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【無名のYouTube戦略】割と本気でYouTube動画を作る時に意識していること

こんにちは。伴走するWEBの助っ人、中村です。

今回の記事は「YouTubeをしっかりやっていきたいけど、みんなは何をどう考えて動画を作ったりしているのかが知りたい!」という方向けに書きました。

無名でも、ポジションさえ見誤らなければ大丈夫です。

私はこれまで、

  • 全くの未経験からブログでアクセスとお金を稼ぎ

  • 自身もその講師業として独立

  • 動画未経験者がゼロからYouTubeを初めてチャンネル登録者1万人超まで指導したこともあり

  • ノウハウを奥さんにも伝授したらブログで収入を稼いだり(笑)

…などの実績を得てきました。これらの経験からYouTubeをガチで作った所、1万再生越えを連発。

発信のコツは、ブログでも動画でもSNSでも基本は同じである。と改めて感じているところです。

そこで本記事では「YouTubeをしっかり作りたい!」という方に向け、一例として「こんな風に作っています」的な実例を紹介してみたいと思います。

背景情報

前回記事でご紹介したサポート事例、

こちらの派生シリーズ。

つい先日、GW後半に企画・撮影・編集のお手伝いをしてまいりましたので、新井さんに許可を得て、ホットな実例として企画・撮影・編集の思考プロセスをご紹介します。

作ったもの

こちらの動画です。公開後24時間のうちに1000再生を越えることができ、チャンネル登録者も10-20名ぐらい一気に増加。

*この記事を編集している間に、1週間で1万再生を突破。チャンネル登録者数も200名ほど増加しました。

「1万再生ぐらい行くといいな」と思いながら作っていましたが、わずか1週間足らずで達成してびっくり!

今回の動画は、企画提案・配役調整・撮影・編集の大部分を中村がやらせていただきました。

自分達の困りごとも解消しながら、より多くのランナーさんに役立つコンテンツを作ってみよう!という公私混同ニュアンスで臨みましたが「内容が良くて、しっかり見せられる構成になっていれば、チャンネル登録者も再生数も伸びていく!」という一例として、ヒントになると思います。

これって、チャンネル開設したての人にとって、夢があると思いませんか?

もちろん、出演された方の素な感じや、皆さんがこれまで続けてこられた活動、トーク内容等がとても良かったことは言うまでもありません!皆様に感謝!

新井さんのチャンネルも最近ますます勢いに乗ってきていますので、是非ご登録を!


企画編 実在の人物の生の困りごとをヒントにする。

YouTubeをはじめ、コンテンツの発信で影響力を伸ばしていくために重要なことは「専門家として役立つ情報を届けていくこと」かつ「勝てる市場でやる」ことです。

× 作りたいものを作る
○ 必要とされるものを作る+あなたにしかできない分野に絞る

この法則をまずは覚えておいてください。

そして今回のケースでは

  • ランニングが好きな人

  • 時期的に、秋のフルマラソンに向けてスピードの底上げをしたい人

  • 出演協力いただいたトレーナーさんの見込み顧客となり得る人

を主なターゲットとして(私や、新井さんがまさにそう)、半年後にフルマラソンや駅伝の大会があるから、5-6ヵ月かけてしっかり準備したい。そして今の時期はとにかくスピードに磨きをかけたい!

でも、自分なりのやり方では限界を感じている…!というペルソナ設定としました。

*ペルソナというと難しいんですが、「実在の人物の困りごと」を中心に企画や構成を考えていくとスムーズです。

勝てる市場かどうか?については、今回の動画でお伝えしている内容を公開されている他動画をあまり見かけたことがないのと、ゲスト講師が日本一の実績を持っていること(既に凄い)、チャンネル自体が地域密着でスタートさせていることなどから、市場を絞って適切に届きさえすれば勝ち筋が見える!という状態でスタートしています。

※何を勝ちと定義しているのか(戦略目標)は、またいつかの機会に…

構成編 事前にある程度骨組みを考えておくとスムーズ

続いて動画の流れの組み立て。台本のラフ作成です。

いつも自分一人で動画を作る時は頭の中で組み立ててしまうのですが、今回は複数名の協力を得る必要があったので「こんな流れにしたい!」というイメージを共有するためにも、作っておくとスムーズです。

作成したシナリオを主要な演者さんにも共有して、流れに違和感が無いかをチェックしてもらいました。

配役・日程調整

ここは、いつものラン友数名にお声がけをして配役を確定。日取りはGW後半の土曜日に決めました。

↑メンバーは、去る3月31日のふくい桜マラソンを一緒に走った友人たち。皆さん動画慣れしていて、現場もとても楽しいんですよね。*もちろん、全員一般人です。

出演料や出演条件などは、揉めないように事前に確認しておくと良いと思います。今回は「みんなでレッスンを受ける様子を動画にしてみませんか!?」という感じ(いわゆるバーター取引・スキルの物々交換)でお願いしたら、皆さんノリノリで受けてくれました。

大感謝!

機材用意

使った撮影機材は、Gopro(新井さんのものを使用)、ズームレンズのついた一眼カメラ(中村所有のLumixG8)です。

Goproの画質が許されるなら、マイクロフォーサーズ一眼の標準レンズキットでも全く問題ない。

*予備でipadも持って行きましたが、ipadは使いませんでした。

*もうちょっといいカメラ(α7iii)もあるんですが、手ブレれが出やすいのと、ジンバルを付けたりする手間や機動力の低下も嫌い、この線もパス。

*マイクは…持っていけたらベストだったんですが、かなり動きのある撮影現場だったので、ピンマイクの付け外しでモタついたり、流れが切れるのを嫌いました。Goproや一眼についてる標準のマイクでもまぁ及第点としよう。という考えです。

撮影は、2台のカメラを使用

撮影は、ほとんど先のシナリオ通りに(≒限りなく実際のレッスンの流れ通りに)撮影を進めました。

①レッスンの大半は新井さんのGoproで撮影
②Before→Afterのランニングシーンはズームレンズのついた私の一眼で撮影

こんな使い分けです。

事前に共有しておいたおかげで「こんな流れで撮っていきます」というのはとてもスムーズ。

構図は、実は結構いろいろと変えながら撮っている。

続いて撮り方。

まず「決まる構図」の鉄板パターンというものがいくつかあります。そのうちの日の丸構図・3分割法構図の2つを多用しています。

その名の通り「ど真ん中」に配置するのが日の丸構図
画面を縦横に3分割してそのライン上に配置するのが三分割法

撮影に慣れてきたら、こうした「決まる構図」を意識すると、画面映え度合いがグッと上がります。

なお、イマイチな例も1つ参考に。

地面に近い位置からのアオリで広がりや迫力はあるのですが、置きカメラにしたので、人物の配置がなんとなく決まっていません。

1分おきぐらいに構図を変え、見飽きないようにする

解説シーンでは数分以上の説明が続くため、見飽きないようにする工夫をしています。

正面・横・後ろなど、だいたい1分おきぐらいに(感覚によるところも大きい)カメラ位置を変えて撮影しました。

講師の方の問いかけや質問の投げ方もとてもお上手

完璧にシナリオ・台本通りにはしない。現場の流れを重視

今回のような撮影の場合は特に、「現場の流れ」「実際に撮ってみた感じのボリューム感」などが検討段階と撮影時とで大きく変わるので、私が撮影する場合はシナリオ8割・現場の流れ2割ぐらいでカッチリとはさせていません。

完全にシナリオ通りにすると、演者さんの反応が良かったところが活きてこなかったり、逆に思わぬアドリブでとても良いシーンが撮れたり・・・ということが往々にしてあるためです。

「絶対にここは押さえたい!」というシーンさえ取れていれば、多少はシナリオから脱線したり、省略したりしてもOKとしています。

絶対に抑えるべき点というのは、

  • 演者が自分の言葉で喋ったBefore→After部分

  • 講義の核となるシーン

  • 驚きのリアクションシーン

  • ㏚部分

  • オープニングとエンディング

などです。

シナリオを作っておくことで、動画素材の尺も伸びすぎない

…というわけで、実際に撮影した動画ファイルがこんな感じ。

BGMや効果音、プレミアプロのファイルなども、その日のフォルダにひとまとめにしています。

全てだらーっと繋げたら1時間10分の尺でした。これが編集工程を経て、仕上がり45分程度になります。

編集で魅せる!7つの工夫

編集作業のやり方は人それぞれなので、細かな手順はここでは割愛しますが「魅せる工夫」として7つのポイントを意識しています。

編集画面

書き出してみたら相当なボリュームになってしまって、書いてるうちに「これだけでセミナーできるな…」という気持ちになってしまったので、途中から有料にしていますが(笑)、工夫しているポイントも非常に多いので、良かったら購入して読んでみてください。

目次だけでも書いておきます。

  1. イントロのつかみ。感情と理論の2つの視点で訴求

  2. 見飽きない工夫。ボツになった初案と修正版の考え方

  3. 視聴者に共感してもらうためには!?演者へどう促すか?

  4. 音声の編集テク。聞きづらい!はストレス

  5. テロップの考え方。あった方が良いの?なくても良いの?

  6. BGMのチョイス方法。どこで選んでいるの?

  7. その他の演出。中村的こだわりのポイントとは?


その後の工程の解説として
①サムネイル作成の考え方・作り方
②タイトル付けの考え方
③概要欄の考え方
④おまけとして、動画のネタの探し方

について書いています。頑張って書いたら10000文字近くになってしまいました!

①イントロのつかみ。感情と理論の2つの視点で訴求

イントロは超超超大事です!なぜなら・・・

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