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ナカさんの寄席日記 聖徳大学公開講座

社会人の為の生涯学習講座です。受講生はまぁ講座内容が内容なだけに中高年・熟年層といった感じです。おそらく松戸市周辺の方が多いのでしょう。
今回は「幕末から明治の落語界」がテーマ。三遊亭圓朝が活躍していた頃の時代です。小助六師匠の博識さに驚きます。約30分の講義の後、休憩を挟みお楽しみの落語二席です。あらかじめ配布されているプリントにネタが書いてあるのですが、なんと「芝浜」の文字が!そしてもう一席は「辰巳の辻占」。麗らかな日差しの中、高層ビル最上階のラウンジで午前中から芝浜とは!まずは辰巳の辻占。小気味良くテンポの良い口跡はこういう噺が良く似合います。芝浜は三木助型の芝の浜の描写がある形で。勝五郎の江戸っ子らしい、さっぱりとした気性が気持ちの良い芝浜でした。冒頭の「夢だったのかぁ…」という場面はとても上手かった。さすが小助六師匠、どんな噺でもそつなくサラリと口演されて、若いけどベテラン感あり素晴らしいです。

2021/10/18
聖徳大学公開講座
雷門小助六
辰巳の辻占
芝浜

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