ベジェ曲線で蝶をトレース【イラレ勉強中】
現在、Adobe社のillustratorを勉強中だ。このツールはカタカナにするとイラストレーター、通称イラレと呼ばれているそうだ。
42歳にして初めて取り掛かるわけだが、こうして思い立ったのはとにかく仕事でグラフィックの話をすることが増えたからだ。相手はデザイナーさんやオペレーターの方だったりするが、専門用語が混じると途端に分からなくなる。何となく言葉のイメージは掴んでいるが、細かい意思の疎通がはかれない。販売促進POPのデザインを一つ依頼するのだってチンプンカンプンだ。
でも、とにかく分かったのは皆イラレを使っている事実だ。
なにせ、これを避けては通れないという危機感から勉強を決意した。
まずは、自宅のPCにインストール。
外に遊びに行けるような状況じゃないので時間だけはたくさんある。
さて…やろうか。
このペンツールで線が描けるということらしい。
ん
あれ?
!?
全く思ったように描けない。美しいラインだが暴れ馬のように予期せぬ方向にグニャングニャンに曲がるぞ。なんじゃこりゃ?
参考書、参考書と…
イラレにおいて標準で使用するペンツールはベジェ曲線を用いて線を描くそうだ。買った参考書にそう書いてあった。
ベジェ曲線。名前からして取っつきにくい。
細かいことは割愛するが、アンカーを打ち込んでスライドした時に出てくるハンドルで方向性を決めて曲線を描くということらしい。すごいぞ。全く出来る気がしない。…でも、やる。
8月13日の3時から始めて理解できたのは5時のことだった。そこから2時間練習して朝の7時。
何とか見えたきた。
よし!ここまで来ればあとは経験を積むのみだな。参考書によると図形や写真画像とかを下地にトレースすると良い訓練になるらしい。
とりあえず蝶でも描くか。
8月14日、朝4時からお昼の12時まで蝶の羽をトレースすることにした。
丁寧に羽を型取ってゆく。
下地としてグラデーションがかかるように色をブレンドで混ぜ合わせた。
筋柄や模様を別のレイヤーで作成し、落とし込む。
おおお!それっぽい。
8時間も費やしたがいい感じに描けた。
疲れたから続きは夜にやろう。
◇◇◇
8月14日、20時から再開。
下の羽や胴部分、触角を描き足したりしながら…
えい!
24時に完成。
合計で16時間か。
やってみたら何とかなるもんだな。
(※ちなみにこのモデルは『アメリカアオイチモンジ』という蝶だそうだ。ネットで見かけて綺麗だったので選びました。)
◇◇◇
途中、こげちゃ丸さんから「ベジェ曲線のハンドルはAitキーを押しながら摘まむと片側だけ曲がる」という事実を教わり、トレース技術は劇的に上達した。
これはハートマークをトレースする時に役立つ。
応用すれば蝶の羽も描けるというわけだ。
プロの人の助言は的確だ。
ありがとうございます。
ここのコメントを目にしてくれてるってことは最後まで読んでくれたってことですよね、きっと。 とっても嬉しいし ありがたいことだなー