Cubaseのエクスプレッションマップの仕様を勘違いしてた話

南雲莉翠です。
先日、Cubaseのテンプレートをいじっていた時に気づいたことなのですが、もし知らない方が居たら共有しようかなと思ったので書きます。

エクスプレッションマップでキースイッチを設定すると、MIDIキーボードで該当のキーを押しても反応しなくなると思ってました。
もう一か所設定をすることで解決しました。


どういうことかと言うと


画像を2枚貼ります。

キースイッチ使えないぞ~と思っていた時の画面。
もしかしてと思い「リモート」列にノートを割り振ってみた。

1枚目の画像では一番左の「リモート」列に何も入れていません。
2枚目ではそれぞれにノートを割り振っています。
出力マッピングにキースイッチ用のノートを割り振れば、シーケンサー上でコントロールできますが、これだけではMIDIキーボードからの操作は出来ず、試奏時にキースイッチの切り替えで不具合が出ます。
一番左の「リモート」列に対応するノートを割り当てることで、無事MIDI気キーボードからの入力を受け付けてくれました。

また、アーティキュレーションの「タイプ」で奏法指示、属性の2種類が選択できますが、
「奏法指示」は一度入力すると次の変更まで継続的に適用されるのに対し、
「属性」はノート1つ1つに個別で設定ができるようです。

「属性」だとノート毎に設定が必要なので音符が多い時は少し面倒かもしれん。

アーティキュレーション設定の画面。


属性にするとMIDIエディター内でアーティキュレーションを削除したい時に紐づけされたノートごと削除してしまうので、基本的に自分は奏法指示に設定しています。

上から2番目の「Stacc」はタイプを属性で設定。該当のノートだけがStaccatoになる。ノートと紐づいており、これを消すとノートも消える。

アーティキュレーションのタイプ「奏法指示」「属性」はそれぞれ特徴が違いますので、状況にあった設定をしたいですね。
(よくわからなければ正直「奏法指示」で設定しておいていいと思います)

また、左ゾーンのInspector内にあるエクスプレッションマップの緑色のランプ(?)が2個ある理由は何ぞや?と思っていたのですが、今回の件で解決しました。
左がリモート入力された(MIDIキーボードからの入力を受け付けた場合)に反応し、MIDIエディタ内のアーティキュレーションで操作された場合は両方が反応するようです。

これ2つ必要なのか…?と思ってしまいました。

おわり

以上です。
まだまだCubaseには知らない機能がいっぱいありそうです。
「そんなん知っとるわ!」という方が居れば、他にもCubaseの裏技をご存知かと思いますので、是非教えてください。

あと、最近Ctrl+Dでイベントの複製が出来ることに気が付きました。


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