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スタートアップNPOの副代表として、最初にやったことの告白

どうも、アフリカ系男子のナイケルです。


僕が今、副代表を務めるNPO法人AYINAのお話です。

2015年5月から、この団体に所属させてもらい、わずか半年で、副代表という代表のゾマホンを抜くと事実上トップとして、NPO経営をやることになりました。

3年半ほど携わっていて、今ではようやく、それぞれのアクティビティが回ってきて、少なからず利益も出だして、という状態になりましたが、副代表を任された当時は、まだNPO法人とは程遠い状況でありました。

では、どうやって組織を今の状態まで持っていったのか、正しかったのかどうかは別として、忘れないうちに書きとどめておこうと思います。

正直、かなり極端なやり方をしてしまっているので、ここからは「アフリカ系男子の秘密基地」をご購読いただいてる方にだけ、読んでいただけたらと思っております。


では、当時の状況を振り返ってお話をしましょう。その為、タメ口調になりますので、ご了承ください。


2013年、5月。

僕は、八王子市のとある一軒家にいた。

NPO法人AYINA(アイーナ)の総会に呼んでもらったからだ。

青年海外協力隊としてルワンダでの2年間の活動を、まもなく終える頃になり、偶然出会ったベナン人のゾマホンと意気投合をし、彼の経営するNPO法人AYINAの総会に出席して欲しいといわれ、着いた場所が、この一軒家だった。どうやら、立ち上げ時に理事になってくれた方のお家のようだ。


ゾマホンからは、
「とりあえずうちの団体がどんな感じか、きてもらったらわかると思うよ」
と言われて、何もわからず参加したのだが、着いて早々に、

「ナイケル、ルワンダでの経験をみんなに語ってもらってもいいかな?」

という無茶振りにより、急遽皆さんの前でスピーチをする羽目になった。


なんとか、経験談を語り終え、無事に総会の幕が閉じた。そのまま、打ち上げに行った。そこでまたゾマホンから、

「じゃあ、今日からうちのメンバーで頼むよ」

と、またしても急に通告をされ、なんだかよくわからないまま、そのままAYINAのメンバーになることになったわけである。このノリの良さが、僕のゾマホンに惹かれるポイントだったりもする。




AYINAのメンバーになって2ヶ月ほどが経った。

メンバーの皆さんは本当にいい人ばかり。アフリカが大好きで、人の意見をめちゃくちゃ尊重してくれる。新入りの僕に対してもだ。


だからこそ、思った。


みんな、周りを尊重しすぎているが故に、アクションが足りない。

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