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少年少女の初恋の記憶を一曲に閉じ込めたオリジナル曲『Summer Diary』【いれいすオリ曲解説】

太陽が沈むまでは 僕らの時間

夏休みの始まりはいつだってワクワクするし、恋の始まりはいつだって突然。そんな少年少女の夏を描いたオリジナル曲『Summer Diary』今回はこの曲をいれいすリーダー兼いれいすオタクないこが紹介していきます。

夏の曲といえば!!
海!水着!!
花火大会!浴衣!!
ってのが鉄板だと思うんだけど、
長い長い夏休みがただ続いていく少年少女の情緒を綴った一曲がこの『Summer Diary』になります。

この曲は作詞がないことかいうオタクなので、例のごとく曲中に物語が綴られてはいるんだけど、今回は明確な起承転結がありません!!
ただただ、夏休みという学生にとって死ぬほど長くて死ぬほど自由な時間と恋をテーマにダラダラと続く毎日を描いております!!
ちょっと文学っぽい感じにしたかったのかもしれない(2021年7月のないこさん、どうなんでしょうか!)

舞台設定は小学生、あるいは中学生の男女。

ワンピース と日焼けの跡
透き通る黒髪に火照って見えた

高校生くらいからは日焼け止めガチりはじめて日焼けの跡なんかつかないですもんね!!!(勝手なイメージ)
そんな日焼けなんか気にしないようなお年頃の、思春期一歩手前くらいの少年、少女の世界観をこの曲には詰め込んでます。

小中学生の頃の、「恋愛って何?」「好きってどういうこと?」みたいな、まだ自分の中の『like』と『love』の区別がうまくつかないような時期って、目に見えるものすべてが新鮮に見えるんだよね。

友達?いやそれ以上! 気持ちは栞に挟んじゃって
恋人?いやそれ未満! 気持ちは夕焼けに隠して

友達以上恋人未満ってのは、恋の駆け引きなんか知らない純情少年少女の間にも芽生える関係性なんだと思う。

そしてそんなピュアピュアな少年少女にとって、毎年やってくる夏休みは毎回めちゃくちゃ楽しみなもの!
ド田舎少年の内藤ないこは毎日友達と山に遊びに行ってました。
宿題のことなんか何も考えないで、ただただ時間の限り遊び続ける毎日。

夏の自由研究とか読書感想文とか
やになりそうな宿題はできないけど

ただでさえ長い体感時間が、学校がないだけで無限に思えるまで長い。
同じ友達と、同じことを繰り返しているだけなのに、最強に楽しい時間。
それが幼い頃の夏休みだった。
ですよね?お兄さんお姉さん方!!

そんな、幼い少年少女が最強になれる期間、『夏休み』なんだけど、今年はちょっといつもと違う感じがした。
男の子の友達と遊ぶ毎日の隙間に、異性の女の子、きみと会う時間ができた。

この曲の中の女の子に対する描写は、どれもウブすぎてくっさいレベルだと思います。いや歌詞なんてそんなもんなのかもしれないけど笑
でも女の子を初めて意識し始めるお年頃の純粋無垢な少年にとっては、ちょっと気になる女の子って、紋切り型のありふれた表現でしか表せないほど、なんというか『素敵』に見えちゃうんだよな。

君にこの気持ちを伝えるそれだけのことが
どんな難問よりも難しくて
公式も法則もない そんな恋なんだけど

『気になる』以外の感情も、表現も知らない。わからない。
それが初恋男子の心の中です。みなさん覚えて帰ってください。

そんな、いつもと違う、はじめての夏。
でもきっとこの夏を逃すと、君は他の子と仲良くなっちゃうかもしれない。
なんだかよくわからないけど、今ここで気持ちを伝えないと、大切なものが変わってしまうかもしれない。

そんな不安を抱きながら、少年は自分でもうまく言葉にできない気持ちを、精一杯きみに伝えようと頑張るわけ。

いつかそう もうすぐ
君に 伝えるよ
同じ夏は二度と来ないから

少年にとってこの夏は、今までにない、経験したことのない、
まるでドラマの中の世界のように輝いて見える。

まるでドラマみたいな 毎日が始まる恋模様

生まれて初めて、誰かを好きになるということ。
胸が不用意に高鳴ってしまうこと。
頭のキャパが自分以外の誰かで埋まってしまうことを経験して、
それがきっと『恋』なんだと理解する。

でも少年は、うまくいく恋なんて本当に少なくて、ほとんどの恋は失敗に終わるということも知っている。
モテるアイツはクラスの女子と付き合ってるけど、お調子者のあいつは告白しても振られてたし。

だからきっと少年にとっての初恋は、アニメみたいなご都合主義は起きない。

まるでアニメみたいな ご都合主義な恋じゃないけど

だけど、君と過ごせてる時間だけは本物で、
君と作った思い出は一生心に残って、
君を連れ出すのに悩む、そんな毎日はこれからもまだまだ続く。

だってこの長い夏休みは、僕らが一緒に過ごした、誰も知らない、誰にも触れられない、僕らの時間だから。

太陽が沈むまでは 僕らの時間

※この記事はないこ個人の感想・曲紹介であり、作詞作曲者の意図や世界観を100%正確に記したものではありません。

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