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リフレ内勤もつらいよ ー台風編ー

【はじめに】
本記事は直接的な表現はできる限り避けますがナイトビジネス(JKリフレ)に関する記載があります。「こういう世界があるのか」と興味のある方のみご覧ください。

台風が来ると思い出す、と聞いたこと

知り合いの元内勤さん(仮名:元内さん)いわく、台風や地震などで交通網が混乱すると、とても仕事がたいへんになることがあるそうです。

仕事柄お客さまになにがどう大変なのかは直接説明できないとのことなので、どういった苦労苦悩を抱えていたのか、ここに書ける範囲で体験談を記事にしてみようと思います。

連絡量がいつもの数倍、感情労働も爆増

LINEや電話を複数台駆使して、連絡を取りまくるそう

女の子、お客さんがどこにいるのか探しまくり

通常の営業日では、リフレキャストの女の子がシフト時刻どおり出勤できるかを確認取り、お客さんが予約時間どおりに来訪(レンタルルームなどへの入室)できるか確認する作業には、さほど時間もかからないといいます。

いっぽう、交通混乱や天候不良の場合、通常の遅刻以外に、出勤途中でキャストさんが体調不良になり急遽欠勤したり、途中駅で休んだりするそうです。お客さんも交通遅延(帰れなくなる見通しも含みます)で急遽キャンセル希望を出してくるケースが少なくなく、それぞれ定刻通りに出発してくれていたとしても、いつも以上に到着まで気を遣う必要があるそうです。

どっちかこれなくなった場合の代案提案

このようにただでさえ連絡量が増えるそうですが、キャストまたはお客さんどちらかが来られなくなった場合にも、作業量が爆増するそうです。

というのも、まずお客さんは必ずしもそれで帰るわけではなく「ではほかのキャストさんお願いできますか?」と質問いただくことのほうが多いそうです。お客さんはこの日を楽しみに(出張などと予定を合わせて)遠方からわざわざやってくるひともいらっしゃるそうで、お店としてももちろん売り上げが維持できるならそれに越したことはないので、なるべく代理できるキャストを探して提案するのだそうです。

いっぽうキャストが予定どおり出勤していて、お客さんが来られなくなった場合にも調整が必要です。「接客中のお客さまが時間延長してくれて調整に手間がかからなければさほど作業量は増えない」といいますが、突発的に空き枠ができてしまうとキャストの給料に影響してしまう可能性が高く、なるべく(人気嬢だとキャンセル待ちしているお客さんへ連絡して)空き枠を埋める作業が発生するのだそうです。

これらを「どの子はどこにいていつごろ到着する」「このお客さまは何時までに代わりのキャストを提案する必要がある」など大量の情報をさばきながら対応していると想像すると、かなり苦労する作業に思えます。

嵐とともに爆増する感情労働

リフレキャストの欠勤時

お客さんへ、遅刻または欠勤の旨をお詫びすることになります。代案に満足いただけた場合にはひと段落ですが、台風など混乱時はそもそも代案が見つかるまでお客さんを待たせてしまうことも少なくないそうで、お客さんをなだめながら出勤可能キャストのスケジュール調整に追われるのがたいへんといっていました。

責任感のつよいキャストさんの場合、遅刻や欠勤について自責の念で落ち込んでしまう子もいるらしく、返信に元気がなければ、内勤として感情フォローをしてあげることも重要なのだそうです。

お客さまのキャンセル時

利用規約に沿ってキャンセル料をご請求することになったり、免責にする判断をまずするそうです。すんなり受け入れてもらえれば問題ありませんが、キャンセル料を巡るやり取りに時間がかかればかかるほど、ほかの作業が遅れることになってしまうといいます(前提として、費用発生の取り決めは早く処理しないとトラブルになるため、緊急度が高いそうです)。

キャストさんはご予約のお客さんがキャンセルになってしまうと、せっかく準備して荒天、混雑の中出勤したことが無駄になってしまいます。固定時給がない場合にはお給料にも影響が出てしまいますから、ほかのお客さまへの紹介を大至急組まないといけないそうです。

嵐の時こそ平穏に

元内さんとしても、忙しくなりそうということが重々わかっての仕事ですから、こうした嵐の日のてんやわんや自体には慣れることができるといいます。

話を聞いて社会人マナー全般に広げて思ったのは、異常時には最寄り駅のカフェなど、安全が確保できる環境で連絡を待つ、ということが大切なように思いました。

「いまレンタルルームの真下にいます、雨ざらしで大変です!」など緊急事態を伝えることももちろん大切ですしやむを得ないことですが、商談などにおける「近くのカフェで待機しておりますので、ご準備整いましたらお伺いいたします」といった余裕ある対応が大切なんだろうなと感じました。

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