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ホームページのリニューアルで失敗しない方法とは?

どうも!ブランドコンサルタントの中江です。

今日のテーマは「ホームページのリニューアル」ですね。

現在、私は、コンサルティングをメインの活動に据えていますが、元々はホームページを作るWEBデザイナーだったこともあり、よく相談されるのです。

このホームページは、高単価でも競合が増えても選ばれ続けるNo.1ブランドを作る上でも、非常に重要な要素でもあります。

広告であれ、SNSであれ、マスメディアであれ、なんでも良いのですが、ブランドの存在を認知した次のステップとして、辿り着くのがホームページであり、そのホームページを見て、最初のブランドイメージが形成され、成約に結びついていくからです。

実際に、これまでも、ホームページをリニューアルするだけで、これまでうまく伝わっていなかったブランドの価値が伝わるようになり、業績が向上した事例は様々あります。

ですが、一方で、100万円以上支払って、プロの制作業者にホームページ制作を依頼したけど、

何の効果も実感できなかった…

むしろ売り上げが下がってしまった…

という相談も様々聞いています。

ホームページをリニューアルするというのは、一部を除き、金額にすると、数十万円〜数百万円かかる上に、コンテンツやデザインを共に作り上げていくので、数ヶ月のプロジェクトになる場合が多いです。

それだけお金と時間をかけて、リニューアルをする訳なので、絶対に失敗したくないと思います。

なので、今回は、ホームページのリニューアルで失敗しないようにするための方法を解説していきたいと思います。

1.ホームページのリニューアルを依頼する前に確認すべきこと

では、最初にホームページをリニューアルする前に確認しておくべきことについてお話していきたいと思います。

まずやるべきことというのは「ホームページのリニューアルの目的」を明確に決めるということです。

「ホームページをリニューアルしたい!」と思って、いきなりホームページの制作業者を探すのはやめた方がいいです。

ホームページのリニューアルをしなくても、解決できる場合もありますし、目的によって、頼むべき、ホームページ制作業者も変わります。

例えば、普段の事業は、基本的に人からの紹介で十分回っていて、ただ単に、今のホームページが創業1年目で作成したもので、スマホ対応しておらず、それをなんとかしたいという場合と

現在のホームページは新規集客の要なのに、今のものの成約率が悪く、新規集客が苦戦しているという場合では、予算も頼む業者も大きく変わります。

なので、まずは、現状の課題を書き出してみましょう。

そして、その上で、課題を深掘りしていきます

例えば、「新規集客に苦戦している」という課題があったとすれば、

新規集客数をアップするために、ホームページが重要なのか?

を一度問いかけるようにしてみましょう。

新規集客の数をアップするだけなら、必ずしも全業種業界で、ホームページが必要な訳ではありません。

飲食店や美容系のサロンの場合であれば、食べログやホットペッパービューティなどの既存のポータルサイトなども上手く活用すれば、そこだけでも予約を獲得していくことも可能です。

現在、それも活用していて、頭打ちとなっていて、さらに別の入り口から集客したかったり、既存のプラットフォームでは、デザインできる範囲が限定されており、上手くブランドの価値が伝わっていないと感じるのであれば、リニューアルする必要があるかもしれません。

この目的が不明確にも関わらず、依頼してしまったら、中途半端なものが出来上がってきて、お金と時間を無駄にしてしまうでしょう。

リニューアルの目的を明確にした上で、それでも必要だと感じた場合、次に、ホームページ制作業者を選ぶというステップに移ります。

2.ホームページ制作業者を選ぶポイント

当たり前ですが、この業者選びをミスってしまうと、ホームページのリニューアルは失敗します。

美味しい料理を出してくれる店もあれば、まずい料理しか出てこない店もあるのと同じように、素晴らしいホームページを作ってくれる業者もあれば、いまいちなホームページしか作ってくれない業者もあります。

プロだからといって、全て任せていたら、最高のホームページが出来上がる訳ではありません。

このホームページ制作の業者選びに失敗しないためには、世の中にあるホームページ制作業者の種類を知っておく必要があります。

それぞれの種類によって、特徴、価格などが大きく異なってきます

ホームページ制作業者の種類は、大きく分けて3種類あります。

2-1.格安型のホームページ

まず、1つ目が「格安型のホームページ」を提供している業者です。

これは名前の通りなのですが、「値段が安い」ことをウリにしているホームページ制作業者で、価格帯で言うと、5~10万円のもの、もしくは、初期費用0円で、月額数千円で持てるものも出ています。

「格安 ホームページ」と検索すれば、そういう業者は見つかると思います。

この格安型のホームページは値段は安いのですが、はっきり言って、このクラスで、売上が上がるようなホームページを作ることはできません。

このクラスのホームページの作り方は、あらかじめデザインのテンプレートを複数作成しておいて、依頼があったら、そのテンプレートに、お客さんからもらった、写真や文章素材をそのまま当てはめるだけだからです。

ですが、本当に集客に繋がるホームページを作ろうと思ったら

他とはどんな違いがあるのか?

というコンセプトを明確にしたり、集めたいターゲット顧客から逆算して、商品・サービスページでは読むだけで、欲しくなるような完成度の高い文章や写真が必要になってきます。

これは依頼者の方だけで、完成度が高いものを全て準備するのは難しいと思います。

価格が安いので、正直、こういう作り方になってしまうのは仕方がないです。

私もホームページ制作をサービスとして提供してていますが、5万円の予算しかなければ、そういう作り方になると思います。

なので、別に私は、このクラスのホームページが悪いとは思いません。

要は、目的によると思います。

例えば、これから開業するという方で、ホームページに投資する資金があまりないけど、事業をしていく上で、最低限の案内ページが必要という場合は、こういう制作会社に頼むのも一つの手ではあります

作り方が単純なので、納期も早いです。

ページ数にもよりますが、最短で2日から長くても1ヶ月というところが多いです。

とにかくこういう特徴があるホームページの種類があるんだと、覚えておくことが大切です

このクラスのホームページを依頼しておいて

集客で結果が出なかったじゃないか!

と怒るのは、少しお門違いかなと思います。

2-2.プロデザイナー型のホームページ


そして、次の格安ホームページの上のクラスに位置するのが「プロデザイナー型のホームページ」です。

価格帯で言うと、制作料金が30~70万円くらいで、月額の保守管理費用として、1~5万円をもらっているところが多いです。

格安ホームページとの違いは、デザインとしての完成度です。

テンプレート感はなくなり、誰がみても

プロに作ってもらったホームページなんだな

という信頼感が出るかと思います。

また、この価格帯になってくると、あらかじめ用意されたテンプレートに当てはめて作ると言うよりも、お客さんの要望を丁寧にヒアリングした上で、0からレイアウトを作るところがほとんどです。

ホームページの作成には、写真素材と文章素材が最低限必要になってきますが、依頼者から提供されたものをそのまま当てはめるというよりも、この作成についても、サポートしてくれるところがほとんどです。

ただし、注意しておきたいのが、このクラスのホームページを作ったからといって、すぐに、売上アップに繋がるかというと微妙なところです。

まず、第一に、制作会社によっては、「集客」「売上アップ」などのマーケティングの側面を考えずに、レイアウトとして美しいものを目指して、作る場合があります。

もっと端的に言うと、見た目は美しいんだけど、ページの中身はあまりなく、商品・サービスは欲しくならないようなサイトが完成する可能性があるということです。

実際にこのクラスのホームページ制作業者に依頼して、「失敗した…」という経験がある人は、心当たりがあるかと思います。

そして、第二に、納品後のサポートが、保守管理と、ちょっとしたページ修正だけのところがほとんどだということです。

覚えておかないといけないのが、どれだけ完成度が高いホームページができたとしても、そこのホームページに見込み客を集めてくる運用の戦略がなければ、ホームページをリニューアルしても、集客や売上アップには繋がらないということです。

当たり前ですが、見込み客が見たら十中八九成約するホームページができたとしても、そのホームページに見込み客を集めることができなければ、売上は0です。

つまり、この「プロデザイナー型のホームページ」は、基本的に納品して終わりで

その後の運用のことは知らないです

というところがほとんどだということです。

これも正直、仕方ない部分はあって、例えば、納品後に月1万円で、全面的に集客のことをバックアップしてくれるなんていうサービスは価格的にあり得ないかなと思います。

このクラスに頼むのであれば、ちゃんと明確なHPの運用戦略を持っている人が頼むと良いと思います。

もしくは、業績アップは考えていないけど、ブランドイメージ的に、格安ホームページよりは、クオリティの高いホームページを持っておきたいという人は、頼むといいと思います。

2-3.コンサルティング型のホームページ

そして、最後は「コンサルティング型のホームページ」です。

このホームページは、名前の通りなのですが、ホームページを生かして、納品後の運用のサポートもコンサルティングを通じて、実施して、集客や売上アップに繋げていくことを目指したホームページになります。

価格で言うと、100万円〜300万円以上になってきて、納品後にコンサルティング費用として、別途月額でかかってくる場合がほとんどです。

はっきりいって、売上や集客アップを目指したいのであれば、この種類のホームページを提供している会社の頼むことが最も最短ルートです。

当たり前です。

ページ自体も「集客」「売上アップ」などを中心に考えて、設計してくれるからです。

このことを踏まえた上で、ホームページ制作業者の選び方について解説したいと思います。

ただ

「コンサルティング型のホームページ」を提供している

と謳っている会社が、全て安心して任せられるかというと、そうではありません。

安心して任せることができる業者もあれば、そうではない業者もあります。

2-3-1.実績だけで判断しない

まず、最初のポイントは「実績」だけで判断しないということです。

もちろん、依頼する前に、「制作実績」や「コンサルティング実績」などを確認することは、大切だと思います。

そもそも、これを確認しなければ

どんなホームページができるのか?
ホームページのリニューアルを成功に導けるだけの力量があるのか?

が判断できないからです。

ですが、会社として、これまでの「実績」があったとしても、重要なのは、誰が中心となって、担当してくれるかです。

これは会社規模が大きい制作業者でよくあるケースで、経験がまだまだ少ない人を制作やコンサルティングの担当者に割り当てられるという場合です。

私も外部の制作会社に、デザインを委託する時にこれで何度も失敗してきました。

制作実績を見たときには、本当に素晴らしいデザインのものばかりが並んでいたので

安心して任せられるな

と思ったのですが、私の担当になった方が、まだまだ経験が浅いデザイナーの方で、仕上がりがイマイチで、どれだけ修正指示をしても、納得のいくクオリティのものは上がってきませんでした。

結局、数十万円の外注費を払いましたが、全てのデザインを私が0からすることになりました。

修正指示をしたからといって、すぐに納得のいくものが上がってこないのは当然です。

1日でデザインは上手くならないからです。

修正するといっても、そのデザイナーの今の技量や感覚を遥かに超えたものを要求しても、無理な話です。

だから、依頼する前に、誰が担当になるのか、その人自身の経験や制作実績や仕事に対する向き合い方を確認しておいた方がいいです。

重要なので、何度も言いますが、「誰が担当するのか?」が大事です。

2-3-2.ページ素材をどう作成するのか?

次に、気をつけて見ておきたいのが、

写真・文章・動画の素材をどのように作るのか?

という部分です。

これは、この3つの素材は、ホームページの中身であり、ホームページの完成度を決めるとても重要な要素です。

この部分を例えば、特に何の指示もなく、提出されたものをそのまま当てはめるというような作り方をやるのであれば、そういう制作会社は、ホームページのリニューアルを通じて、結果を出そうとは本気で思っていない可能性が高いです。

ホームページの完成度を決める最も重要なパートで手を抜くのですから。

詳細で丁寧なヒアリングを元に、一緒になって考えてくれて、共同で制作してくれるところがとても良いと思います。

2-3-3.納品後のサポートの流れを把握する

後は、納品後のサポートの具体的流れを把握しておくことです。

プロデザイナー型のホームページのように

ちょっとしたページ修正と、保守管理だけしかしません

という場合は、結果にはコミットしてくれない会社だと判断した方が良いです。

余談ですが、「保守管理って何をしてるのか?」もよく聞かれるのですが、ぶっちゃけ、ほぼ何もしてないです。

ドメインとサーバーを貸してるということになるのですが、それだったら、レンタルサーバーとドメインを自社で契約した方が安いです。

保守管理で月1万円〜5万円以上かかる場合がほとんどですが、自社で借りるんだったら、同じスペックで、月1000円くらいのコストで済みます。

だから、私の場合、ホームページ制作では、保守管理費用はもらっていません。

お客さん自身で、レンタルサーバーやドメインを契約してもらっています。

別に、バックアップなども、簡単に取れる作業なので、やり方を説明した動画などを納品して、自社で運用してもらってます。

それでトラブったことは一度もありません。

重要なのは、そこではなく、具体的に、ホームページ完成後に、どうやって、見込み客を集めるのかという運用戦略です。

ここを二人三脚でサポートしてくれるところを選ぶのがいいでしょう。

さらに言うと、ホームページに集まった見込み客の成約率などに応じて、ホームページの修正も適宜行ってくれると、より良いですね。

そして、最後に注意しておきたいのが、ホームページは、自社の実力以上のものにはならないということです。

どれだけ凄腕のデザイナーにデザインしてもらって、凄腕のコンサルタントに運用サポートをしてもらっても、その飲食店が元々不味い店だったら、ホームページをリニューアルしても上手くいきません。

やっぱり最低限、商品力に自信があるとはっきり言えるかどうかは重要かなと思います。

ホームページでできることは、あくまでも伝わってない価値が伝わるようにすることなので。

その点を踏まえた上で、ホームページのリニューアルはした方が良いでしょう。

最後に

ここまで読んで頂き、誠にありがとうございます。

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