“分解”で、農家さんと町民さんの想いをカタチに
こんにちは。奈井江町しごとコンビニです。
今回は、農業のお仕事で行った”業務分解”を通じて、依頼主である農家さんと、稼働してくださった町民さんの想いをカタチにできたお話しをお伝えします。
「農業のおしごと」は朝から晩までの1日仕事が多く、時間の長さがネックのひとつとなり、人手の確保に苦戦されているケースが多いです。
そこで、奈井江町しごとコンビニでは、農家さんより受託した1日の作業を細かく分解することに。
分解した作業をしごとコンビニの登録者さんと分担することで、依頼主である農家さんはご自身でなければできない仕事に集中できるようになりました。
また、「農業のおしごと」で活躍する登録者さんは、分解して一つ一つが短い時間となった仕事の中から好きな仕事・時間を選ぶことができ、無理なく生き生きと働くことができています。
このようにしごとコンビニで想いをカタチにされた依頼主さんと登録者さんをご紹介します。
新規就農で人手の確保が難しかった農家さん
今回ご紹介するのは、2022年に奈井江町の農園を事業継承し、新規就農した依頼主さん。
朝から晩までの1日作業では人が集まりづらいことに加え、新規就農で知り合いもいないため人手不足を懸念しておられました。
また、依頼主さん自身が現場に出ることが多く、本来実施したい農作物の品質向上に手が回らない状況でした。
そこで、しごとコンビニにて1日の作業を分解し、まずは人手と時間がかかる「収獲」のおしごとを行う人を短時間で募集することに。
その結果、「これまでよりも現場に出る時間が減り、本来やりたかった農作物の品質向上に充てられるようになった」という声をいただきました。
その後も「糖度測定」「選果」「箱詰め」「箱折り」「下葉取り」など、作業を分解してしごとコンビニへ依頼することで、依頼主さんの時間を確保できるようになりました。
今年度に入ってからも、人手が必要な時には気軽に相談していただき、農作物の品質向上をしたいという農家さんの想いをカタチにしています。
「農業のおしごと」で活躍する山内さん
「収穫」「糖度測定」などの「農業のおしごと」で活躍する山内さん。
登録した当時は、体力も記憶力も自信がなくなったと話されていましたが、お仕事をすることで見違えるように元気になった!とのこと。
「農業のおしごと」のモクモクとした作業が自分に向いているし、孫が来たり、体調を崩した時でも休みやすいなど、自由度の高い働き方にも魅力を感じておられます。
現在は農業だけでなく、広報誌配布や清掃など、さまざまな種類のお仕事を実施して、生き生きと働いています。
山内さんは「しごとコンビニ」で働くことで、新しいことに挑戦したいという想いをカタチにしています。
このように、1日の作業を細かく分解することで、依頼主さんがしたい仕事に集中できたり、登録者さんが生き生きと働くことにつながりました。
今後も、地域の人や仕事を発掘して、依頼主さん、登録者さんの想いをカタチにしていきたいと思います。
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