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ヒーローになれる平等な機会——長いおやすみ前のDearMedia Newsletter

ゴールデンウィークにすでに入っていらっしゃる方も、
カレンダー通り明日から連休だという方も、
こんにちは。ディアメディアの味岡です。

ディアメディアでは、私が毎朝目にしている約1,000記事の中から、「ちょっと気になる情報」「最近話題のニュース」「面白いできごと」をピックアップして、週3回お届けしています。

本日は、長いおやすみの前の4月27日に配信したニュースレターをお届けしたいと思います。


ヒーローになれる平等な機会—4月27日配信

長いおやすみの前というのは、どんなニュースレターを書こうかと、いつも以上に悩みます。

しばらくここではお会いできないし、
その分少し深かったり広かったりすることを

お伝えできたら嬉しいなと思いますし、

だからと言って、そんなにちょうど良いニュースがあるとも限らないので、
普段よりも注意深く、心に引っかかる言葉を探そうとしています。

そんなときに
「コロナウイルスは、お金持ちにも貧乏な人にも平等に“怖れ”を感じさせたねぇ」と話している方がいて、それにはっとさせられました。

もちろん、お仕事によって感染しやすい環境で働かざるをえなかったり、リモートワークなんてできないという業種だったり、感染リスクという意味では、平等ではないのですが、

心のなかにある、

「ウイルスに感染して苦しむのは嫌だ」
「自分が原因で家族や親しい人に移すことになったら嫌だ」
「現実が急に、がらっと変わってしまってこの先の経済状況が悪くなるのが嫌だ」

などの“怖れ”の感情は、誰の心にも、多かれ少なかれ持ち込まれたと思います。

そして、脅威に見えるものが平等に訪れているということは、誰かの救いとなるチャンスも平等に訪れているということです。

そこで、連休前の今日のニュースレターは、誰かを助けたい!と思った小さなヒーロー達を何人か紹介したいと思います。

***

ひとつめの記事は、
聴覚障害者教育について勉強しているケンタッキー大学の学生、Ashley Lawrenceさんが「口が見える透明なマスク」を作ったという記事です。

Student Designs Coronavirus Face Masks For Deaf And Hard Of Hearing People

Lawrenceさんは、多くの人がマスクをするようになったため、
読唇術を使ってコミュニケーションをしている聴覚障害の方々に、必要な情報が届かなくなっているのではないかと、気が付きました。

特に、体調が悪くなったときに医療従事者が口を覆うマスクをしていると、リップリーディングが使えなくなるので、患者と病院のどちらにとっても必要だと考え、シースルーフェイスマスクを母親と一緒に制作しました。

日本でも、少し前に行政が行う記者会見などで手話通訳者だけがマスクをしていない理由が話題になりましたね。

>>私が記者会見でマスクができないワケ


***

2つめの記事は、
5歳の女の子が「私、この家を出ていくね」と真剣にお母さんに言い、置き手紙を渡したというエピソードです。

5歳の娘が「私、この家を出ていくよ」…!?
ウイルスから世界を救おうとした行動にほっこり

その手紙には、
「だって ころなのくすりをがんバってさがしにいきます」がんばってさがしにいきます」
と書かれていて、
翌日出発した勇者は、
「ふくろうの涙とカラスの羽根と水に濡れたティッシュ」でできた
「ころなのくすり」を持って帰ってきたそうです。

5歳の女の子でも、今の状況をなんとかしたい!と願って自分にできることをしようとしているのが、涙ぐましいです。


***

3つめの記事は、
カナダのボーイスカウトに所属している12歳の男の子が、マスクを1日中着けている医療従事者のために、耳が痛くならないアタッチメントを3Dプリンタで制作した、という記事です。

This 12-year-old invented an ingenious solution to one of the biggest problems with masks

Quinn Callanderさんは、マスクのゴムバンドが直接耳に当たらないよう、シンプルで効果的な「イヤーガード」を発明しました。

頭の後ろに幅の広いアタッチメントを着け、そこにマスクのゴムを引っ掛けるという仕組みのものです。

彼は3月下旬以降、このイヤーガードを1700個以上も作り、
地元の病院に配っていて、更に、このアタッチメントの設計図を3Dプリンタのコミュニティに公開し、だれでも作れるようにしています。


***

最後は妊婦さんのツイートから。

志村けんさんが亡くなった直後、その悲しみを抱えて、コロナウイルスが今後どうなるのか不安に思いながら7ヶ月の妊婦健診に行き、エコー写真を撮ったら…。

おなかの中から、
お母さんを励ましてくれている。

そんな奇跡が起こりました。


***

何歳であっても、
どこにいたとしても、
自分の持っている知識や気付きだけで十分世の中に貢献できると、
年若いヒーローたちが教えてくれています。

私たちは、未来を不安がるためではなく、
未来を救うために生まれてきている
はずです。


些細に思えることであろうと、
自ら課した目標とかけ離れていようと、
ありがとう、と言ってもらえる誰かがいるだけで、その役割は十分果たしているのです。


先日、INDEPENDENTの記事で、
「フランスでのコロナウイルスによる封鎖は約6万人の命を救った」
というニュース記事がありました。

家にいるだけで、
多くの人の命を救っている。

そんな記事が、
これからもっと増えてくるといいなと
願っています。


コロナウイルスが与えてくれた、
誰でも簡単にヒーローになれる機会
を活かして、
連休中も、穏やかで安全にお過ごしください。

私も少し英気を養って、
パワーアップして戻ってきたいと思います。

楽しいゴールデンウィークを!

【次回のニュースレターは5月8日配信です】
ゴールデンウィーク期間中は少しお休みをいただいて、次回のニュースレターの配信は5月8日にしたいと思います。

その間は、Twitterやstand.fmでちょこちょこ発信しようかなと思っているので、もしよろしければ、フォローやいいね♡など、どうぞよろしくお願いいたします。

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