【オールスター2Pick】Winter Cup 2020 前回からの変化考察【Shadowverse】

さにです。特殊フォーマット元気マンは俺だ。

2020冬

ということで今回もオールスター2Pickの考察です。
前回やったのと同じく、カードリストの変化を抽出しての考察になります。
カードプール全体やクラス順位の考察はまた今度。

公式の全カードリストはこちら

前置き/前提知識

今回留意すべき点として、掲示カードの総数が少し減っています
クラスカードは80種のまま据え置きなのですが、共通掲示のニュートラルカードが15種から10種に縮小されました。いくつか影響がありそうなので覚えておきましょう。

これは推測となりますが、カードの掲示率はレアリティ・ニュートラルかどうかによる傾斜配分無しの全て同率と考えています。
その場合、特定の1枚のカードが掲示される60枚に1枚以上現れる確率は49.4%、特定カードをすべてピックした時のデッキ内の期待枚数は0.67枚となります。

ではクラス毎に見ていきましょう。

カードプールの変化と考察

ニュートラル

0_ニュートラル_追加

0_ニュートラル_削除

(※《ゼウス》はロイヤルでのみ続投)
5種追加、10種削除。
追加カードで大きいのは《ゼルガネイア》。構築でも最強カードということでほぼマストピックされると考えた時、2回戦うと1回は相手のデッキに入っているくらいの確率なので、手出しケア・直接召喚ケアをまあまあ意識した方がよさそうな雰囲気があります。
また、確定除去枠が《エンジェルシュート》から《堕落の決意》になりました。《リーシェナ》や《レオニダス》のようなカードの立ち位置が少しよくなったかもしれません。逆にどちらでも割れる普通のアミュレットカードは決意の1コス化が痛いことがありそうです。
一方、《ゴブリンスクラム》《爆炎の魔神》あたりが排除されたことで、より構築寄りのカードで戦う趣は強くなったかもしれません。

エルフ

1_エルフ_追加

(※《ラティカ》は効果の上方修正・スキン化枠)

1_エルフ_削除


エルフのみSORの乗り物ニュートラル一式を貰いました。
《ロキサス》《ヴァーミン》《パスチャー》の3種の神器は流石にコンボを繋ぐと凄まじいパワーが出るため、ある程度狙って組んでもいいと思います。また《喝采》がいないもののアクセラレートまわりの繋がりはある程度意識してよさそうです。
そして前回おそらく強すぎて出禁になっていた《プライマルギガント》が解禁。貰ったカードのパワーは全体的に高めです。
削除カードには2Pick番長が多め。全体を通してそうなんですが、2Pick番長系のカードは今回は弾かれる傾向があります。
またコントロールのフィニッシャー系のカードや受け寄りのカードが多めに削除されており、前回よりやや攻めの姿勢を意識するのがいいのかな、といった雰囲気です。

ロイヤル

2_ロイヤル_追加

(《大将軍》が上方修正(nerf解除)、《ツバキ》がスキン化枠)

2_ロイヤル_削除

基本的に追加カードの方向性としては「連携と進化を稼いで頑張ってね」という感じで構築の進化ロイヤルに寄っています。《オースレスナイト》が追加枠なのにはビビりました。
目を引くのは4~5コスト帯の豪華さ。この辺のカードを使うことでより中盤戦に強く出られるクラスになっていそうです。《元帥》はオールスターでも強い。
進化回数自体はそこまで大きく稼げるわけではないので(《スクラム》削除もあり)、《ゼウス》《ルシフェル》にはそんな期待しない方がいい気配を感じています。
《オルオーン》はお祭り枠。
削除カードは全体的に低パワーと言っていいでしょう。前回弱体化調整で混ぜられたノイズカードが減ったイメージです。《シーフガール》《アルビダ》あたりがちょっと痛いくらい。

ウィッチ

3_ウィッチ_追加

3_ウィッチ_削除

ウィッチを強くしたいのか弱くしたいのかよく分からないラインナップですが、全体の方向性としては「コンボに関わるカードを増やし、単独でパワーが高いだけのカードを減らした」といった印象を受けます。
土の秘術関連カードも枚数は減らされているものの、強いカードだけに絞ろうとしている気配は感じます。
《フューチャービジョン》《接合》あたりの理不尽に勝つカードと既存の理不尽である《キャル》に《リンクル》を足した感じで勝ちを目指すことになりそう。
《水晶の魔剣士》は割とスーパーカードです。便利。

ちなみにレヴィールストーリー勢で唯一招待状が届かなかった《ヴィンセント》はスタッツバフカード一式の枠がなくて諦められたと予想しています(なんで《大地の活用》入ってるんだ???)。

4_ドラゴン_追加

4_ドラゴン_削除

庭園から逃げるな(自分は逃げます)。

こちらもカードパワーの底上げが図られています。
《水呼び》《助言》《サモナー》《日輪》とディスカ枠が更に増えたため、《プレシオ》は前回より強そうです。
ランプして大型疾走を投げつける基本方針らしきものは《ゼウス》《イランツァ》でより大型化(?)が進んだ形に。《レジー》はランプでも疾走でもある凄いカード。またランプ後に《ゲオルギウス》できるのはかなり偉そう。
あとは《エターナルホエール》が流石に勝ってくれます。使うときはドロソを多く握れると嬉しいです。《パンプキンドラゴン》がおあつらえ向き。
削除カードにはやや強めのカードもありロイヤルよりは痛く感じます。《竜の財宝》はまあ欲しかった。

ネクロマンサー

5_ネクロ_追加

5_ネクロ_削除

※訂正:アイシャは出ます。ミス。ファントムハウルになっているのが正しい画像となります。

前回強かったネクロは追加カードも削除カードも強い。
《エンネア》率いる機械カード一式が削除されます。《デッドメタルスター》だけ残ります。
代わりに《ミルティオ》をはじめとしたパワカ群がずらり。ミルティオは2Pickではエンハンス9運用が強いです。
《トリモン》《デスブリ》等ありますが《ネクロインパルス》が結構偉いなと思っています。
6コスになった《蝿の王》が《ゼベット》を押しのけて入ってきたのにはまあまあ異議を申し立てたいです。

ヴァンパイア

6_ヴァンプ_追加

(《アラガヴィ》が上方修正枠)

6_ヴァンプ_削除

一部のカードがずば抜けて強いヴァンパイアは新たに《ボルテオ》というおもちゃを貰いました。
上方修正された《アラガヴィ》も結構なゲーム破壊力があります。
引き続き豊富なドローソースからこれらや《ヨルムン》《ネレイア》《昏き》等のカードに繋いでいくクラスになりそうです。
《契約の碑文》がかなり強い読みをしています。
削除カードも世代交代といった感じ。《メドゥーサ》は残してほしかった……
《天閉ざす昏き者》に「よく見たら偽物やんけ!」と叫ぶことは無くなりました。

ビショップ

7_ビショップ_追加

(《サレン》が上方修正枠)

7_ビショップ_削除

今回物議を醸しているのはこのクラス。《ラー》と《スカルフェイン》による上振れが全てを蹂躙していきます。
追加カードのパワーは今2Pickで暴れているだけあり流石に一級品(実は《ダーティ》《セト》の他《破邪》とかが無いんですが)。削除カードには受け寄りのカードが多く、全体としてはエルフと同じく攻めの姿勢をプッシュされていると感じます。
《ダーティプリースト》や《カームフェザーフォルク》等が欠けており意外とアミュレットが場に出る数が不足しがちなので、そこは意識してピックする必要がありそうです。

ネメシス

8_ネメシス_追加

(スキン化枠が《リーシェナ》)
(上方修正枠が《オーキス》《次元断》《人形遣いの糸》)

8_ネメシス_削除

前回ちょっとAFに寄せすぎたと感じたのか、AF関連カードを厳選してパワーカードを突っ込むような形になりました。《リーアム》《ベア》も抜けるんだ……とは思いましたが。
AFはむやみやたらに埋めず、《アナライズ》《エンシェント》関係および山札を経由しないカードを多めにピックするのがおすすめです。
AFで上振れて殴りきるか1枚のパワカで押し潰すか、といった戦い方は相変わらず。新たに直接召喚できる《アイシィ》が加わったのは大きいです。

おわりに

オールスター2Pickルムマが始まった後プロリーグをやってプロリーグを見たらもうルムマできる期間がほとんど残っていなくてちょっと悲しいです。

おわり。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?