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ルヴァンカップの熱狂、中と外

「か、勝った…?千葉に?勝った!?勝ったー!!!」とにわかに信じられないフルタイム。勝ってました、ルヴァンカップ1回戦。
鹿児島はJ1にいたことがないので、ルヴァンカップへの参戦は今年が初めて。上位リーグのチームが下位リーグのホームで戦うというユニークなレギュレーションの中で同リーグの千葉が鹿児島のホームに来るということに喜んでいたのもつかの間、10日後にはリーグ戦でも戦うという『日程くんさあ!!!』と言いたくなるような組み合わせ。笑

リーグ戦のスタメンではないメンバー中心のラインナップだったものの、監督や選手が口を揃えて言う『誰が出ても鹿児島のサッカーを体現できる』という言葉の通り、リーグ戦さながらの戦力をもって戦って勝ったということが何よりも嬉しいです。
次は東京ヴェルディが対戦相手、個人的に今年ヴェルディさんがJ1に上がってしまったことでリヴェルンちゃんに会えなかったのが悔しかったので白波に来てくれないかな〜〜〜〜〜と期待しています。くーちゃんと並んでほしいよ、Jリーグ屈指のkawaiiが見れるよ……頼むよ……

ところでこのルヴァンカップ、今年からいろいろなレギュレーションが変わったということもあり注目度は高かったのではないかなと思っています。
J2・J3のチームが出られるようになったというのが何よりも大きい変更で、60チームがそれぞれの予選リーグに分かれることで『勝ち進めないとJ1と当たれない』という天皇杯(厳密には違うだろうけど)ともまた違うお祭り感があるのが面白いなあと思って見ていました。

カップ戦の位置づけって難しいと言うか不思議だなあと思っていて、リーグ戦での優勝・上位を目指すために主力を温存するのか、いやいやこれだって勝ちに行く・取りに行くんだという気概でまあまあ主力を出すのか、もしくは若手選手を使う機会と割り切るのか、みたいにチームごとにいろんな戦略が見えるなあと感じていました。なんとなく天皇杯も同じかな?
鹿児島は登録選手数が多くない(ちゃんと調べたわけではないので体感ですが)ので今回もリーグ戦に出ている選手がスタメンにもベンチにもいたわけですが、それでもチームとしてのフィロソフィーがしっかり浸透していれば彼らの言う通り『誰が出ても同じクオリティの試合ができる』というのは結構リアリティあるなあと思っています。…あれ、結局話がループしてる?笑

もっと登録選手数が多いチームだと若手選手の登場機会になり得るのかなと思って昨日のメンバーを見ていました。仙台の西丸くん(我らの神村学園出身!)もプロデビュー、おめでとう!!
その中でいいねという評価を得てリーグ戦への出場、ひいては代表選出…なんてことになるならすごく夢がある話だなあと思います。

ユナイテッドの話に戻しますが笑、西堂選手、井堀選手すごくよかったな〜〜!!!ふんわりした感想で芸がないんですが、2人とも『サッカーセンスがある』と感じました。いやユナイテッドの選手みんなそうなんだけどさ。
西堂選手は高い位置からペナルティエリアの方向に切り込んで行く速さと大胆さに、井堀選手はセットプレーやサイドからのクロスの精度に度肝を抜かれました。見ててワクワクさせられるプレーをしてくれる選手がいるとそれだけでチームのこと好きになるね…
そしてもう一人、河辺選手もすごかった!!!元々足の速さはピカイチだなと去年から思っていたけど、昨日はスピード2倍とかになってない??と思わされる速さで素晴らしかった……1人で深い位置からドリブルで持ち上がったシーン、『誰も追いつかせない』という気迫すら感じさせる速さで圧倒されました。超上から目線でアレなんですが、「上手くなったなあ……」などと思ってしまった(本当に上から目線)

去年まではなんとなく疎外感を感じていたルヴァンカップ、『中』に入るとこんなに楽しいんだ…と感じさせられる試合でした。
運営の大変さだったり、それこそ移動距離とか日程とかの問題はあるとは思うんだけども、ただこういう大会でないと味わえない面白さっていうのもやっぱり絶対あるなあと感じたのでぜひ来年からも同じレギュレーションで…何卒……!

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