がついているそうです。

 K氏は私の知り合いのO氏に「あなたも食べてみてよ」とイクラ丼を押し付けます。その後K氏は私にイクラの味をより良くする方法とか色々熱く語っていたのですが、私はO氏がこっそりとイクラとご飯を寿司桶に戻している様を見てしまいました。

 この時、O氏の気持ちは分かります。人間の顔面に発生したイクラが果たしてウマいのか、そもそも衛生的にどうなのか、と考えたのでしょう。しかしそれと同時に私は「いや、鮭だって人間と同様に衛生的ではないかもしれないし、鮭のイクラだって人間から放出された体液等と同じかもしれない。そもそも赤ちゃんは母乳を飲むわけだから、人間から生まれたイクラが食べられないワケがない」と納得しようとしますし、イクラ男として生きる道を選んだK氏を尊重しようと逡巡するのです。

 とまぁ、これだけの話なのですが、こういったバカげた話というものは時々メモっていきたいものです。

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