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名古屋大学 研究フロントライン

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ポッドキャスト番組「名古屋大学 研究フロントライン」をテキストでお届けします♪ 名古屋大学の最近の研究の話題を、週に1回、柔らかめのトーンで紹介しています。
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2022年10月の記事一覧

72. 留学にまつわる困りごと、何でも相談して!|スネート・カンピラバーブ准教授

国際色豊かな名大ですが、その中でも特に多くの国から学生や教員が集まるのが、大学院国際開発研究科(Graduate School of International Development)、GSIDです。 ここで、留学生担当として、GSIDの留学生を献身的にサポートしているのが、スネート・カンピラバーブ准教授です。 国際広報室のエドさん&松下さんとスネートさんを訪ね、留学生支援の活動と、その活動の背景にあるご研究について、お話を伺いました。 ↓ポッドキャストでお聞きくださ

75. 名大生開発の組み立ておもちゃ「TEGUMII(テグミー)」がアツイ!

名古屋大学には、約1万人の学部生と約6千人の大学院生が在学していて、知識やスキルを活かした起業の動きも盛んです。2021年8月に、株式会社エドギフトを立ち上げた村松美穂さんと越川光さんも、そんな名大卒業生&名大生です。 エドギフトのミッションは、自ら考え試行錯誤し、ワクワクを世の中に生み出す「創る人」を育むこと。大好きな工作で幼い頃から試行錯誤をたっぷり経験してきたお二人が、その喜びやパワーを今の子ども達にも伝えたい!という激アツな想いで活動しています。 ボードゲームを活

74. 見たことないような植物を、みんなの生活に届けたい|白武勝裕准教授

カラフルで見た目に楽しいトマト、フルーツのように甘いトマト。一昔前には見たことのなかったような野菜や果物がスーパーに並ぶようになりました。 「我々は、単に栄養素を摂るためだけに作物を選んでいるのではなくて、生活を豊かにするために野菜を食べたり花を見たりしているんですね。」 そう話すのは、農学部の白武勝裕准教授。ゲノム編集技術を使い、トップ画像のようなひょうたん型のトマトや、糖度の高いトマトを開発に成功してきました。白武准教授が取り組む「生活を豊かにするために植物をデザイン

73. 川の健康のバロメーター「硝酸」。雨でなぜ増える?

こんにちは。経済学研究科修士2年の堀内愛歩です。 最近は、台風が日本に上陸したり、梅雨明けが速報値より一か月ほど遅くなったりと、雨に関するニュースが多いですね。 今回は、森と雨に関する研究を紹介します。 森に雨が降ると、森の土から川へ、実にさまざまな成分が流れ込みます。カルシウムやマグネシウム、窒素などなど…。特に窒素は、生物にとって非常に重要で、アミノ酸やタンパク質、核酸塩基など、私たちの体の中にももちろん、あらゆるところに含まれています。 地上での窒素は、さまざまな