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ネイルでスメハラ!?しないために。セルフネイル心得5カ条。

「ネイルの匂いって、子供には大丈夫なのでしょうか?」よく聞かれる質問。在宅時間が増えた今は尚更、気になる方もいらっしゃるようです。

おこもり美容の一つであるセルフネイルを安全に楽しむために、ネイリストが普段から取り組んでいるポイントをご自宅バージョンで紹介します。

◆スメハラとは?

スメルハラスメントの略で、香害ともいわれたりしますが、においによって周りに迷惑をかけること、という意味を持ちます。

昨年、5省庁でも発表されています。

https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/other/
(資料:消費者庁HP「その香り困っている人がいるかも?」より)

香りの感じ方は個人差があるもの。しかしながら不快感や、中には体調不良を引き起こす場合があるということは理解しておいた方がいい事実です。

それは化粧品においても配慮しておきたいこと。


◆ネイルのニオイとは?

マニキュアやリムーバーに含まれる溶剤のにおいです。

特有のにおいが出ないよう様々な工夫、商品が出されていますが製品の品質維持のための構成上、含まれる液体です。これらが揮発したものが空間に漂い、においとして感じます。

揮発による散乱、空気より重いのが特徴です。空間の下の方に溜まりやすいため、換気の必要性があります。そのため、大人より背の低いお子様(特に乳児)やペットの近くでは気を付けたいこと。

◆セルフネイルをするなら

そのような特徴を踏まえて、「時間ができたからネイルしようかな」と思う方に、まず準備してほしいこと気を付けてほしいことを5つ紹介します。

①十分な換気

閉め切った部屋の中で長時間の作業は避け、十分な換気をしましょう。乳児やペットがいるならば、別の部屋でやるといった対策を。抱っこやおんぶしながらも気を付けて。

24時間換気義務や定期的な換気が当たり前の今は、習慣化されていることも多いですが、ご自宅では閉め切って過ごすこともあるかと思います。こもりっぱなしにならないよう気を付けましょう。

②蓋を開けっぱなしにしない

③こぼさない

ネイルに夢中しているとつい忘れがちですが、マニキュアやリムーバーの蓋の開けっぱなしに気を付けましょう。容器の転倒防止策として、ネイル用トレーにまとめておくのもオススメです。

また、うっかりこぼしてしまった時のために、キッチンペーパー等を近くに用意。慌てず拭き取れるように置いておきましょう。キッチンペーパーは作業中にも重宝するので、ネイル用に4~5cm四方にカットしておくと便利です。

マニキュアがドロドロになるのは、これに関係します。開けっぱなしによる揮発で、カラー剤と樹脂がボトルに残るからです。
その日塗り終えたら、うすめ液を数滴垂らして揮発した分を補充しておくとサラサラキープに役立ちます。


④ゴミ袋はしっかり縛って処分

ネイルをする際はゴミ袋を予め用意。リムーバーを含んだコットンなど、作業で出るゴミはゴミ袋に入れて、最後は必ず口を縛って捨てましょう。片付けの最後までしっかりと。

⑤喫煙しながらやらない

喫煙しながらの作業は危険です。休憩を取るなら別室へ移動するか、片付けが終わるまで控えましょう。ジェルネイルの場合も同様です。

◆ネイルで嫌な思いをする人が出ないように

中々サロンまで通えず、セルフネイルを選択する方もいらっしゃいます。

気分転換したい時、気軽に楽しみやすいネイル。
ネイルの匂いについては、お客様に聞かれることもある話題です。長年ネイルを楽しまれている方でも、説明してみると「知らなかった」という声もあります。

リラックスのためのおこもり美容が、周りのストレスにならないために。

些細なところも配慮できる大人の美容として心得て、在宅時間のいい気分転換にしてください。





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