第61回コラム ごちうさ扉絵を使ったカードゲームのススメ
みなさん、こんにちは。名古屋大学A.M.I.会員の"プチトマト"と申します。まつぜんじゃない方のごちうさ好き会員です。
本記事では私が現在、当サークルで流行らせようとしている、ごちうさ扉絵を使ったカードゲーム案を紹介していきます。記事を読んで、少しでも興味をもっていただけたら嬉しいです。
また、以下では『ご注文はうさぎですか?』の単行本12巻までの扉絵が登場する可能性があります。アニメ勢の方などはネタバレにご注意下さい。
ごちうさの扉絵とサブタイトルについて
皆さんは、『ご注文はうさぎですか?』(略称『ごちうさ』)の原作漫画をご覧になったことはありますか?原作読者の方ならご存知の事かと思いますが、漫画『ごちうさ』は基本的にすべての話に扉絵があります。また、単行本カバー裏などを見ると、単行本及び完全版に掲載されているすべての話にサブタイトルが設定されています。
『ごちうさ』原作は現在単行本が1巻から12巻まで発売されており、4巻には14話、それ以外の巻には13話、そして完全版のみ掲載が1話あります。合計158話分の扉絵とサブタイトルが存在するという事です。
これらの対応関係を暗記した後、扉絵カードを使ったゲームをしようというのが、今回の記事の内容です。
1年程前に、「作品ファンのオフ会では「ごちうさタイトルかるた」というゲームが遊ばれている」という情報を目にしたことが、扉絵カードを作ろうと思ったきっかけです。私自身はオフ会に参加した事は無いのですが、遊び方に関してはオフ会関連の記事を参考にさせていただきました。本家が気になる方は「ごちうさタイトルかるた」について調べてみてください。
扉絵カードの制作方法
・扉絵を印刷したもの
・カードスリーブ
・裏紙用の任意のカード
があれば比較的簡単に作れます。
本家の「ごちうさタイトルかるた」はもう少し凝った物を使っていたのですが、原理的には扉絵が書かれたカードがあれば大丈夫です。
まんがタイムきららMAXの公式Xアカウントにて、各話の扉絵が公開されているので、多くのデータはそちらから集めました。初期の頃の扉絵は、画集やComplete Blendの物を利用しました。
また、普通に印刷した紙を使ってカードゲームはプレイしづらいため、裏紙用の安売りカード(任意のもの)とスリーブを使っています。
遊び方① かるた
必要なもの
プレイヤー1人以上
扉絵カード
読み手(アプリで代用)
概要
これに関しては、本家の「ごちうさタイトルかるた」の遊び方とほとんど同じだと思います。サブタイトルがランダムに読まれ、そのタイトルと対応した扉絵の札を取ります。
読み札は(面倒で)作っていない&読み手がいないので、Word Holicという単語帳アプリで代用しました。
小テストの読み上げ機能を活用することで、ランダムにサブタイトルを読ませています。
やってみた感想
参加のためには扉絵とタイトルの暗記が必要です(本家はこの点を上手く解消しているようでした)。158個の扉絵とサブタイトルの暗記と聞くと難しそうに見えますが、どちらも各話の内容に関連した物が多く、暗記するだけであれば意外と手間は少ないと思います。
かるたで勝つためには、思い出すまでのスピードも重要です。他にも、決まり字の暗記や札位置の把握まで可能になれば、競技性があってさらに面白くなりそうです。
158枚ものカードを並べると時間がかかり過ぎるため、例えば範囲を1~4巻のみに絞るなどして、全体の枚数を減らしても良いかもしれないです。
現在、当サークル内ではプレイヤーが1~2名のみ。もう少しプレイヤーが多いとより面白いので、興味のある方がいれば是非当サークルに遊びに来てください。
遊び方② トランプ
必要な物
プレイヤー2人以上
扉絵カード
概要
前述した通り、『ごちうさ』原作は単行本1巻につき13話(4巻のみ14話)収録されています。そのため、適当な4巻分の扉絵を抜粋すれば、52枚程度の扉絵カードがあります。これを利用して、扉絵カードをトランプカードとして使うというのが、2つ目の遊び方です。
例えば、↑の写真であれば左から順に11巻7話、9巻11話、9巻8話の扉絵となっているため、それぞれの話数だけを見て7、11、8のトランプカードとして扱います。4巻14話と単行本未収録話の2枚の扉絵カードをジョーカーとして扱います。スペードなどの記号がゲームに必要な場合は、巻数から適宜設定します。
何巻何話かという情報は、漫画を読み返す際に使える実用的な情報なので、人によってはタイトルかるたよりも参加ハードルが低いかも知れません。また、トランプとして使えるというだけで、大富豪、神経衰弱など様々な遊び方ができます。
暗記ミスによるお手付き(例:11巻7話「接客試練ブロカント」を8の札と勘違いする)にどうペナルティを課すかという点は、まだ調整中です。
やってみた感想
・大富豪
いわゆるトランプのゲーム、大富豪。やってみた時はプレイヤーが2名だったので、大富豪としてのゲーム性に欠けていました。大富豪の際は3人以上が望ましいです。最初に自分の持ち札を把握するのに結構な時間がかかります。ごちうさに関連付けたローカルルールを考えても面白いかも知れません。
・神経衰弱
いわゆるトランプのゲーム、神経衰弱。思い出すスピードを求められる事はあまりなく、暗記していれば普通の神経衰弱として遊べるので参加しやすいと思います。
・スピード(オススメ)
いわゆるトランプのゲーム、スピード。暗記はもちろん、早く思い出すことも重要になります。他のゲームは普通のトランプとほとんど変わらないが、これに関しては扉絵カードならではの競技性があって面白かったです。
・七並べ
いわゆるトランプのゲーム、七並べ。思い出すスピードを求められる事はあまりないので参加しやすいと思います。しかし、プレイヤーの誰かの暗記が不完全だと、参加者全員が厳しいゲームを強いられます。
おまけ:高難易度Ver
よりカードゲームの難易度が高いモノクロ札を作ってみました。通常Verでは物足りない人向けです。
以前友人と扉絵シルエットクイズ(人物の髪型のみを切り取りモノクロにした扉絵を見て、元の扉絵を当てるクイズ)を遊んでいた際のデータを再利用しました。
こちらは現在8~11巻の分があり、ちょうど52枚あるので、かるたもトランプもできます。遊び方は今まで説明したものと同じです。
かるたや神経衰弱の場合は、色合いが均一になったことで純粋な暗記能力が問われるかも知れません。
モノクロ札でも友人とテストプレイしてみましたが、慣れれば問題なく遊べました。
おわりに
読んでいただきありがとうございました。扉絵カードを使った遊び方を紹介してきましたが、他にも案があれば是非ご教授ください。
また、当サークルではごちうさ扉絵カードのプレイヤーを募集中です。
・扉絵とサブタイトルを既に暗記している方
・天々座理世さん並に暗記の得意な方
・『ごちうさ』に興味のある方
など大歓迎です。
もちろん、普段の活動ではごちうさ扉絵カードだけでなく、声優カードなど他のゲームもしているので、アニメや漫画が好きな方は是非お気軽にご連絡ください。