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ナカさんの寄席日記 聖徳大学オープンアカデミー 雷門小助六 ※3度目

去年10月11月に単発で受講した聖徳大学の生涯学習講座。緊急事態宣言の関係もあり久々の開講です。今回のテーマは「寄席のはじまり、可楽と文治」。上方発祥の桂文治の名跡についてや可楽の弟子についての講義。中でも小助六師匠が「私の師匠は九代目雷門助六、その師匠は八代目助六、そのまた師匠は・・・ずーっと遡っていくと江戸の噺家はみんな初代三笑亭可楽にたどり着くんですよ」とスラスラと何も見ずに全員の名前をおっしゃったのがスゴイ!と思いました。小助六師匠、お若いですが学術派で演芸の歴史にも造詣が深い方です。大学の講師も適任と思いました。

休憩を挟んで後半は落語二席。初代桂文治作といわれる「ちはやふる」。そのあとに夏らしく「佃祭」。どちらも小助六師匠では初聴きでした。「梨=ありのみ」の戸隠様のサゲは初めて聴いたような気もする。ひょっとすると他の噺家さんは端折っているかもしれない?

>本作のサゲは以上の風習を基にしたものであるが、現代では知っている人がほとんど居ないため、あらかじめ枕で戸隠信仰と梨の関係を説明する必要があり、口演時間の関係上で次郎兵衛が帰宅した所で打ち切る場合が多い[3]。(Wikipediaより)

それとも、今日はあらかじめ戸隠様の虫歯の願掛けの説明があったので分かったけど、今までは意味が分からないからサゲの意味分からずに聴いていたのかもしれない・・・どっちにしろ知識があるのとないのでは、落語の理解度も違ってきますので、こういう講座はとても有意義ですね😀

2021.6.14
聖徳大学10号館
千早ふる
佃祭

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