7/19(火) クロユキさんLive配信ハイライト

本記事は、クロユキさん【Twitterアカウント名:@fkuroyukix】がLive配信されている内容を切り抜き、まとめたもの+自分で調べた内容を掲載しています。

※記載内容は私の個人的な解釈であり、実際とは異なる場合があります
※リアタイ相場については割愛


➡︎ユーロはファンダ主導

21日に政策金利を控えている欧州。前回の記事にも記載した通り、6月では0.25%の利上げが濃厚だったが、直近のインフレ加速懸念から0.5%の大幅な利上げの可能性が出てきたことにより、米国が利上げ1%の可能性が出てきたとき同様、為替相場は0.5%の可能性に向かって市場が織り込み始めた。
インフレ加速の懸念は欧州に限らず世界が抱える問題であるため、政策金利前はテクニカルよりファンダメンタル主導の相場になる可能性が高い。
クロユキさんがLive中にみせて下さったが、政策金利に関する重要記事(要人発言等)は相場に反映されやすいので、織り込みが始まるチャンスを逃さないためにもこうした情報にはアンテナを張っておく方が有効だ。


➡︎2%ルールについて

FX界でよく言われている損失2%ルール。
様々なサイトでも紹介されている通り、この2%ルールを守ってトレードをすれば一気に資金が飛ぶこともない。しかし、ある程度の元本が確保できていなければ資金を増やす道のりは遠いだろう。
そこで、クロユキさんが推奨しているのは6日の記事でも紹介した損失額を固定しそれに合わせてロットを変動する方法だ。
人によって、元本も違えば、一度のトレードで損失を許容できる金額も変わってくる。また、前述した内容とニュアンスが似てしまうが、エントリー中に逆行したとしてもメンタルがブレない金額というのも人によって変わってくるだろう。
だからこそ一律の資金管理にするのではなく、損失額固定のロット変動型にすれば、その時の資金に応じて、そして自分のメンタル状況に応じて資金管理ができるのだ。
詳しい内容は6日の記事を参照して欲しい。


➡︎2%ルールって実際どうなの?

トレーダーによって手法は異なるが、形でみるなら監視通貨ペアを増やすことによって1日のエントリーチャンスは増える。
例えば、三尊やダブルトップボトムなどのチャートパターンが出たらエントリーという手法を使うとする。次にルールをしっかり決めた上で過去検証をして欲しい。
1年分検証したとして、エントリーできた総合計数から月の頻出回数を計算したら1ヶ月に何度エントリーチャンスが巡ってくるだろうか?
もし1ヶ月に10回だった場合、毎月市場が動いている日は約20日〜25日だから、月の半分はエントリーチャンスがないことになる。兼業トレーダーなら、さらに回数は減るだろう。
そこで、監視通貨ペアを2倍に増やせばエントリーチャンスも自然と増える。
監視通貨ペアを増やせば分析する時間も掛かってしまうが、単純にエントリー回数で悩んでいるなら監視通貨を増やすのは効果的である。
一度に監視通貨を膨大に増やすより、自分のキャパシティに応じて少しづつ増やしていくと順応しやすいだろう。


➡︎21日は重要指標があるので要注意

昼頃に日本の政策金利、夜には欧州の政策金利があるため為替の動向には要注意だ。
ユーロに関しては、文頭でも伝えた通り当初の予定していた利上げ幅よりさらなる大幅な利上げに踏み出す可能性がある。
日本に関しては、日銀が金利を引き上げる確率は0%に等しいものの、イールドカーブコントロール(=YCC)の変動幅を0.25%上限から0.5%の上限に変更する可能性はあるかも知れない。変動幅修正に関しては、黒田総裁退任後に行われる確率が高いと言われているが、万が一21日に修正を決定づけるかもしくは示唆するような発言があれば、相場は瞬間的に円高方向に振れるだろう。


📌【イールドカーブ】

イールドとは利回り(金利)のことで、投資で得られる年間のリターンのことを指す。イールドカーブは、投資期間ごとの利回りを線で結んだものであり、縦軸を利回り、横軸を満期日までの期間として、利回りと投資期間の関係を表した曲線をイールドカーブという。
このイールドカーブには、代表的なものとして順イールドと逆イールドがある。

想像してみて欲しいのだが、銀行からお金を借りた場合、通常は期間が長くなればなるほど金利は高くつく。利回りも同様に期間が長くなるほど高くなるのが順イールドといって、景気が良い時に現れる右上がりに放物線を描いたような曲線だ。
逆イールドとは、順イールドと真逆で過度な金融不安や急激な政策変動によって短期金利が急騰したり、市場が将来の景気後退や利下げを見込むような局面になった時に長期国債が買われ利回りが低下してしまうことである。
また、場合はほぼ水平線に近いフラットなイールドカーブになることもある。

また、イールドカーブの形状変化パターンとして、短期金利と長期金利の差が急激に開いてくパターンをスティープ化、短期金利と長期金利が同等の状態に近づくパターンをフラット化という。
さらにスティープ化とフラット化を6種類に細分化できるのだが、ここでは省略する。

説明が長くなってしまったが、この長短金利を操作して正常な状態に近づけることをイールドカーブ・コントロールという。