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努力義務について-ロザンの楽屋を見て考えたこと-

最近ロザンの楽屋ですごく共感した動画があったのでそれについて。


こちら。
ざっくりと内容を説明すると、努力義務ってよく聞くけど日本語としておかしく感じるし意味ないんじゃないか、というような話。
あとは同じような言葉として自粛要請とか努力義務の例としてペットのICチップについての話とか。

ロザン菅さんは、努力義務が努力することが義務であり実行することは義務ではない、ということであるなら、努力義務なんて言わなくて自由でええやん、という意見。
逆に自由にして多数の人がやらないならまずいということなら努力義務ではなく義務って言ってくれ、という感じ。
これは僕もほぼ同意見。
そもそも言葉の意味で言えば、努力(がんばること)義務(やらなければいけないこと)となると思う。
つまり、がんばらなければいけないこと、ということになる。
これは、がんばったけどできなかった、ことを許容することになるので、強制力がなくなってしまう。
かと言ってワクチンの件などで行政としてはなるべく受けてほしいけど強制するのは法的に難しい、というような場合に使う言葉としてはわからなくもない。
個人的には強制しなくてもよいけどみなさん頑張りましょう、で良いのであれば、努力目標(がんばる目印とするもの)、でいいのではないかと思う。
まあ努力目標と言われたらますます強制力がなくなってしまう気もするので、そう考えると努力義務という言葉は適しているのかもしれない。

自粛要請はさらに言葉の意味としてはおかしくて、自粛(自分から進んで慎むこと)要請(願い出て求めること)となる。
つまり、自分から進んで慎むことを求める、ということ。
求められている時点で自分からではない気がするけどまあ感染症リスクとかを考えると行政として言いたい気持ちもわからなくはない。
こちらも何かしっくりくる言い換えが無いかなと考えてみたがなかなか難しい。
自粛という言葉を使うと、自分から進んで、というニュアンスが出てしまうので配慮(事情を踏まえて心をくばること)あたりが近い気がするけど配慮要請(事情を踏まえて心をくばることを求める)となるとやはりおかしく感じる。
そうなると要請の方を言い換えて自粛推奨(自分から進んで慎むことをすすめる)くらいならまだ許せる気もする。

ペットのICチップ義務化については猫を飼っている人間として人ごとではないですがこれもなかなか難しい話ですね。
動画によるとペットショップなどで新しく販売する場合ICチップを入れることが義務になるようですが(もうなってるかもしれませんが)すでに飼っている場合は努力義務になるとのこと。
つまりうちの猫たちもICチップ装着の努力義務対象というわけですね。(調べたらそもそもペットショップやブリーダーから買う以外の保護猫や知人からの譲渡の場合は、今後新しく飼う場合も義務ではなく努力義務らしい)

災害とか事故を考えるとICチップ自体は賛成なのですが、費用と猫に対する負担とかないのかという心配とあってすぐ付けようという気持ちにはなかなかならないですね。
もし心変わりして付けることにした場合はまた記事にするかもしれません。

あとロザンの楽屋の動画はコメントを見るのもけっこう興味深い。
今回の動画については僕はほぼほぼロザンの意見に共感していたんですが、コメントではけっこう努力義務擁護派が多くてびっくりしました。
でも読んでると納得できる意見もあるし、ロザンが建設的な議論をしようという立場だからか変な荒れ方をしたり反対意見を無駄に激しく攻撃したりとかがほとんどなくて安心して読めます。

僕もこういう記事にしても他の日常生活にしても建設的な議論をしていけるようにしたいところ。

というわけで今日はここまで。

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