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【名大URA通信】vol.48「大学が好きで、URAの仕事を探していました!」


[1] 【URAコラム】大学が好きで、URAの仕事を探していました!

末吉彩(すえよし・あや):新潟県出身。一橋大学大学院 商学研究科修士課程修了。博士後期課程在学中に、新潟県庁 イノベーター育成臨床研修コース運営に携わる。2024年4月、名古屋大学スタートアップ推進室URAとして着任。趣味はミュージカル観劇で、名古屋に来てから月3~5回ペースで楽しんでいる。「東京にも大阪にも遠征しやすくて、名古屋は便利です!」

ー着任2か月でのURAコラム登場は、最短記録です! 経歴を教えてください。

ー(末吉)地元の大学から3年次編入で東北大に移り、一橋大学の商学研究科に進学しました。専門は経営学でエンタメ研究をしていましたが、後期課程に進学したタイミングでコロナ禍になり研究が難しくなったんです。それで少し働いてみようかと、新潟県庁の研修医向けプログラムの事務局の仕事を始めました。

ーそれはどんなプログラムだったんですか?

ー(末吉)研修医を対象としたMBAプログラムで、リーダーシップやマネジメントスキルをPBL(課題解決型学習)で学ぶ、新潟県独自の2年間の講座です。県庁内のチームの一員として、企画や広報などを担当していました。

ーそこで仕事に目覚めた?

ー(末吉)はい(笑)、1人で研究するよりも、チームで新しいことを企画する方が自分に向いている! と気づきました。一方で大学も好きで、学んできたマーケティングの知識を活かして研究を社会に出す仕事がしたくて、URAの仕事を探していました。

ーお! 若い人にもURAという職業が知られるようになりましたか!

ー(末吉)実は他にも応募したんですが、地方の大学ではURA組織が小さいこともあって、私のような未熟なキャリアでは採用に至らず…。私のキャリアとピッタリ合ったのが、名大のスタートアップ推進室でした。名大は規模が大きくてURAの人数も多いので、私のような者を受け入れる余裕があったのかなと思います。実際に着任して、いろんな背景を持つURAが幅広い仕事をしていることに驚いています! 

Idea Stoaのガーメントプリンターで学生が作ったユニフォーム。
手帳やノートは手書き派。今年の手帳はタカラヅカ♪

ーご縁があって良かったです~。今は主にどんな仕事を担当していますか?

ー(末吉)Idea Stoa(イデア  ストア)のプロジェクトプラットフォーム「実験」の企画を主に担当しています。学生の好奇心や違和感を起点にした面白い活動を支援する枠組みで、私は学生の「こんなことをやりたい」という思いを深堀りしながら、プロジェクトの形まで育てるプロセスの支援をしています。実は大学院生のときから学部生の卒論指導をするのが好きだったので、すごく楽しく仕事しています。

ー今後は、どんな仕事をしてみたいですか?

ー(末吉)まずは社会人としての仕事のやり方をきちんと身につけることが先ですが、ゆくゆくは著作権の勉強などもしてみたいと思っています。院生時代に研究していたエンタメ業界は著作権意識が低くて、いろいろな問題が起きているので。

ーアントレプレナーシップ教育だけでなく、知財業務にも携われるといいですね。名大の学術研究・産学官連携推進本部ならそれができるかも。この場所でいろんな経験をしてください!

[2] 「令和7年度科研費公募説明会」開催

令和7(2025)年度科学研究費助成事業への応募に向けて、科研費の制度や変更点につき説明を行うほか、日本学術振興会学術システム研究センターのプログラムオフィサー(PO)も務める研究者から、科研費の動向や応募の対策などをご紹介いただきます。東海国立大学機構として、名大・岐大合同のウェビナー方式で実施いたします。(追って、動画配信も予定しています)
・日時:2024年7月1日(月)14:00 ~ 15:15 *オンライン
・プログラム:
 ・「科研費の概要及び令和7年度公募について」
          名古屋大学 研究協力部 研究事業課 外部資金グループ第一
                                主任 石川 しほみ
 ・「最近の科研費の動向と申請書の書き方のコツ」
   名古屋大学 理学研究科 教授
    / JSPS 学術システム研究センター 主任研究員 宮崎 州正
 ・「研究費等の適正な使用及び公正な研究活動について」
   東海国立大学機構 研究戦略部 研究安全管理課課長 林 正康
・詳細・申込:https://www.aip.nagoya-u.ac.jp/event/22106.html

[3] ★TOIC名古屋サイト コワーキングエリア会員募集中★

産学融合オープンイノベーション拠点 Tokai Open Innovation Complex(TOIC)名古屋サイトがオープンしました。本サイトには産学官連携や起業を志向する方のためのコワーキングエリアが設置されています。ご利用には会員登録が必要ですが、東海国立大学機構所属の職員・学生は無料で入会いただけます。事前に会員登録の上、ぜひご利用ください。
・コワーキングエリアオープン時間:原則として、平日10:00~18:00
・事前会員登録:こちらで会員制度をご確認の上、「登録フォーム」からお申込みください。
*プレゼンエリアでのイベント開催やミーティングルーム使用は有料です。

[4] T-GEx International Symposium 2024-Nurturing World-Class Researchers- 開催

東海国立大学機構では、大学院教育からPI育成までシームレスに若手研究者を育成・支援する総合パッケージを構築しています。今回、T-GExと高等研究院が共催で「世界で活躍できる若手研究者の育成」を主題とした国際シンポジウムを開催することになりました。著名な海外の先生お二人をお招きし、講演、ディスカッション、交流会を設定して、世界で活躍できるようになるためのエッセンスを考え、理解を深めます。是非、ご参加ください。
・日時:2024年6月6日(木)13:30~17:45 *オンサイト(英語)
・対象:東海国立大学機構の若手研究者が主な対象ですが、研究者を目指す学生、教職員も参加可能です(分野は問わず)。
・詳細・申込:https://www.t-gex.nagoya-u.ac.jp/event/2877.html

[5] 研究アウトリーチをお手伝いします!~希望調査実施中~

学術産連本部では、研究成果・活動の公表や市民対話を目的としたアウトリーチ支援をおこなっています。イベントやオンラインコンテンツの発信など、ご相談しながら企画を進めます。特に大型研究資金を獲得している先生方は、中間評価等の対象になることがありますので、ぜひご検討ください。
・申請書受付期間:2024年6月17日(月)まで
・詳細・申込:https://www.aip.nagoya-u.ac.jp/academic-research/outreach
・参考動画 :2024年4月24日学術研究・産学官連携セミナー「「アウトリーチ」も学術産連本部にご相談ください!」(機構内限定)

[6] 学術産連セミナー「東海国立大学機構ベンチャー・キャピタルの設立について」

東海国立大学機構では、新たにベンチャーキャピタルを設立してファンドを組成し、リスクマネーの供給を開始する予定です。起業後の成長をより加速させるためのスタートアップ支援施策の概要を紹介します。
・日時:2024年6月19日(水)8:45~9:15 *オンライン
・話題提供:藤川 公平(スタートアップ推進室 URA)
・対象:東海国立大学機構の教職員
・詳細・申込:https://www.aip.nagoya-u.ac.jp/headquarters/seminar

[7] Tongali「ビジコン聴講者募集」と「アイデア創出ワークショップ」

■ビジネスプランコンテスト ★聴講者募集★
予選、準決勝 ~セミファイナル~を勝ち抜いたチームがビジネスプランを競います。研究シーズに基づくプランやアイデアベースのプランなど、事業化を目指す学生発のビジネスプランに興味がある方、新しい何かを始めるきっかけをお探しの方、熱意ある学生を応援したい方など、大歓迎です。観覧者の皆さまによるオーディエンス投票もありますので、ぜひお越しください。
日時:2024年6月15日(土)12:30~19:00
・会場:千種文化小劇場(名古屋市千種区千種3丁目6-10)
・対象:どなたでも聴講可
・申込・詳細:https://tongali.net/events/biz-contest2024/ 6/13〆切
※ 定員に達し次第、申し込み受付を締め切り、学生優先の調整を行います。

■東南アジアの社会課題解決アイデア創出ワークショップ
国連の持続可能な開発目標(UN-SDGs)に関連するテーマを中心とする社会課題からビジネスアイデアを考えだす、基本的なプロセスを実際に体験します。この研修後、選抜チーム(ワークショップの中でチーム形成をします)は、アイデアを実際にインドネシアで検証するチャンスを準備しています!
日時:2024年6月29日(土)・30日(日)いずれも10:00~16:00
・講師:Robin Oh 氏(Senior Trainer, Reactor School Training Team, Singapore)
・会場:ナゴヤイノベーターズガレージ ANNEX
(名古屋市中区栄3-18-1 ナディアパーク 3F)
・対象:東海地区の大学生および大学院生
・詳細・申込:https://tongali.net/events/school2024-social/ 6/24〆切

[8] PI育成セミナー ★大好評企画2件開催★

■若手研究者のための科研費攻略セミナー2024
科研費申請シーズンとなりました。昨年度の科研費公募要領都の変更点は?申請内容が審査員に伝わりやすい申請書とは?申請時に見落としがちな点とは?など、申請する際に、押さえておくべき基本的なポイントについてお話いたします。
昨年度、「科研費攻略セミナー」に参加された方も、申請書作成のポイントを再確認するよい機会となりますので、是非ご参加ください!!(特に、初心者の方は是非ご参加ください)
・日時:2024年6月18日(火)14:00~15:00 *オンライン
・講師:渡邊真由美(名古屋大学 学術研究・産学官連携推進本部 URA)
・対象:東海国立大学機構の若手研究者が主な対象ですが、学部生、大学院生、教職員であれば参加可能です。T-GExアソシエートも参加可能です。
・詳細・申込:https://www.aip.nagoya-u.ac.jp/event/21806.html

■今すぐ使える資料デザインの法則と技術
プレゼン資料や申請書、レポートなど、我々は、人目に触れるさまざまな資料を日々作っています。一方で、資料に対する意識の高まりから、こうした資料では「見た目も」重視されるようになってきました。本セミナーでは、読みやすく、見やすく、見栄えのよい資料を効率的に作るためのデザインの法則と技術を紹介します。
日時:2024年7月16日(火)14:00~15:30 *オンライン
・講師:高橋佑磨(千葉大学 大学院理学研究科 生物学研究部門 准教授、
        伝わるデザイン:研究発表のユニバーサルデザイン主宰)
・対象:東海国立大学機構の若手研究者が主な対象ですが、学部生、大学院生、教職員であれば参加可能です。T-GExのアソシエートも参加可能です。
・詳細・申込:https://www.aip.nagoya-u.ac.jp/event/21807.html

[9] 名大発アカデミックフラッシュ 第35報

若手研究者による若手研究者のための「アカデミックフラッシュ」第35弾!
日時:2024年6月26日(水) 12:00~13:00 *オンライン
・発表:名古屋大学 大学院生命農学研究科・三高 雄希 助教
名古屋大学 大学院人文学研究科・井上 隼多 助教
名古屋大学 学際統合物質科学研究機構・森 達哉 特任助教
・対象:東海国立大学機構の若手研究者が主な対象ですが、学部生、大学院生、教職員であれば参加可能です。
・詳細・申込:https://www.aip.nagoya-u.ac.jp/event/21931.html

[10] 名大研究フロントライン|最新研究がよくわかる♪

■プレスリリース連動 最新研究がもっとよくわかる!シリーズ

・理学研究科 林優紀 助教

・工学研究科 松山智至 教授/井上陽登 助教

・トランスフォーマティブ生命分子研究所 水多陽子 助教

・環境学研究科 角皆潤 教授

最後までお目通しいただきまして、ありがとうございました!
■発 行:名古屋大学 学術研究・産学官連携推進本部
■問合せ:企画・プロジェクト推進部門   
■メール:outreach@aip.nagoya-u.ac.jp  電話:(747)6527

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