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JCGLー雑機録ーその01        スキャナーは白黒ビデオカメラ


いまや、スマホに4Kカメラや多機能プリンターにはフラットヘッドスキャナーなど当たり前に装備されている時代。約40年前のJCGLにはもちろんそのようなものはありませんでした。

あったのは、写真焼付け機用のコピースタンドに取り付けられた、撮像管式アナログ白黒カメラ。

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(LPLコピースタンドCS-7)

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**取り付けられていた白黒アナログビデオカメラ―(イメージ) **

これがディアンザ社のフレームバッファにつなげられコンピューターに画像を取り込むことが出来たのです。

主に背景原図のレイアウトやTween(ベクター線画作画)用の原画などを取り込みました。記憶では広くない、暗く出来る部屋に設置された部屋でもくもくと作業が行われていました。

また、恐るべきことにこの白黒カメラで、カラー画像の取り込みも行われていたのでした。白黒カメラでどうやって?と思うでしょうが、色に詳しい方ならピンとくるでしょう。

カラーを取り込む場合、レンズの前に付けたフィルターマウントにレッド、グリーン、ブルーの3種類のカラーフィルターを交換しながら同じ画を3回撮影することでカラー映像を取り込んでいたのです。

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もちろん、今の画質には比べるべくもありませんが、なるべく心象に近づけようと創意工夫をしながら、取り込みを行っていったのです。
絵に触ってずれたらやり直し、誰かが部屋に入ってきたらやり直し。そして今日も夜がふけて行く。




教訓、成せばなる、なくても出来るカラースキャン。m(__)m







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