つめとこころのきろく

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クリアルビー/花曇りの朝

ジェルミーワン「72 クリアルビー」 この色と透け感だけはどうしてもポリッシュでは出せないので、久しぶりにジェル。 このカラー本当に可愛くて、何度も重ねて厚みを出すことでいちごジャムみたいな美味しそうな風合いになる。ワンカラーだけでとっても可愛い。 この爪を連れて、桜を見ました。そしていちごを食べた。いちごってこんなに美味しいのかとおもいながら。 春の、生命力あるピンクや赤の色は胸が弾む。血が沸き身体中を巡る、生きていると実感するあの感覚に結構似ていると思う。 朝7

    • クリームベージュ/春を掴む

      内省的な話が続いたので、今日はもっと朗らかに。 hince. 「NOT BAIGE」 ずっと気になっていたヒンスのネイルが届いた〜。日本未発売。海を渡って手元にやって来てくれたかと思うとそれだけで愛おしい。そして名前がさらにかわいい。肝心の色も可愛い。 たまご豆腐みたいな、曖昧なベージュ。 だからノット・ベージュのネーミングに納得。艶感は思ったよりも無くて、ペンキみたいにべたっと色が広がる質感(それがかわいい)。日が経ってからの方が、馴染んで自然に見えるかもしれない。 同

      • オールドイエロー/生まれ変わっていくような

        あの時の、再生するみたいな、 生まれ変わりたての薄桃色の皮膚がだんだんと肌色に馴染んでいくような、 そういう身体感覚を今もずっと覚えている。 むしろ素爪派だった自分が日常の行為としてネイルをし始めたのは、2年くらい前の夏だった。 今でも覚えているんだけど、あの頃わたしは「平成最後の夏」というフレーズが大好きで、 自分が長らく生きてきた時代が終わってしまうのは、まるで己の青春が終わってしまうかのような喪失感だった。 確かその年の夏は物凄く忙しかった。 8月も終わりかけの平日

        • 乳白色/そんな日もある

          ネイルの色と、そのとき思ったことをただ綴っていこうかなと思って。 基本的にセルフなんだけど、最近はジェルよりもポリッシュの方が好きで、 あの均一にならない、ムラとかまだらとか、そういうのが愛おしくてまたポリッシュに戻ってきた。 資生堂pico 「夜の名画座で」 塗りむらすら美しい、深いくすみブルー。 とても好きな一本になった。きちんとした仕事が無ければ、ずっとこれでもいいくらい。 緑にも、青にもグレーに見える。 都会で暮らして大人になって自由だと思うことのひとつは、ふらっ

        クリアルビー/花曇りの朝