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弱さを見せ合える組織をつくる

「一皮むける」と言われるような成長が発生するときには、誰にとっても
「チャレンジ」と「サポート」があります。
それを偶然の産物とせず、意図的に生み出される状態にできるかどうかが組織全体の適応力に影響を与えます。

「チャレンジ」と「サポート」を意図的に生み出すことを可能にし、進化し
続けている組織が生じ始めています。

発達指向型組織と呼ばれるそれらの企業においては、「ホーム」「エッジ」
「グルーヴ」を三本足の椅子の柱として相互に高め合えるように運営されて
います。
この三本足の向上を視野に入れることで施策を考えやすくなります。

※発達志向型組織については、弊社オーセンティックワークスのHPに解説を掲載しておりますのでこちらも参考にご覧ください。
https://www.authentic-a.com/deliberately-develomental-organization

発達指向型組織が注目されている背景には、VUCAワールドが求める次代の
組織要件があげられます。
時代の要請に応えるかのように、現実のものとして、超成長文化を実現している発達指向型組織は、私たちが目指す一つの組織のあり方を提示していると言えるでしょう。

発達指向型組織では、「いかに個々人が自分の弱さをさらけ出せるか」が鍵で、ホームと呼んでいます。
ホームを実現する上で大切なのが、私たちが持っている2つの声、「役割の自己の声」と「本来の自己の声」に着目することです。

普段はその違いを意識することはありませんが、ある構造の中で何かの立場
に置かれたときに再現される「役割の自己の声」は、感情的なものも含めて、その立場に置かれた人であれば誰でも体験するもので、それが自分の「本音」であるかのように誤解してしまいがちです。

組織の中で生じている問題のうち、営業と製造の対立など「役割の自己の声」のままでは解決できない問題に遭遇した時、必ず「場」は膠着状態に陥ります。

その膠着状態は、「本来の自己の声」で対話をできた時に初めて転換し、過去の延長線上にはなかった新たな答えの発見を可能にするのです。

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