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辻村寿三郎さんの訃報に接し、人形劇「新八犬伝」が思い出された(2月14日火)

仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌
いざとなったら玉を出せ
力が溢れる不思議な玉を

NHKで放送されていた人形劇「新八犬伝」の歌、
歌詞もメロディーも、この部分ははっきり覚えている。今でも歌える。

懐かしくなって「ウィキペディア」をのぞく。
辻村ジュサブローさんが作られた人形が活躍する「新八犬伝」は、
1973年4月から1975年3月まで、月曜日から金曜日の18時30分~18時45分に放送されていた。

私は小学校5・6年生。当時のクラスで大はやりで、男子も女子も、毎日のようにこの話で盛り上がっていた。声をそろえて「仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌」と、面白がって歌った。
こんな難しい漢字の意味を全部理解していたわけではないと思うけど、リズムにのせて、すらすらと歌えた。そして、今でもしっかり覚えているというのが不思議。

大人になってから、八つの玉に記されたこの漢字を覚えよと言われたら、苦労するやろうな。メロディーがなかったら、余計に覚えられへん。子供の頃は、きっかけさえあれば、たくさんのことを吸収できたんやろうな。

番組で操られる人形は、目もとがきりりとしていて、怖そうでもあったけれど、勇敢に旅をする姿にほれぼれしていた。

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