9/5 私は物書きのXXXです

警告:この記事は前回と同じく「嫌われたって構わない」と言わんばかりに書いているものです。嫌わば嫌え。題名だけは日和ったけどな。


今回のテーマ:物書き失格と物書き宣言


気取った文章は書きたくありませんが、自分語りとエッセイとかまってちゃん構文の違いを知らないので仕方がないことにします。


物書き失格

恥の多い物書き人生を送ってきました。過日申した通り自己肯定感を引き裂かれていた南雲は、他人様を見返すために、物書きというものに手を付けたのです。

かつてから、妄想はございました。目次だけ作って、中身も書かずに遊んでいたこともございます。ただ、具現化の手段には事欠いていました。PCなどという文明の利器はなく、紙を相手に書きなぐっていたのです。

絵も描けず、さりとて自信のあった科目は世界史。やんごとなき事情があったとはいえ、ほとんど自分から世間様のレールを飛び出していった自分。既にリカバリーできなくなっておりました。

そこに垣間見えたのが物書き――交渉な言い方をするならば作家、小説家という存在でした。

ちょうどネットワークが我々下々の者にも広まってきて、ともすれば頑張り次第では、と思わせるものが投稿サイトや個人サイトには存在してたのです。

正直に言えば、見返したかったのです。肩書を得れば、雑な扱いをしたことを後悔させられる。以前もそれで大層な目に遭ったのに(多くを語る気はない)、またもやらかして。

実は今は、二度目のチャレンジです。一度目のチャレンジはもう十年近く前。「小説家になろう」様が、まだ異世界転生バーゲンセールになってなかった頃のお話でした。とはいえ、結局エター(未完打ち切り)で終わらせてしまったのですけど。

結局人生の狭間で投げ出して。目を背けて。のこのこ戻ってきたのがカクヨムが始まって暫くしてから。当時思いついていたネタをつらつら書き連ねたりして、思いつきで書き出したのがプチ当たりしたりして、今に至るのですけど。

まあ物書きという視点では「なんじゃこりゃコイツは!」なんですよね。自分から見ても大概ですもの。

ウケない(と感じた)度にツイッターで喚くわ、感想やらポイントやらに押しつぶされるわ、プチ当たりした作品だけが読まれていくことにガックリ来るわ(個人ファンが欲しかった)、そのくせ宣伝は控えめだわ(過度に流しても迷惑じゃね?と本気で思っていた)、コンテストに出したくせに万全を期さないわ(削って整えてたら基準文字数を割っていた前科持ち)。エターナル作品ばかり積み上がっていく始末。

並べてみたけど、酷いものです。いかに肩書を欲していたか、名声を欲していたか。今の自分になら分かります。努力をせずに、他人様の努力を見ずに。知名度だけを目指してました。

努力と言ってもこの場合はWEBコミュニケーションとでも言うべきでしょう。他人と仲良くする、他人の作品を読む。リプライで交流する。意見を交わす。そういう地盤づくりが皆無で、なにが知名度でしょうか。トップ層でしょうか。臍で茶が沸かせそうです。

作品だけで勝負したい。今でもそう思います。でも相互評価じゃないにしても。「知ってる人の作品は読みに行くまでの決断が軽い」のですよね。RTした人の作品を読むタグが流行るのが分かりますよ。アレ、端的に言えばマッチング行為ですから(評価をダシにするのはよくないと思います)。

でも南雲さんはどうしてもいけませんでしたね。「普段の交流もないのに、読まれるという利益だけを狙っている」と思えてしまって。実際そうだから、投影してたんですね。

閑話休題。長くなってしまいましたが、上記のような理由で。南雲さんは物書き失格と思った訳です。

自由時間を全て小説及び関連した行為に捧げられない(たまに遊ぶのは大事ですけど、南雲は頻度が逆転気味)。書いた小説を意地でも読ませようとする手段を取れない。本気で創作してる方に失礼ですよ、こんなの。申し訳ありませんでした。


物書き宣言

でもね。南雲さんは恥を晒すだけに記事を書いている訳でもないのです。反省だけなら。断罪だけなら。自虐だけなら猿でもできる。

ただ。自身の性格を理解した上でやっていかないと、南雲はあっという間に死ぬ。そんなしょうもない事実を、人生三十三年目にしてようやく悟ったのです。

書き続けていれば打席に立てる。ただし、誠実さだけは持ち合わせていなければならない。

自分が凡人であることを悟り、自覚して。努力で縛るのではなく、楽しんで作家坂を登り続ける必要がある。誰かに道を預けず、自分で決めて挑まなければならない。

無理なく、しかし絞り込んで。一足飛びでなく、一歩ずつ踏みしめて。もう一度一日一日、一文字でも、一分でも、小説と真っ向から向き合う。

そうしてもう一度物を書くということ、小説を書くということに真摯に挑んでいく。

それが南雲の、物書き宣言である。まず手始めに、完結増やそう。

追記。ちょこっと文章に力入っちゃったのか、全部全力・真剣に。みたいな感じになっちゃってるけど、やりたいことは「出来ることしか出来ないんで、力を抜きつつ身につけていこー」ってな感じの話なのですよ。ごめんなさい

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