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高見文寧という過去一沼らせにきた子の話

今年の8月ころ急にINIにはまり、ゆるゆると推し活をしている私に暗雲がたちこめた。なんと、INIがデビューしたPRODUCE 101 JAPANというオーディションの女の子バージョンが開催され、そこでデビューが決まった女の子はINIと同じLAPONEという事務所に入るというのだ。
LAPONEチャンネルというJO1とINIがグループの垣根を超えたチャンネルなんかもあったのでいろんなことを考えてしまった。
そもそも自分の推しが全然知らないグループの男の子と絡んでたって「あーわかんない子だー」ってなるのに、それがもし女の子となると、「あーもうおばさんついてけないやー」となってしまう。まずい。
極力見ないようにできるかもしれないけど、そういう回避を必死でする推し活ほど疲れるものはない。
待てよ、これって自分で11人投票できるよな?じゃぁ自分が良いと思った女の子に投票してラポネに入れさせればいいんじゃ…?と思い始め、我ながらダサキモな精神で逆に見てやらぁと上から目線でPRODUCE 101 JAPAN THE GIRLSを見始めたのだった。

最初はわーこの子デビューしそう~と思いながら特に誰かに思い入れするつもりもなく見ていた。1位から100位までの席があり、自分がこの順位かもしれないと思う席にそれぞれの練習生が座っていく中、高見文寧は100位という一番低い順位の席に座った。(101位は辞退で空席)
実は、自分が胸に着けているゼッケンに本当の順位が隠されていて、めくると順位がわかるようになっていた。(練習生の顔が隠された状態のパフォーマンスを練習生全員が事前に見て採点していた)高見文寧は100位中2位だった。正直「2位!?!?なぜ!?!?」と思った。彼女はちょっと、2位と思えない感じだった。髪の毛の量がすごくて、ふわふわを通り越して爆発!?(ごめんね、死ぬほど好きになるから許してね)って感じで、田舎から来ました、インターネット使ったことないですみたいな印象だった。

その後のレベル分けテストで、彼女が2位だった理由がわかった。
歌がめちゃくちゃうまい。うまいし癖になる?唯一無二?ちょっと見た目の印象と歌とパフォーマンスが結びつかなくて脳みそばぐった。だけど、レベル分けテストで一番良いと思った子は山本すずちゃんという子で、正直そのとき高見文寧を「良い」とは思わなかった。思わなかったのに、シグナルソングであるLeap Highのチッケムを櫻井→山本→笠原→加藤→海老原→高見の順で見返した。(この時点で気になってる。当時の自分はあまり気付いてない)

その後のグループバトルで乃木坂46の制服のマネキンをやった高見文寧。やっぱりうまい。これは正真正銘本物だ。ただ、ケーポ路線がいけるのかどうかが一番心配だった。この子いろいろと本当に気になる存在だな~と思い、”高見文寧”でパブサしたときに出てきた軽音楽部時代の動画で、見事沼落ちした。

最初に出会った高見文寧がこの子で、

パブサして出会った高見文寧がこの子。

理解できないのよ、過去に戻ってる方が垢ぬけてるのはどういうことなの?
かっこいい姉さんやん!!!!!!!!!!!誰なのこの子!!!!!
そしていろんなことをぐるぐると頭のなか回転させて考えることが好きな自分は気付いたわけ。彼女、番組の方向性でわざとこんな感じにさせられてるか、もしくは何かしら彼女の中の勘違いか計算でこの方向性にしてるんだって。(自己プロデュース死ぬほどうまそうなのでおそらく前述)とにかく表現者である高見文寧を絶対にデビューさせる必要があると思った。軽音楽部にいたわけだから、アイドルになる必要もないし、なんなら一人でも十分やっていけそうなスキルなのになぜかアイドルになろうとしてるんだから絶対に彼女の夢を叶えてあげるからね!となり、そこから【高見流】という高見文寧のファンダムの仲間入りしたのである。

その後どのステージも彼女のいるステージは伝説のステージとなり、Youtubeの再生回数は飛びぬけた再生回数をたたき出す。高見のファンダムは他ファンダムから「宗教」と呼ばれ、良くも悪くも内に内に結束力を高めていくけどじわじわとアンチが増えだす。サバイバル番組後「もう絶対鯖番見ない」というツイートがよく見られるが初めてその気持ちが分かった。最後の1週間本当に気持ちがしんどかった。真っ向から向かってくるアンチもファンに成りすましたアンチも見て見ぬふりしながら、今後メンバーになるかもしれない強いメンバーのファンダムと戦った。デビューしなかったら終わり。すべてが無駄。彼女は一般人になって、もう目の前に現れないかもしれない。あの宝のような唯一無二の才能を埋もれさせてしまうかもしれない。

だけど彼女は、過去最高順位の3位でデビューした。
101人中3位でデビューしたという事実は、いろんな嫌なことを言われる時間が過ぎる中でも私を強くした。大丈夫、高見文寧は3位でデビューしたのだ。わかってくれる人がこんなにもいる。彼女は今後本当にBIGになるし、絶対に成功する。今わかってくれない人もいつかわかるようになる。


これからも文寧ちゃんの歌が聴けてパフォーマンスが見れるなんて楽しみで仕方ない。
文寧ちゃん、本当に頑張ってくれてありがとうね。
大好きだよ。