夢日記

一日覚えている夢も珍しいので書き残しておく。

書道塾のような長机の前にあぐらをかいて座って仕事をするような職場。なんの仕事かはわからぬが、机上にパソコンはない。

部屋の隅の方で爆竹を鳴らして遊んでいる同僚。大きな破裂音のあと、つかつかこちらに笑いながら歩いてきて、壊れたペンチを私の机に置いて笑いながら去っていった。焦げ臭い。鬱陶しいと思ったが、なにか言うのも面倒で何も言わずにいたら、後ろから課長がやってきた。一昔前の三上博史のような出で立ち。歩いてきては、私の机の近くで立ち止まる。

「君がやったのか。」
面倒で、抗弁をする気もない私。
「大変申し訳のうございます。申し開きのしようがございません。」とただ土下座調にひれ伏す。
「…次は気をつけなよ。」と笑みを浮かべる、三上博史。
「君の行きたがってた部署の課長、もうすぐ抜けるからついてきな。」
抜ける、とは定年か。それとも退職か、異動か…。抜けるから会わせるのか。課長個人のツテなのか。
いずれとも解らないが、三上博史についていった。

その先にいたのは、PCラックの前に座る50代くらいの、見た目、魔太郎のような男性。何やら紙に書かれたマス目に、数字を鉛筆書きで埋めている。+8,+3,-0.2…競技麻雀のスコアのように見えるがそのマス目はところどころ空きがあったり、結合セルのようなマス目もあった。様子を見ていると、空きのマスを指さしながら、不意に問われた。
「いくつを書く?」
自然数か…。でもすでに書かれた数字に符号も書かれているし、小数もある。大きくとも10未満で自然数だと一桁の数。書かれている数字の符号はほとんどプラス。この選択を間違えると、異動は叶わないかもしれない。下手は打てない。と、数秒考えた。
「+1。」

すると、魔太郎は自身で指差したマスに数字を書かず、マスに沿うように◯(丸)だけ書き、他の空いているマスの左側に符号だけ書き始めた。

いくつか埋まったところで夢は終了。

暗示があるわけではなく、むしろ日頃考えているあれこれが形を変えて現れているあたり、凄い面白い訳ではないのだが、妙に覚えてしまっていたので、書き下した。

(終わり)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?