動機は行動の中にある

ちょっと空いちゃったね。
最近色々バタついてて、やっと今日あたりから通常ルーティンを取り戻せ、、そう。(多分)

そういえば昨日、結構自分的には衝撃の節税術をインプット出来て、目から鱗落ちまくったから近々アウトプット出来たらなと思っている。経営者さんの間では割と知られてるテクニックなのかと思ったら、周りの反応見る感じ意外とそんなことも無さそうだったから笑。

さて、本題。
今日は行動マーケティングについて。
消費と行動は密接な関係にあるけど、表面だけで捉えると全然見当違いなとこにボール投げちゃってるかもよ~~って話。

何で映画館で映画見るの?

Netflixで家で見れるじゃん。って聞かれた時に、大概の人から返ってくる言葉は「やっぱ映画館の方が大きいスクリーンで良い音で観れるからな~」だと思うんだけど、果たして本当にそうだろうか?

その理由が本当に映画館で映画を観ることの価値だとしたら、映画館の追い求めなければいけない価値は"競合よりも質の高いスクリーン、音の良いスピーカー"ってコトになるよね?
さて、あなたの周りで「あそこの映画館のスピーカーが最高だから今度行ってみなよ!」なんてコトを言ってきた人は今までいただろうか?いないよね。てことは、上映環境のクオリティは本当の価値ではない。

もっと言っちゃうと「映画を観る」って行為すら映画館の価値ではないよね、だって月額1,000円でいくらでも観れちゃうんだから。

結論言っちゃうと映画館の価値は「デートスポット」だよね。だから、"映画館"っていうカテゴリーの中でクオリティの背比べしてても仕方ないわけ。戦わなきゃいけないのは遊園地だったり、話題のカフェだったり、デートスポットとしての競争に勝たないといけないんだ。

商品を注視しない

でもこれって、お客様を観ていたらすぐに分かることなんだよね。
上映終了後の誰もいない映画館で「う~~~ん、どうやったらお客様をもっと呼べるだろう、、。」とか悩んでても「せや!上映数を増やしたろ!」みたいな素っとん狂な答えを出しちゃうと思う。でも、営業中に来店されたお客様を注視していれば、カップルの割合が多いコトに気づいて、デートスポットとしての価値を伸ばすことが最重要だということに気付ける。

こんなデータがある。とあるスーパーのビールの売り上げが好調で、もっと売りたいと考えたオーナーが「ビールまとめ買い割引!」といった施策を打ったところ、全く売り上げは変化しなかった。

が、オーナーは毎日お客様を注視していると、あることに気づいた。ビールを買っていくお客様は20代~30代の男性が一番多いのだが、一緒に買っていくモノとして「おむつ」がかなり多い。ピンときたオーナーはすぐに「ビールまとめ買い割引!」を「働くパパ応援割引!」を名前を変えた。施策の内容は全く同じだったが、売り上げは伸びた。

これもお客様を注視して気づいた例で、商品にだけ目線をフォーカスしていたら「う~~~ん、置いている種類がイマイチなのかなぁ~?」といった素っとん狂パート2な答えを出してしまっていたと思う。

空港のガチャガチャ

要するに、モノを売るときに商品のクオリティを上げることよりもお客様の行動に注視するとすんなりと最適解が出ることが多いよ~。ってのが行動マーケティング。

それの究極が国際空港に置いてあるガチャ。

画像1

アレって、なんであんなに売れてると思う?
重要なのは「行動」ね。

冴えてる人はすぐにピンと来たと思うんだけど、答えは「小銭が邪魔」なんだよね笑。

海外から日本に旅行に来ていた人の心理を考えてみて、散々楽しんでいざ帰ろうってトコで財布にはいくらかのじゃり銭の日本円。両替もできないし、持って帰ってもしょうがないしな~~~で目に飛び込んでくるガチャガチャステーション。。。そりゃ回すでしょ笑。

コンビニの募金箱なんかもそうだね、なんとなくそこにあったから募金したけど一体何の募金だったかなんて覚えていないと思うんだ。

募金経験がある人のデータ
コンビニ募金に入れた:87%
街角募金に入れた:13%

上のデータなんかも面白いよね。募金経験がある人の87%がコンビニ募金で、残りの少数派が街角募金。まぁでも確かに街角で大声上げて募金を促している人がいたとして、そこで足を止めて話を聞いてポケットから財布を取り出して募金箱に入れた経験って自分も無いわ。

ってことは、街角募金で声を上げている人たちもその労力を町中のお店に回ってレジ脇に募金箱を設置してもらうようお願いする方がよっぽど効率いいんじゃない?

本日のまとめ

1.映画館の価値は映画を観ることではない
2.売れないことの原因は商品のクオリティではない
3.とにかく行動を注視する

以上、なかちゃんでした。







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