見出し画像

コントにわかによるKOC考察(1)~初出場組編~

 キングオブコント2023まで残り1週間に迫った。今年の決勝メンバーはおじさんも多く、一方で再若手は4年目、さらに7年ぶりの返り咲き組が2組と、なかなかクセの強いメンバーが揃った。今回はそんなファイナリストについて、1組ずつ語ってみたいと思う。しかし、僕はコントおよびコント師については知識の偏りがとても大きい。それでも頑張って書いたので良ければ読んでってください。

 今回は初出場5組について。近年では初出場組からの優勝こそ出ていないものの、過去の王者のうち半数は初出場組というデータもある。最終決戦にも必ずと言っていいほど出場し、毎年大きな爪痕を残している。


ゼンモンキー

左からヤザキ荻野将太朗むらまつ

 ワタナベエンターテインメント所属、2020年結成のトリオ。今大会では最若手の4年目である。僕が彼らのネタを初めて見たのが、3月末のナルロク。その圧倒的な面白さに衝撃を受けた。もう一度言う。まだ4年目である。彼らの武器は、絶妙な「狂気」と「喜劇」のバランス。圧倒的ヤバいやつ・ヤザキ、気弱な変人・荻野、驚異の憑依力・むらまつ。トリオでここまで誰一人死んでないのは珍しいと思う。初めて見た時からずっと(半年だけどね!)期待してきたので、彼らをこの大舞台で見られるのが楽しみで仕方がない。

 個人的キャッチコピー
「狂気・嘆き・喜劇の猿回し」

隣人

左から中村遊直橋本市民球場

 吉本興業大阪所属、2013年結成のコンビ。唯一の大阪勢である。ytv漫才新人賞2021優勝の二刀流。とはいえ、本業のコントの方は恥ずかしながら見たことがない。漫才では結構ぶっ飛んだ事をするコンビだな〜と思っているのだが、それはコント師の漫才だからなのか、はたまたコントもぶっ飛んでるのかどっちなんだろう。とにかくどんなネタをするのか楽しみである。にしてもその芸名何やねん。

 個人的キャッチコピー
「ナニワの奇妙なお隣さん」

ファイヤーサンダー

左からこてつ﨑山祐

 ワタナベエンターテインメント所属、2014年結成のコンビ。ABCお笑いグランプリ2018優勝。ようやく来たかの一言。昨年もファイナリスト予想に入れたのだが、残念ながら進出できなかった。世間の声もそうだと思う。今年はその鬱憤を思う存分晴らしてほしい。ちなみに、今はワタナベ所属だが元々は大阪吉本所属で今大会ファイナリストでは先の隣人、そして蛙亭と同期(大阪NSC34期)である。去年のM-1準Vのさや香に続いて34期フィーバーとなるか。あと、不仲として知られてるけど、頼むから僕が生で見るまでは解散しないでほしい。

 個人的キャッチコピー
「一撃必殺のコントマスター」

カゲヤマ

左からタバやん。益田康平

 吉本興業東京所属、2008年(2009年?)結成のコンビ。去年のM-1敗者復活戦で何かと話題を呼んだコンビ、という印象。だからこそ、本業のコントでちゃんと結果を残したのは本当にカッコいいと思う。ただ、カゲヤマも恥ずかしながらコントは去年のファイナリスト予想の際に1本だけYouTubeで見て以降、全く見ていない。そして、今年の準決勝では1ウケと聞いていたのでめちゃくちゃ期待してる。あとTwitterにて「#カゲヤマ決勝嬉しすぎやしねえか」というタグが出来てたのは笑った。

 個人的キャッチコピー
「スリル満点のダークホース」

サルゴリラ

左から赤羽健壱児玉智洋

 吉本興業東京所属、2016年結成のコンビ。2016年王者ライス、決勝4度経験のしずるなどと同期(NSC東京9期)で、元々はトリオで活動していた。つまり、今大会では最長芸歴である。さらに言えば、この3組(&作家1名)は「メトロンズ」というユニットで活動しているらしいので、いつか行ってみたい。サルゴリラも恥ずかしながらネタを見たことがないので、どんなネタをするのか楽しみである。

  個人的キャッチコピー
「苦節20年の濃厚コント」


 以上、今大会の初出場5組である。一般的に賞レースにおいて初出場組というのは手の内があまりバレていないから有利であると言われている。昨年は初出場のコットン、や団が大会に風穴を開けた。今年も大いに大会を掻き回すだろう。

 にしても自分のあまりの知識の無さに驚いた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?